決定力不足と先送り体質のコラボレーション | 特選街情報 NX-Station Blog

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最近は随所に決定力不足先送り体質のコラボレーションが発揮されていますね。政治にしろ、経済にしろ、失敗しているとか悪いことではないかと分かっていながら多くのことを惰性で続けている・・・ 社会では、ドラクエの廃墟のガイコツのように所在不明高齢者があちこちにいる・・・

きちんとしなければならない時、それだけはしておかないといけないということができていない・・・

新卒の就職内定率が悪いことの対策として、卒業後数年間は新卒とするといったアホな対策しか打ち出せない政治は不要です。政治家は何時までたっても新人のまま成長しないからこうした政策を思いついてしまうのかな?

海外に工場を作って海外生産したり、外国人労働者を使ったり、情報通信が発達して物流のシステムかも高度化されているのに従来と同じような労働力が必要とされるわけがないのです。特に大学入学定員を第二次ベビーブーム対応や短大の大學化で増やした後に、学生人口に合わせて減らさず無試験に近いような推薦入試を増やしたツケは大きくなるでしょうね。

想像力が欠如していること、思慮が足りないことで決定力不足は増徴され、そして、先送り体質が生まれていく・・・

倒産予備軍の企業をゾンビのように生かしておいても、生き返らないので早く利上げを行い、ダメな部分は切り捨てないと全体が持たないところまで来ているのです。短期的にはまた金融緩和政策を採ってしまうことでも回復したように見えるでしょうが、中長期的には問題の先送りでしかありません。

無担保ローンの上限金利を制限したことで、最底辺の貸出し金利、それよりは低リスクの金利も影響を受けてリスクに見合った金利が設定できなくなったことで貸出しが増えません。新しい産業やサービスを始めようとしていても資金が集まってきません。


そして、金融緩和をしたお金は債権(日本国債)に流れていきます。表面的に国の借金ができているので財政は持っていると錯覚して対策が先送りされてしまっています。


食品の安全や学校の無償化、各種手当ての配布よりも政治でやらなければいけないことはたくさんあるはずです。自分の利益のための活動しかしなかったり、夏休みをとったり、政党内のイベントをしている暇はないです。


過去の政治家の中には酷い人もいたのですが、まだ自分を犠牲にする潔さがあったので、そう考えるとこの国は個人主義、利己主義だけになるのかと思いました。