ファンレス グラボに交換 NVIDIA GeForce GT710 | 特選街情報 NX-Station Blog

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このところ寒暖の差が大きく暑いときにはPCの温度も急上昇しています。冷却用の空冷ファンの劣化から今まで使っていたGeForce GT520の温度が100℃ほどまで上昇し、デバイスのブレーカーが働いて画面がブラックアウトすることが度々発生していました。この不具合が起きると、リモートデスクトップでシャットダウンして冷やしてから再起動するという手間がかかっていました。

 

※温度は、MSI Afterburnerで確認

 

 

そこで解決策として、省電力・温度制御に優れたMSI NVIDIA GeForce GT710搭載 GDDR3 2GB グラフィックスボード VD5931 GT710 2GD3H LPへ交換することにしたのでした。ロープロファイルのボードサイズが小さ目の製品しか装着できないスリムPCケースを使用しているので最新のグラボはもともと積めません。PC用途としては、常時稼働でハイパフォーマンスを求めるというよりは安定稼働なので、同じGT710を搭載している中から、一般的に故障しやすいファンが無い方が望ましいと考えて製品選定しました。

元がGT520だったので、GT710 か GT730を候補としていましたが、GT730だとファンが必要みたいなのでやめておきました。メモリは1GBと2GB搭載の製品がありましたが、価格差が小さいので2GBをチョイスしました。

 

 

MSI NVIDIA GeForce GT710搭載 GDDR3 2GB グラフィックスボード.../MSI COMPUTER
¥価格はWebで
Amazon.co.jp

 




【製品特長】
・10年間の耐用年数を誇る固体コンデンサを採用
・1スロットヒートシンク搭載ファンレス 設計、ロープロファイル対応
・ノイズフリー設計
・オーバークロックユーティリティの Afterburner にも対応


【製品スペック】 ※GT 710 2GD3H LPのもの

搭載GPU

・NVIDIA GeForce GT710

 

Interface

 

・PCI Express 2.0

 

Core/Memory
・954 MHz Core
・2048MB DDR3 1600 MHz

 


Video Output Function
・Dual-link DVI-D x 1
・HDMI x 1 (Version 1.4a)
・D-Sub x 1

 

DVI出力端子
 Dual-link DVI-D x 1
 Max Resolution: 2560 x 1600 @60 Hz
 
HDMI出力端子
 1 (version 1.4a)
 Max Resolution: 4096x2160 @24 Hz

 


DirectX対応バージョン
 12 API (feature level 11_0)

 

OpenGL対応バージョン
 4.5

 

 

最大同時出力画面数
 2

 

 

 

【製品情報】
・ビデオメモリ 2GB DDR3メモリ搭載
GT 710 2GD3H LP
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-2GD3H-LP/support
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-card/GT-710-2GD3H-LP
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-2GD3H-LP.html
旧URL http://jp.msi.com/product/graphics-card/GT-710-2GD3H-LP.html#hero-overview
 
・ビデオメモリ 1GB DDR3メモリ搭載
GT 710 1GD3H LP
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-1GD3H-LP/support
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-card/GT-710-1GD3H-LP
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-1GD3H-LP.html
旧URL http://jp.msi.com/product/graphics-card/GT-710-1GD3H-LP.html#hero-overview
 
・ビデオメモリ 1GB DDR3メモリ搭載 ショート基板モデル
GT 710 1GD3H LPV1
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-1GD3H-LPV1/support
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-card/GT-710-1GD3H-LPV1
旧URL https://jp.msi.com/Graphics-Card/GT-710-1GD3H-LPV1.html
旧URL http://jp.msi.com/product/graphics-card/GT-710-1GD3H-LPV1.html#hero-overview

 

 

 


MSI NVIDIA GeForce GT710搭載 2GD3H LP

 

 

Micro- StarInternational Co. Ltd.(MSI)のパッケージ、国内流通品を購入したので日本の代理店の株式会社アスクの保証書が添付されています。

 

 



MSI NVIDIA GeForce GT710搭載 2GD3H LP

 

 

パッケージの裏側には製品についての情報がメインは英語で、そのほかは右側に各国語で列挙されています。

 

 

改めて製品について要約しておくと、NVIDIAの最新エントリーGPU GeForce GT 710を採用したグラフィックスカードです。192ユニットのCUDAコア、64bitメモリインターフェースを搭載したKeplerアーキテクチャのGK208コアを採用しています。そのTDP(熱設計電力)は19Wと超低消費電力、補助電源を必要としないばかりか、ファンレスでの動作を実現しています。また、Windows 10で採用されたDirectX 12も標準サポートします。

 



MSI GT710 2GD3H LP 開封

 

フルサイズブラケットが装着された状態です。赤いコネクターカバーが目立ちます。

 



MSI GT710 2GD3H LP ボードと付属ブラケット

 

ロープロファイルブラケット2枚が添付されているので、標準のフルサイズブラケットと交換して使うことにします。

 



MSI GT710 2GD3H LP ボードの裏

 

基板の裏側です。おそらく外すことはないですがヒートシンクが4本のネジで止めてあるのが分かります。

 

 

 



MSI GT710 2GD3H LP PCI-Express x16

 

 

 

PCI Express 2.0 対応で、接続はx16サイズです。

 



MSI GT710 2GD3H LP 搭載ポート

 

上から、VGA、HDMI、DVIです。このうち、VGAは基板上にコネクタが固定されていないです。

 



LPブラケットに付替え

 

フルサイズブラケットに止めていたネジを外して、ロープロファイルブラケットに取り付けます。LPブラケットの1つはHDMI、DVI、もう1つはVGAですのでこのような形になります。

 

 



PCにグラボ搭載

 

 

PCケースを開けて、交換前のグラボを外して新しいグラボを取り付けます。

 

上の写真は交換を終えて新グラボの取り付け後です。



PC背面パネル

 

このような形でスロット2枚分を使用して、映像出力ポートの配置ができました。私はめったにVGAを使わなくなりましたが、まだまた従来からある液晶モニターやプロジェクターなどでは使用されているので需要があると思います。

 



3674 GT520とGT710の比較

NVIDIA GeForce GT520(左側の赤基板)とNVIDIA GeForce GT710(右側の黒基板)の比較写真です。基板サイズが少し短くなり、PCケース内に余裕ができました。

Windows 7 エクスペリアインデックスによるベンチマークの比較も載せておきます。

 

GT520のWindows 7 エクスペリエンス インデックス スコア

 

GT520のWindows 7 エクスペリエンス インデックス スコア

 

GT710のwindows 7 エクスペリエンス インデックス スコア

GT710のWindows 7 エクスペリエンス インデックス スコア

スコアが5.1に上がりました。

 

 

体感速度は変わりませんが、温度はかなり下がりました。同じように使っても60℃くらいまでで抑えられています。旧グラボの不調やファン故障が起きたら新しいグラボに交換するのが手っ取り早いですね。