レノボ IdeaPad Tablet A1のレビューをします。タブレット端末のよさは電車での移動中やちょっとした待ち時間に使ってこそだと思いますので、外出先で使って評価しました。今回は「外での実力」とタイトルに付けました。
今回のレビューには、ネット環境として無線LAN接続でNEC Aterm WM3500Rを介してWiMAXでインターネットへ接続しています。評価場所は東京都内、東京タワー、芝公園エリアになります。IdeaPad Tablet A1の設定は基本デフォルトにしていますが、画面の明るさは手動で最大にしています。
手始めに、インターネットに接続して、Google検索から、当ブログの「IdeaPad Tablet A1が届きました 」記事を表示させてみました。アメブロの携帯電話・スマホのデザインのページになります。
屋外(高層ビルの合間)での利用では、光沢ありの画面には当然のように映りこみがあるものの可読性には問題ないレベルで使うことができました。手持ちの場合には読んでいる行に合わせて自分で見る角度を調整できますので、写真よりも実際に目視したときの方がよく見える印象です。
次にIdeaPad Tablet A1を水平において、斜めから視認できるかを試しました。
光沢ありの画面は反射で映りこみがあるので何人かで画面を覗き込むような使い方には向かないと感じました。外で他人に覗かれなくてよいと考えれば利点ですけど。
デスクトップの表示も同様で、屋外では知っている人が見ればAndroidを使っているなということが分かる程度です。
光沢液晶は見易さを考えると手持ちで使うに限るなというのが私の感想です。その点でIdeaPad Tablet A1は7型ということで、片手でハンドリング可能なサイズです。400グラムと軽量なので腕も疲れずに持ちながら歩くことが可能でした。
レビューしたIdeaPad Tablet A1はブラックで、高級感のあるピアノブラック調の背面がとてもよい感じです。ここでインターフェース周りを見ておこうと思います。
本体上部には電源ボタンとヘッドフォンジャック、内蔵マイクがあります。電源ボタンは左右押し分けができそうなプッシュ感がありました。まだ試してみていませんが対応アプリでは活用できるかもしれません。Lenovoロゴのoの隣にはインカメラ(30万画素)があります。Webカメラ用途、ビデオチャットなどに利用できます。
右サイドには、ロックスイッチ、音量(±)ボタンがあります。それぞれプラスとマイナスの表示の部分が突起していて軽く触るだけで変更可能です。縦横を変えようと持ち替えているときに触ってしまって音が大きくなってびっくりしましたけれどさほど問題ではなかったです。
左サイドは特に何もインターフェースはなしです。(写真は省略します)
最後に本体下部のインターフェースです。Android機に搭載されている基本ボタン(戻るボタンなど)は表にタッチ式であります。触れるとLEDバックライトが光ってマークが表示されるようになっています。
側面には左からmicroSDメモリカードスロット、ミニUSBポート(充電・通信兼用)、通電LED、スピーカーが配置されています。メモリカードスロットのキャップは手で開けることができるようになっていて、紛失防止に右側が本体とつながっていました。
背面の上部には、アウトカメラが配置されていて、写真を撮影することが可能です。300万画素なので数世代前の携帯電話程度の性能です。AFとかシャッタースピードとか最近のデジタルカメラや一眼レフなどに慣れてしまった身からするととても遅く感じます。カメラ重視でタブレットを選ぶ人はあまりいないと思いますがコストダウンの影響でしょうね。
次に晴れの日の太陽光の下での表示について試してみました。次の写真のような見え方です。明るい環境では輝度が足りないため、画面の表示からは色調が失われてしまいました。アウトドアでの利用には木陰で使うようにするなど使う側が気を付けないといけないでしょう。
次に試してみたのはGPSです。室内ではGPSの電波を拾うことができなかったのですが、外ではきちんとGPSを使うことができました。
次の写真は芝公園にて試したところです。背景に映っているのは東京タワーです。
手に持ちながら歩いてGPSの精度が実用的かをフィールドテストしました。
少し歩いて木の下で、撮影してみました。画面では黄緑色の公園の所の青丸印●が自分の位置です。ジャイロセンサーを搭載しているタブレット機だと傾きで地図上に矢印を表示することができるのですが、この機種にはありません。歩みを止めると矢印からすぐに●に表示が変わってしまいます。方向感覚をしっかり持っていないと止まって地図を見ていても方向違いをしてしまうかもしれません。散歩ナビとして使う場合には歩きながら画面をチラ見したほうがよいでしょう。
次はザ・プリンスタワー東京のホテルの車止めの近くでマップを使ってみたところです。数十メートル程度でも移動した場所が正確に表示されましたので位置測定の精度良好だと判断しました。
IdeaPad Tablet A1を屋外で使うためにもっと液晶を高輝度にして欲しいと思います。コストパフォーマンスがよいのである程度は仕方ないのかもしれません。使う側がちょっと工夫したり、配慮すればIdeaPad Tablet A1を便利に活用できました。
少し話をしながら相手に画面を見せたり、場所を確認したりとタブレットを持ち歩くと便利です。
■IdeaPad Tablet A1 レビュー記事
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