本炭釜にみる逆転の発想のマーケティング | 特選街情報 NX-Station Blog

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 シャープの水蒸気式オーブン「ヘルシオ」に続いて、2006年の調理家電ヒット商品になった高級炊飯器 「本炭釜」が約1年経ってモデルチェンジしました。その後、IHジャー炊飯器にも炭コート+チタンハードコートを施した「炭炊釜」シリーズも登場して、バリエーションが広がってきました。今ホットな素材は、炭素繊維や炭素繊維強化プラスティックなども含めて"炭"がキーワードですね。

 

 本炭釜 NJ-WS10 は定価が11万円ということもあって昨年の発売当初は10万円以上する炊飯器としては超高額商品でした。削り出しの炭素釜を傷つけないように慎重に扱わなければならないなど使い勝手も良いとはいえないものでしたが、食への非常に興味をそそられる製品であり口コミで高額商品ながらなかなかの売上台数を上げました。

 

 


NJ-WS10

 

 今年発売の本炭釜 NJ-WS10A は定価11万円ですが、実売価格は7~8万円ほど、本炭釜 NJ-WS15A は定価13万円に対して実売価格10~11万円程になる見込みです。※NJ-WS15Aは本日10月21日発売。

 

 ネーミング、キャッチコピー「一歩豊かに、より上質に」と製品カラーによる力、広告宣伝などマーケティングの力が売上に大きく寄与した製品ではないかと思います。特に炊飯器は白物家電といわれ白が当たり前とされていて、ようやくステンレスそのままの銀色の製品が一般化したところに黒色で攻めた点。ここのあたりが逆転の発想でしょう。

 

 ただあまりにも製品価格が高いため購入者の満足度はそれほど高くありません。マーケティング力で売ったのではないかと私は思っています。高額商品に見合う満足度を上げられなければ、これから一般に普及していくのには厳しいかもしれません。マーケティングの観点からも今後も注目の製品です。

 

 
参考:

 

三菱電機 ジャー炊飯器:ラインアップ 炭炊きIHジャー炊飯器NJ-WS10A形旧URL http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/lineup_wclass_index_b.html

(三菱電機)


常識外れの高額炊飯器、三菱電機「本炭釜」
(NBonline)

https://business.nikkei.com/article/topics/20070307/120519/
旧URL http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070307/120519/

 

三菱電機 炊飯器「本炭釜 NJ-WS10」 ~手作りの炭釜が生んだ特別な製品 (PC Watch)
旧URL http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0913/kaden010.htm

 

 

 

 お釜も大切ですが、お米そのものの品種や品質、研ぎ方、水加減、炊き方、蒸らしなど様々な工程で味が変わりますし、炊けた後の盛り方にいたっても食感に影響があります。いきなり10万円のお釜を買わなくてもおいしくご飯を食べる方法はいくつもあります。

 

 楽しい雰囲気で食べるのはおいしく食べる秘訣。これはプライスレス。

 

 物事1つの要因ですべてが変わるわけではありませんからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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