仕事術 仕事術自体が変わってきた | 特選街情報 NX-Station Blog

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今日の仕事術は、禅問答のようですが 仕事術 仕事術自体が変わってきたをお届けします。

 

特に頭脳労働についての仕事の仕方が変わってきています。
頭脳労働においては、教科書になるような知見がまとまったものが存在しなくなっています。マーケティングの手法、思考についても基本的なものはありますが社会構造の変化、インターネットや情報機器の発達でかわってきました。アンケートの取り方も広告の出し方も変わりました。電車内ではスマホをみるようになったことで、雑誌・新聞が売れなくなり、車内を見る人が減り列車内の扉や中釣り広告も効果が少ないため出稿が減っています。列車のラッピング広告や駅ジャック広告のように話題をねらうものはまだ残っていますが、これはメディアで取り上げられることやツイッターなどの口コミの活用、自社内での成果としての発表がしやすいという側面もあると思います。新聞の激減で折り込みチラシが減り、求人、特にアルバイトの募集の仕方も変わりました。
こうした変化でネットやアプリの活用によって瞬時に効果が測定可能になりました。今までは間接的にアンケートなどで「広告を見ましたか?」ときいたり、ポイントシールなどで販促との一石二鳥を狙って「どれくらい買いましたか?」といったことを収集していました。アナログ的な手法での欠点は、調査の範囲やサンプルが十分に取れないこと、景品狙いでバイアスがかかることがあります。
 
価格決定について資料を集めるために、「幾らなら買いますか?」といった無駄な質問をしていました。現在は自動的に価格を変動させるシステムを利用するケースが増えてきました。有名なのは航空券で、利益を最大化、損失を回避するために随時価格を変更するようになりました。物に関しても、価格を上下させる施策を行うようになっており、タイムセールや数量限定である程度のボリュームを売り、平常時には価格を維持するようになっています。組み合わせの提案や合わせ外の割引などもできるようになっています。
 
顧客にはアプリで買い物のお得情報を見れるようにして、販売側はどのような情報が見られたか、そのあとの行動として位置情報や購入情報をもとに分析するといったことができていないといつまでも現場からの報告と勘に頼った経営をしなければなりません。データを集計できていれば、次のアクションについて検討する会議も不要で、機械的に実行していけばよく、自動発注をするようなことも在庫量の調整のためのセールの実施も可能です。
 
定型的な業務が減り、自動化されていない新しい業務、突発的な対応を人が検討・判断しながら行わなければならない部分がある業務のみが残るようになっています。定型業務がなくなることで、先輩に教わってできるようになるといった仕事の覚え方自体がどんどん減っていきます。教えるのならベテランの動作をコンピュータに教えて自動処理させようということです。
 
あえて仕事術とするなら、これからは課題抽出、ゴール設定と効果測定、処理の自動化です。検討資料作りやマニュアルに力を入れるより、予算(許される損失)の範囲でミニマムで実施して、利益を見込めるなら相応のスケールで次は実行するだけです。
 
仕事術 仕事術自体が変わってきた でした。