3月1日に森ビルにより「虎ノ門ヒルズ」の上棟式が行われました。環状２号線Ⅲ街区プロジェクト(環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区(虎ノ門街区) )の複合高層ビルの名称はこの日「虎ノ門ヒルズ」に決定したと正式に発表されました。虎ノ門ヒルズは高さ２４７メートル、地上５２階建ての複合高層ビルで現在整備が続いている環状２号線の真上に建つことになります。
＜虎ノ門ヒルズ＞
写真左は愛宕グリーンヒルズプラザ、中央のクレーンのある建設中のビルが「虎ノ門ヒルズ」、右は東京慈恵医大病院です。
複合高層ビルの内訳としては商業施設階(ホール、カフェ、飲食店、コンビニなど 1～3階)、オフィス階(4～35階)、構造切替階(36階)、住宅階(37～46階)、ホテル階(47～52階)として利用されることになっています。外国企業誘致プロジェクトを実施する国際戦略総合特別区域「アジアヘッドクォーター特区」に位置していることから、グローバルな人々が集う街をコンセプトに国際競争力向上を目指しており多国籍企業、外資系企業の誘致が進められています。
37階～46階に位置する総戸数172戸の住宅は、東京タワーやレインボーブリッジ、スカイツリーや皇居の緑など、全ての住戸から東京都心の魅力的な眺望が楽しむことができるように設計されており、上層階のホテル「アンダーズ 東京」と連携しホテルサービスが利用できます。エントランスやラウンジなど共用部のインテリアデザインを、ニューヨークを拠点に活動している世界的に有名なデザイナー トニー・チー氏が手掛けています。同様のサービスは六本木ヒルズ レジデンス、アークヒルズ 仙石山レジデンスでも行われており、セレブな人たちに支持されることでしょう。分譲価格は数億円になると予想します。
＜虎ノ門ヒルズ 地図と完成イメージ＞
事業名称：環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区
所在地 ：東京都港区虎ノ門一丁目26番他
敷地面積：17,069m2
建築面積：9,391m2
延床面積：244,360m2
階 数 ：地下5階、地上52階、塔屋1階
用 途 ：事務所、住宅、ホテル、店舗、カンファレンス、駐車場
建物高さ：地上247m（最高高さ255.5m）
構 造 ：S造（一部SRC造、RC造）
事業施行者：東京都
特定建築者：森ビル株式会社
設計者 ：株式会社日本設計
工事施工者：株式会社大林組
竣 工 ：2014年（予定）
参考データ：
森ビル株式会社 2013年03月01日ニュースリリース
「環状二号線III街区プロジェクト」、名称を「虎ノ門ヒルズ」に決定
旧URL http://www.mori.co.jp/company/press/release/2013/03/20130301150000002593.html
2014年開業に向けて本日上棟、国際新都心形成を強力に推進