11月1日本日発表のEIZO フルハイビジョン液晶テレビ FORIS.HD の新商品発表会に行ってきました。早速、発表会の内容、写真、製品レビュー、感想などをレポートしたいと思います。
■発表会の内容
フルHDデジタル液晶テレビ“FORIS.HD”「DT27ZD1」「DT24ZD1」を11月30日より販売開始すると発表しました。価格はオープンで、「EIZOダイレクト」での販売価格は27V型のDT27ZD1が18万9000円、24V型のDT24ZD1が16万8000円です。
・液晶テレビ FORIS.HD DT27ZD1 189,000-(税込) 27V型
・液晶テレビ FORIS.HD DT24ZD1 168,000-(税込) 24V型
発表会開催場所: EIZOガレリア銀座
発表会開催日時: 2007年11月1日(木) 13時~15時
■製品写真 (撮影者:SENRI、カメラ:カシオEX-S600 )
<サイドボートへ設置したときの様子 ゲーム機としてPS3を接続>
動いているところも見ましたがスピード感ある映像でもいい感じです。HDMI接続だとさすがに綺麗です。
<サイドボートへ設置したときの様子を正面から撮影 ゲーム機としてPS3を接続>
<正面から撮影 (BS hi ハイビジョンテレビ放送受信時)>
この映像だと黒がしっかりしているのが分かると思います。
深みのある黒というヤツです。
<上から見下ろしたところ>
実生活ではあんまり上から見たりしないけど、視野角をチェックするために撮影したらこんなよい感じになりました。目視でも大体同じように見えました。
書斎などで一人で使うのにも良さそうです。
<商品発表会でお披露目された製品の撮影に熱中>
私もこの写真を撮った後に同じ体勢で撮影しましたよ。もちちろん (=⌒▽⌒=)
※後日、別の詳細写真も掲載します。
■EIZO、FORIS製品全体へのコメントと感想
EIZO (ナナオ)は、2004年より液晶テレビ「FORIS.TV」を展開しており、個性的なデザインと他社にはない独自の設計思想で新たなコンセプトを提案、こだわりを持ったユーザに支持を得てきています。これは多くの人が同じように感じていることだと思います。デザインについては、FORIS.TVと同じく川崎和男氏が担当しているそうで、製品のパンチングメタルも健在。
この新フォリス FORIS.HDシリーズは「HD」の文字が示す通り、シリーズとして初めてフルHD解像度に対応した液晶パネルを備え、従来のFORIS.TVはリビングへの設置を前提にしていたため、スタンディング型のスタンドを採用していましたが、今回は机上というパーソナルな空間で活用できるよう、PCモニターに近いスタンドを採用しています。
このスタンドには秘密があって本体下部にはスピーカーが斜め下向きに組み込まれています。小さいスピーカーでありながら音をうまく拡散させて良いサウンドを響かせるように工夫してあります。
フルHDの地上デジタル/BSデジタル/CSデジタルやネットワークテレビのアクトビラに対応。気になる表示性能は、製品も解像度1920×1200ピクセルのVAパネルを搭載しており、輝度はDT27ZD1が380カンデラ/平方メートル、DT24ZD1が360平方メートル。視野角は上下左右ともに178度です。フルHD解像度(1920×1080ピクセル)のコンテンツを映し出す際には、ドットバイドット/オーバースキャン/フルスクリーンと3つの表示パターンを選択することができるようになっています。
また、パソコン用として使用する場合には1920×1200ドットという高解像度に対応しており、WindowsVistaなどワイド画面への対応も万全です。
今回はマスコミ向けプレス発表と時を同じくして発表会へ参加させていただくことができた点、とても楽しい時間をスタッフの皆さんや同じく発表会に参加されたブローガーさんと共有できた点、新しい製品にいち早く触れることができた点、どれもとてもよかったです。一人一人のユーザを大切にするEIZOさんの粋な計らいに感謝します。
■FORIS.HD DT27ZD1、DT24ZD1の印象
最初の見た目はパソコン用の液晶モニター?と見間違えるような感じを受けたのですが、デザイナーのこだわりが、横から見た時に分かりました。新開発のスピーカーシステムとディフューザーの立体的な音場を作るための機構がアクセントになっているのです。
パソコン用のモニターとデジタル液晶テレビを共用したいというニーズに、現在最もマッチした製品であると私は感じました。今まではどちらか片方しか最適化するとができなかったのですが、最新の優れた技術を用いると液晶モニターと液晶テレビは融合できるというEIZOのメッセージがこめられているように思います。
EIZOのプレゼンターの方の自信、私が製品に触れたときに感じた技術者の”ものづくり”の心。この製品FORIS.HDはイケルと感じました。
■FORIS.HD DT27ZD1、DT24ZD1レビュー
1.サイズ
デジタル液晶テレビとパソコン大画面モニターを一気に手に入れようという目論見にぴったりなサイズでした。ガレリアのリビング・ダイニングを想定した展示の中に合っても自然なサイズに思えました。私もこの機種とは別の24インチPC用液晶モニターを使っていますが、27インチが欲しくなりました。
2.スペック
画素数(水平×垂直) 1920×1200 WUXGA対応の高精彩、NTSC比92%の広色域パネルを採用している。この点でWindowsのデスクトップの広さが体感できる。高解像度のよさが素直に実感できる。
EIZOの独自回路(AISC)によって最大1.6倍のコントラスト比自動拡張や自動シャープネス、周辺環境と映像内容に応じたリアルタイムの画面明るさ調整、外光に応じて黒レベルを自動調整するなど多彩な機能を備えている。これはHD対応AV液晶モニターHD2451WシリーズとFORIS.TVシリーズの良いところが合わさっている。
FORIS.TVにも実装された、応答速度を向上させるためのナチュラルオーバードライブ回路も備え、動画の残像感を抑えた美しい映像を映し出す。また、ガンマと色温度については生産時に1台1台最適な調整を実施することで、必要以上に鮮やかさを強調せず、ソース本来の色調を再現することに力を入れているそうでこの点も好感が持てる。
HDMIは1080/24p入力に対応しており、映画のフィルム感を感じることができるそうである。
3.価格
この価格差だったら、27型が買いですね。
・液晶テレビ FORIS.HD DT27ZD1 189,000-(税込) 27V型
・液晶テレビ FORIS.HD DT24ZD1 168,000-(税込) 24V型
安いだけの液晶モニターや激安液晶テレビとは根本的に違う物になっていますので、比べるだけ無駄というものでしょう。比較するのだったら、シャープのアクオス(AQUOS)、ソニー ブラビア(BRAVIA)、東芝 レグザ(REGZA)あたりです。一般の家電量販店には置いていないので気になったら、EIZO直営店のガレリア、ショールームに足を運んでから決めたいですね。実際に見ると分かりますので、良い買い物をする秘訣は良く見てよく調べて考えて買うに尽きます。
4.その他
入力インタフェースはHDMI×3(Ver1.2 背面2/側面1)、Sビデオ/コンポジット×1、D4×1のほか、PC接続用としてDVI-I×1を備えてあるので、入出力端子としては十分。チューナーは3波対応デジタルチューナーを1基搭載、そのため、テレビの2画面表示は対応していないが、パソコン表示とテレビの組み合わせならピクチャインピクチャーで対応している。解像度が高いため、子画面の方もくっきり見えるし、任意の比率で半透明化をさせることができるのでパソコンの操作のじゃ身にならないのがありがたいです。
EPGも用意されて、画面に番組表を表示しての操作が可能。番組表のリモコン操作は、従来機種よりスムースになったように感じられました。
HDDレコーダーやDVDレコーダーとのリンク機能は搭載されていないですが、リモコンは学習機能付きです。テレビ視聴にボタン配列を最適化した「FORIS.HDリモコン」(学習リモコン)が付属しているので操作にはそれほどこまらなそうです。
製品直リンク :
(参考) 前回のFlexScan HD2451Wの内覧会の様子はこちらです。
「EIZO FlexScan HD2451W、内覧会参加報告&製品レビュー 」