企業会計、品質検査の無資格実施など不正の類はニュースに事欠かない近頃、情報がオープンになったのがここ最近というだけで何十年と継続されていたのですから、日本のものづくりの伝統といってもよいでしょう。つまり、社内政治が重要で、トップが行っていることは常に正しく、上役のいうことにYes!と答えてればよいということで、そのあと入社した社員は何の疑問も持たずに従っていたということになります。
そういう不正が日常化しているのでやめることができません。
こうして問題が大事になると出てくる言葉に、「ピンチはチャンス」、「ピンチをチャンスに変える」と言い出す経営者が出てきます。自分の責任を放棄して、外圧を利用して変化させようという姑息な言葉です。ピンチはチャンスじゃないんです。経営者としてそれまで上り詰めてきた人であれば一緒)に責任を取るべきで、その一派ではだめなので全て体制を一新させるしか解決の方法はありません。多くの場合、中立派にバトンを渡して、ほとぼりが冷めれば元の派閥に戻るのでしょう。
某自動車メーカーの販売店はこれを機にリニューアル工事をしたりと動きとしてはピンチをチャンスの流れになっています。排除という言葉を使うとあれなので、法令順守という体裁を取りながら社内のライバルを一掃しようとしているのでしょう。
ピンチにならないようにするのが本来の仕事術です。ピンチをチャンスに変えるには危機を脱すためのエネルギーに加えて持ち直さて、成長軌道に乗せるためにはより大きなエネルギーが必要です。無名の人は心機一転、新しいことを始める方がマイナスからのリスタートより、ゼロからのスタートになってよいでしょう。
ピンチにならないようにする仕事術
・法律違反、ルール違反はしない
・社会通念上問題になること、問題になりそうなこともしない
・嘘をつかない
・そのほか弱点として指摘されそうなことをしない
・不要な記録を残さない
・余計なことを言わない
・プラスの方向のコミュニケーションを常にとる
・悪化の兆候を早く見つける。
・悪化傾向のものは切り離す。
以上、仕事術 ピンチはチャンスじゃない!!でした。