パナソニック エボルタワールドチャレンジ 第4弾のプレス発表会へ参加してきましたので詳細をレポートしようと思います。Panasonic EVOLTA ( 旧URL https://panasonic.jp/battery/products/drycell/evolta.html、旧URL http://panasonic.jp/battery/drycell/evolta/ )の「充電式エボルタ」を動力源にロボットによる長持ち実証実験とPRを兼ねたチャレンジです。今回でPanasonic エボルタ・ワールドチャレンジは4回目を数えます。これまでのエボルタ・ワールドチャレンジでは2008年アメリカ グランドキャニオン登頂に成功!、2009年フランス ル・マンサーキット24時間を完走!、2010年『東海道五十三次 500km走破に成功!とスケールの大きなチャレンジを成功させています。
エボルタロボットは登る、走る系のチャレンジに挑戦して成功したわけですが、今回はハワイ島アイアンマン トライアスロンへ参加するにあたって新たに泳ぐ系にチャレンジすることになりました。
ロボットクリエーター 高橋智隆氏の手にするのが「スイム・エボルタロボット」です。ロボットの浮力と直進するために前後にフロートを取り付けたデザインになっています。
発表海上のプールで早速、スイム・エボルタロボットの泳ぎが披露されました。エボルタ君の泳法はクロールです。小さい体の小さい腕から力強く水をかきながら進んでいきました。果たしてハワイの海を無事に泳ぎきることができるか?!
ロボットに関しては赤外線誘導式で進行方向を制御します。今回は竿でコントロールしていましたが、実際にはボートに取り付けてチャレンジするそうです。
それでは、EVOLTA ワールドチャレンジ 第4弾発表会の模様を詳しくレポートしていきます。
Panasonic エボルタ・ワールドチャレンジのプレス発表会で披露されたのは、チャレンジの内容と今回のチャレンジに参加するロボットのエボルタ君たちの紹介です。
エボルタワールドチャレンジ第4弾
日時 日本時間10月24日(月)スタート
場所 アメリカ合衆国 ハワイ島 アイアンマン トライアスロンコース
内容 充電式EVOLTA 単3タイプ3本を動力源にした3種類のロボットがトライアスロンに挑戦します。1週間(168時間)以内でのゴールを目標に充電時間以外は24時間休まずに走り続けて 総距離 約230km走破に挑みます。
3種類のロボットはトライアスロンのスイム、バイク、ランのそれぞれの役割をもっています。3.8kmを泳いだ後、バイクでは180.2km、そしてランで42.2kmを走ることになっています。
今回の発表会では、ロボットクリエーター高橋智隆氏(株式会社ロボ・ガレージ代表)、プロトライアスリート・スポーツナビゲーター 白戸太朗氏(株式会社アスロニア代表)、アプライアンス・ウェルネス マーケティング本部 吉田 晋也氏(パナソニック株式会社)の3名が登壇して、チャレンジやトライアスロンコース、EVOLTAについて解説してくれました。
トライアスロンは泳ぎに加えて、自転車とマラソンという2種類の走りが1連のスポーツになった複合種目です。通常は一人で全部をこなすわけですが、今回は動力源のEVOLTA充電電池が引き継がれていく形で参加することになっています。
第4弾のエボルタ・ワールドチャレンジのチャレンジルールは次のようになっています。
・使用する充電池は、「充電式エボルタ(単3型)」3本のみ
この3本を繰り返し充電してゴールまで使い続けなければならない。
10月21日発売予定の新製品の充電式EVOLTA (品番HHR-3MWS)が使用される予定です。この電池は繰り返し回数1800回と従来の製品のHHR-3MVSの1600回を200回も超えるサイクル回数に対応します。
チャレンジルール2は次のようになっています。
・ゴールまでの制限時間は、1週間以内(168時間以内)
制限時間には、充電やロボットのメンテナンスにかかる時間も含まれる。
ちなみに実際の大会では17時間が制限時間となっていて、エボルタ君のサイズがおよそ人間の1/10の大きさであることから算出したということです。
最初に今回新登場のスイムろエボルタロボットが3.8kmを泳ぐことになっています。ハワイ島の沖合い1.9kmにある折り返し地点まで泳いでそのまま回ってくるコースです。ハワイの海のうねり、波と潮、そして風といった自然がエボルタ君のゆくてを阻むことになるでしょう。
効率よくEVOLTAのエネルギーを推進力に代えるために試行錯誤して開発された泳ぐことのできるエボルタ君、開発途中の写真も紹介されました。
そして、完成したスイム・エボルタロボットは次のようなスペックになっています。フロート部分も含めると全長は今までで最大かもしれません。
そして、スイムの後はバイクです。バイクは180.2kmと長丁場です。このハワイ島アイアンマントライアスロン大会に参加する鉄人といわれる選手たちは4.5時間~5時間、参加者平均で6時間くらいで走破するそうです。
そして、次のバイクを走るのはル・マンのチャレンジよりもパワーアップしたバイク・エボルタロボットです。
バイク・エボルタロボットによる2009年の挑戦はル・マン 23.726km完走でギネス世界記録※に認定されています。
※乾電池を動力にし、遠隔操作された車両型ロボットの最長走行距離(The longest distance covered by a battery-operatedremote-controlledmodel car)
ル・マンで走ったバイク・エボルタロボットよりサイズを小型化、動力源の電池を2→3本にしてスピードアップを図っているようです。詳細については語られませんでしたが、ル・マンでの計算すると180.2/23.726では7日以上になってしまい制限時間内にゴールすることができません。
赤外線投射ユニットの方向へ向かって走行します。発表会場の狭いコースでは窮屈そうでしたが動きはとても滑らかでした。
東海道五十三次に挑戦したときのコンセプト大八車を引いて街道を歩くタイプと似ていますが、今回のラン・エボルタロボットは腕を振って走るようになっています。サイズも変更されているようです。
ハワイの市街地では段差などもあるでしょうが、今回も小さい体で困難を乗り越えてくれると思います。
気温が暑く、アップダウンの激しいコースということですので気をつけて走ってもらいたいと思います。
発表会場のコースにバイク・エボルタロボットをセットする高橋氏の写真です。
230kmもの長距離、そしてハイパワーの出力でスピードも出して走るため、何度も充電電池を繰り返し充電しなければなりません。今回、充電はパナソニック 無接点充電器「チャージパッド」を使用するとのことです。
ワイヤレスパワー(Qi)規格に対応している機器だと置くだけで充電できる優れた充電器です。これからはこうした形になっていく予感がします。
エボルタの製品ラインナップが一同に展示されていたのでここでちょっと紹介しておきます。エボルタには、1回使いきりのアルカリ乾電池タイプと、充電して繰り返し使える充電池があります。
エボルタ・ワールドチャレンジへ向けての今後のスケジュールですが、来月にはハワイへ旅立つエボルタ君の前哨戦として、来週大磯ロングビーチにて開催されるトライアスロン大会のキッズ4年生男子の部へ参加することが発表されました。
ユーストリーム(インターネット中継)で、世界中継予定です。
ハワイでのエボルタ君の雄姿が見れます。
↓スペシャルサイトはこちらです。本日の発表会の情報があり、チャレンジの様子がUSTREAMで中継されます。
Panasonic EVOLTA
旧URL https://panasonic.jp/battery/products/drycell/evolta.html
旧URL http://panasonic.jp/battery/drycell/evolta/
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