消費低迷 原因はどこに | 特選街情報 NX-Station Blog

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マーケティングの基本として、商品を売るために市場調査や宣伝についての活動があげられます。その中に自社製品が売れない理由を探したり、もっと売るための宣伝方法を考えたりします。そもそもマーケティングはそのような活動と考えている人が多いと思います。今日はもうちょっと大きな視点で、消費低迷の原因はどこにあるのか、考えることにします。


高度経済成長期の記憶、当時造られた映画やドラマでは車や家電製品、海外旅行が人生一大の晴れ舞台的に欲しいものとして登場していました。購入する本人も家族も盛り上がっていて、購入意欲(モチベーション)が極めて高かったことが描かれています。当時のニュース映像の記録でもボーナス支給後にセールに人だかりができている様子があります。


現在は、どこか冷めた感じがあります。熱い購買意欲は新iPhoneの発売で行列するような光景に限られています。消費者が冷めているのは魅力的な商品がないからなのでしょうか。可処分所得が増えていないからでしょうか。スマホに替えず、ガラケーのままの消費者からヒントがあるかもしれません。

消費低迷 原因の根底には購買意欲、生活意欲の低下があるのではないかと思います。ガツガツと頑張らなくてもそれなりに満足した生活がおくれています。食べるために無理に競争する必要もないです。意欲低下を感じたことの理由はいくつかありますが、消費税増税前の駆け込みや下取りキャンペーンでスーツの消費が拡大したのも、どちらかというと消極的理由です。日銀が経済政策を頑張ろうが、春闘で給料のベースアップがあろうが個人消費には影響が少ないように思います。


今、いわゆる三種の神器のように欲しいものがあげられますか? 政府も民間も景気対策、商売繁盛にはもっとライフスタイルがこう変わっていくといういう具体的な見通し、計画を示す必要があります。例えば、人生1回は宇宙旅行に行ける、通勤通学が不要でいつでもどこでもできることが増える、ビジネスパーソンだけではない社会活動への貢献方法、そういったことです。

消費低迷の打開には個人消費に革命的変化が必要です。そのためには劇的なライフスタイルの変化が伴います。