今年最後のブログ投稿です。2025年の締めくくりの記事です。
PC関連はWindows10のサポート終了(長期保守版やESUによる延長を除く)でノートPCの一部に駆け込み需要が発生したものの、面白みに欠ける展開でした。というのも画期的な新しいプロセッサーといった要素が無かったからです。秋頃からAIサーバーに用いられるHBMメモリーへの生産拡大によりPCに採用されているDDR5メモリーの生産を絞る動きによってメモリー価格が高騰しました。今後も価格高騰は続くとみられており、メモリーを搭載するグラフィックカードやHDD、SSDといったPCパーツが揃って高騰しています。PCの買い替えには受難の時期に入りました。NAS用の大容量HDDはデーターセンター向けの生産が拡大していることから値上がり幅が比較的小さいですがデスクトップ向けや外付けHDD用の一般向けの小容量品(~8TB)は大幅な価格上昇になっています。
AI PCの市場の立ち上がりは話題先行の状況が続いていて、ARMベースのQualcomm Snapdragon X Eliteシリーズは期待ほど売れていないようです。Copilot +PC にインストールされるARM版のWindows 11については互換性の問題を解決しきっていません。特にx86用のデバイスドライバーが動作しないため、ARM版ドライバーを必要とすることから周辺機器の対応が遅れています。
そしてインテルx86版のプロセッサーを採用しているAI PCについても搭載しているAIプロセッサー(NPU)を活かしたOS機能やアプリがあまりなくてメリットを感じにくいことからどちらかというと苦戦しています。実際のところエッジAI(ローカルAI)は特定の作業・処理の自動化の範囲で局所的に活用している事例を積み重ねている段階でなんでもAIにおまかせというレベルには程遠いです。
2026年はAIの本格活用を期にWindowsをやめる好機が来るかもしれないと考えています。代わりはMacが最有力です。ただコンテンツを消費するだけなら新しいPCも不要に思えてきました。メモリーの高騰が続くようであれば数年は現有しているPCを延命して様子を見たいと思います。さらに値上がりするようなら新しいPCではなく中古PCを活用します。
メモリーの値上がりからスマホの値上がりも危惧されています。なんでも値上げの中で比較的安価なままです。いわゆるセットスマホ端末、MNPと対象プラン契約が条件の格安スマホ(通常販売価格2万円前後のエントリーモデル)は既に対象メーカー、製品がかなり少なくなっています。その代わりに要返却のスマホ(残価設定型)が増えています。回線契約とセットで端末が買えるのと似ていますが壊さないように使って決められた期間で返却しないとお得な価格にならないので混同しないように気を付けています。年末年始キャンペーンの後には春の新生活キャンペーンが来ますがそのころには大変動があるかもしれません。
投資関連はとても良い年でした。新NISAが2024年から始まり、2025年は2年目でした。多くの人が運用しているeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はまずまずのパフォーマンスでしたがそれ以上に金(ゴールド)と日本株(日経平均連動型インデックスファンド)が好調でした。日本株(日経平均)が暴落したときも買い増したり、しっかりと保有し続けてきた人は含み益が大きくなりとても報われました。詳しくは前日に記事にしています。
大納会 日経平均株価5万円越で2025年取引の締めくくり (2025年12月30日)
日銀の金利政策が緩慢だったことから株価にはプラス、為替は円安になったため外貨建て資産にはプラスで輸入品の物価高騰で生活にはマイナスに働きました。預金金利は年初の改定後そのまま据え置かれていて12月の日銀利上げの預金金利への対応は2026年へ持ち越しになりました。日本にも金利のある世界が戻り、金融機関の預金獲得競争が激しくなってきました。特別金利キャンペーンでは年金利1%を超えるようになりました。それ以上の預金金利を求めると、外貨や投資信託、NISAなど別の金融商品とセットになっています。新しい動きとしては携帯電話・スマホサービスの利用を条件としたものや、ポイントサービスと組み合わせて利息を現金ではなくポイントで提供するものが出てきました。
今年もサイバー攻撃による様々な被害が発生しており株式や金融資産が狙われたり、企業のシステムがランサムウェアによって麻痺させられて事業活動への大きな支障がありました。該当企業の製品・サービスの利用者への影響だけでなく、同業への影響も起きました。攻撃側の手口には目新しさは無いものの長期間にわたって巧妙かつ執拗に攻撃が続けられていて一部が突破された後に気付けずに企業全体へ横展開されてしまって被害が大きく復旧も困難になりました。バックアップから復元しようにも確実に復旧できないところを見るとオフラインバックアップが未保管だったと推測されます。バックアップデータをネットワークから切り離して、遠隔地に保管しておくことで災害対策にもなるので大企業はきちんと取り組んだ方がよいでしょう。個人で出来る対策はバックアップや利用サービスを管理可能なだけ分散しておくことです。
相変わらずテクニカルサポート詐欺に加えて自動化された電話による詐欺も横行しています。AIの悪用で言語の壁を越えて海外からアタックがしやすくなっており、技術的な面ではツールを利用して大量に仕掛けてきています。MicrosoftもGoogleも攻撃者による悪用を防ぎ切れておらず後手に回っています。攻撃者はAIによる広告審査を通過するために既存のサイトをパクって中継サイトを構築しています。AIを活用してAIの弱点を攻撃しているようです。
Web関連では検索エンジンからの流入が減少しておりアクセス数を稼いでどうにか広告露出やアフィリエイトリンクから収入を得るのが難しくなる傾向が強くなりました。というのも検索エンジンのAI回答が使い物になるレベルからかなり良いレベルに進化したので概略を知るにはWebページを巡回して情報収集する必要がなくなりました。アクセス数を増やせば収入が伸びるという単純な時代は終わったと思います。固定ファンを獲得して会費制にするか、有料記事化する、支援(投げ銭)で収益化するといった方針転換が必要になってきました。
そしてレコメンド(recommend)機能の強化で特定のWebサイト内、SNSアプリ内での周回性が高くなっているように思えます。
※レコメンド機能とはユーザーの閲覧履歴や購買履歴を分析し、一人ひとりの興味・関心に合った商品やコンテンツを自動で提案する機能や手法です。
レコメンドではコンテンツの接点が受動的になります。個人の興味関心がある事項が次々におすすめリンクとして表示され、動画であれば次に再生されることで際限なくとどまることになります。あることが、とても流行している、みんなが心配している、そのことがこの世のすべてのような錯覚に陥るので視野狭窄から判断を誤りやすくなるです。例を挙げるとすると熊による獣害の報道です。遭遇確率が低いのにもかかわらず過剰に心配する人や動物保護を過激に主張する人を生み出しています。従来であればテレビや新聞がその機能を果たしていました。今ではネットのレコメンド機能もその働きをしており、延長線上には生成AIによる回答が続きそうです。
おそらくパーソナライゼーション(Personalization)の手法がAIにも取り入れられてAIの強化させれた先には個々人が欲しがっている情報を回答するようになるのでしょう。AIや機械学習、リアルタイムデータを活用し、より高度で個別化された体験を提供する進化形の概念として「ハイパー・パーソナライゼーション」の研究が進んでいます。
「ナビ得」のサイトを運営していてお得情報の研究をしているうちに真のお得は何だろうかと深く考えてきました。最近は企業のキャンペーンが単なる購入で済まない形に変わってきました。大抵は初回は消費者有利であることが多いですが回数を重ねると損になります。企業側は購入特典で終わらせずに継続性を持たせるように仕組み化されています。例えばアプリインストール+会員登録、会員ステータスのランクアップ、スタンプやミッションボード、次のタスクとして行動を制御する方向に進んでいます。1個購入、3個購入、5個購入のように繰り返し購入させることで利用を習慣化させるのです。そしてグループ企業で構成した経済圏に取り込んで様々な商品やサービスを売り込みます。電気・通信サービス、保険、電子決済、クレカ、銀行取引などへ広がりが見られます。悪く言えば生まれる前から死んだ後まで繋がりをもって搾取しようという動きです。キャンペーンは上手に利用してお得なメリットを享受して、改悪後には無理に継続しないことです。
今年は様々な推し活をブーム化しようとしていましたが私は冷めた目で見ていました。消費の一つの形としてブームを作りたい仕掛け人の策にはまることはないです。人生の主役はあくまでも自分です。誰かに肩入れしたり、キャラクターを寵愛しても仕方がありません。この時期、過去の自分を清算して、何か新しいことを始めようとしがちですが無理はいけません。ネット上でも他の人とつるんだり、個人を賞賛・批評のコメントすることは避けています。SNSを利用した政治への関与、世論形成の動きからは距離を置くためです。
多くの人が夢中になってスマホ依存と言えるような状態でいますが、だからといってスマホとアプリに依存した生き方になってはいけないと考えています。2026年はWeb・ブログなどのネットの活用は自分記録用へと主軸をシフトさせていきます。
今後は終活の一環で事業をやめて廃業したり、身辺整理をしてモノだけでなくネットの活動も厳選し、アカウントを断捨離するようなことも考えていかなければなりません。そして表面上の付き合いもやめて、人とのつながりを少なくしていくようなことを計画的に静かに実行していくときなのだと思っています。
2025年の締めくくりとし、明日から2026年の活動を開始します。
今年もブログをご愛読いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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