2016年発売のNEC VersaPro Ultralite VG-NモデルのSSDが標準で128GBと窮屈になってきたので大容量480GB M.2 SSDへ換装しました。
この機種で利用可能なSSDはM.2 SSD 2280のSATA接続のものです。トランセンド社のTranscend MTS820S SATA 3 6Gbb/s M.2 SSDモジュールを使用しました。
このパソコンの概要としては、13.3型ワイドTFTカラー液晶 高解像度 WQHD：2,560×1,440ドット 第5世代 インテル Core i5 5200U 搭載の国内メーカー製 ビジネスモデルPCです。
NEC VersaPro UltraLite VK22T/GG-N (PC-VK22TGGDN)の初期搭載OSは Windows 7 Pro 32bit、Windows 10 Pro 64bitもインストール可能です。
無線LAN・Bluetooth 4.0/ Webカメラ・USB 3.0 内蔵とＯＡで必要とされるスペックは一通り満たしており、特に高解像度の液晶パネルでExcelなどの大きな表の取り扱い時に快適です。
CPU：Intel Core i5 5200U 2.2GHz(2コア4スレッド TB時2.7GHz) メモリ：LPDDR3 4GB(オンボード固定) HDD / ストレージ：SSD 128GB / 無線LAN Intel Dual Band Wireless-AC 7265 802.11 a/b/g/n/ac Wi-Fi準拠
NEC VersaPro UltraLite タイプVG
https://support.nec-lavie.jp/e-manual/m/nx/vp/201510/html/vk22tggn.html
旧URL http://121ware.com/e-manual/m/nx/vp/201510/html/vk22tggn.html
ベース型番等 VK22T/GG-N (PC-VK22TGGDN)
■VK22T/GGの仕様
https://www.bizpc.nec.co.jp/bangai/pcseek/cgi-bin/cpu_base.pl?BASE=VK22TGG-N&SALE_KBN=
旧URL http://www.bizpc.nec.co.jp/bangai/pcseek/cgi-bin/cpu_base.pl?BASE=VK22TGG-N&SALE_KBN=
http://121ware.com/psp/PA121/BUSINESS/CRM/s/WEBLIB_NECS_PRO.PRODUCT_ID.FieldFormula.IScript_Prod_Spec_Summary?prodId=VK22T/GG-N
ベースモデル VK22T/GG-N
形状／タイプ タイプVG UltraLite
希望小売価格 (税別) \333,000～
本体(突起部除く) 319(W)×212(D)×16.9(H)mm
質量 本体 約779g(リチウムポリマーバッテリ(M) 搭載時)
SSD内リカバリ領域で約10GB確保されているので実際に利用できる空き容量は結構少ないです。ちなみにWindows 10 Proのシステム関連で約50GB使っています。Officeをフルインストールしているとほとんど空きがありません。モバイルで使うのである程度はローカルに入れておかないと乗り物の中で使いにくいです。
重要・注意事項：分解はメーカー保証外となる行為で、作業にはPCの故障、破損、作業時のけがなど思わぬ事故につながります。この記事を見て作業しても責任を持てません。ロット差などで状態が異なることもあります。作業は自己責任で行ってください。
電源をオフにしてから、底面側のネジを外します。バッテリー内蔵タイプなので、基盤には触れないように作業します。
VersaPro Ultralite 分解の際の注意点ですがネジは緩み防止の固着剤が添付されていて、初回はかなり固いので、ネジ山ときちんと合うドライバーを使って慎重かつ均一に力を加えて回します。ネジは、各所で長さが違うので、組み戻す際に元通りにねじ止めできるようにきちんと整理しておきます。
底面パネルを外し終えました。ネジを外した後、PC裏蓋はかなり薄いのでゆがまないようにを取り外しました。
VersaPro Ultralite VG-Nの分解写真です。手前側の黒いシールに覆われている部分はバッテリーです。右上の丸い形のCPUファン、上部中央がCPUです。銅製のヒートパイプとCPUファンで背面の通風孔から廃熱する構造です。CPUファンのすぐ近くの細長い基盤がM.2 SSDです。
標準でついているM2 SSDはSAMSUNG ELECTRONICS MZ-NLN1280 という製品でP/N:MZNLN128HCGR-000L1、DC 3.3V、1.7Aです。Lenovoの部品番号もラベルには印刷されていて、Lenovo PN SSD0E97938、Lenovo FRU 00JT008、Capacity 128GBでした。
ネジ1本とスロットへの差し込みで固定されていますので、ねじを外してM.2 SSDモジュールをとりはずしました。
記念に新旧のM2 SSDを並べて撮影しました。下が新たに取り付けるTranscend MTS820Sです。型番はTS480GMT820S、3.3V、1.5Aと容量が増えて少し定格電流が減っているので省電力化も期待できます。
Transcend MTS820Sのラベル面側の写真です。さすがの大容量、チップが密着して実装されていました。
Trancend TS480GMTS820Sは裏面もみっちりチップが載っていました。SAMSUNG MZ-NLN1280は片面実装でしたので、若干M.2 SSDのモジュールの厚みが増えましたが、無事に取り付けできました。
SSD換装後にはまずBIOSで認識されていることを確認しました。NEC VersaPro VG-Nは今までWindows 10 Proで稼働していましたが、SSD間のシステム移行はせずに、Windows 10のIOSイメージを書き込んだUSBメモリを使ってクリーンインストールを行いいました。
VersaPro Ultralite Windows 10のインストールを終えて、無事に起動しました。
NEC VersaPro VG-N PC-VK22TGGDNのM.2 SSDの換装作業とOSインストール作業が終わりました