アメリカの今年の年末年始はカレンダーの並びの関係で、今週いっぱい働いて22日の月曜日から休みに入る人が多いようです。よって人によっては今週が仕事納め。うちも旦那Dがお義父の介護で週末から新年にかけて南部の義実家で過ごします。
我が家で開催したクリスマスパーティーに来てくれたコリアンとアメリカ人ゲイ友カップルKとTから、彼らの友達の教会コンサートに誘われ昨夜ブルックリンに行ってきました。ニューヨーク北郊に引っ越すとブルックリンはなかなか足を伸ばせないので、とても久しぶりです。自分が住んだことはないけれど、この季節のブルックリンは、煌びやかなマンハッタンとは違った温かみのある情緒があります。
なんとなく温かみのあるブルックリンの路地裏
ピアノ、バイオリン、チェロの3重奏。特にチェロの響きは癒される
コンサートの後は、彼らの家に招待してくれて、夕食を準備してくれていました。ディナーの時、いつも長期休暇の時は仕事のメールチェックするかしないかという話になりました。
この問題への対処法は人それぞれで、答えはないと思っていますが、Kさんは、休みに入ったら一切仕事のメールはチェックしない派。一方、Tさんは1週間以内の休暇は基本メールチェックしない。そして1週間以上休む時は、数日ごとに、チェックするそうです。それでも読むだけにして返信はしないそうです。仕事の内容や社内での立場にもよるんだろうけど、Kさんは平社員(英語ではAn Individual Contributorといいます)な一方、Tさんは管理職のポストにいるので、チームに任せてる仕事や、部下の勤怠なども管理しているので、職場で何が起こっているかは把握しておきたいらしいです。これはうちの旦那Dも同じ。Dはかれこれアメリカの会社の中間管理職を20年もやってるので、マネジメントスキルは熟練の域に達してます。もちろんストレスはあるんだろうけど、休暇中に職場で何かあったら、いる人で対応できるよ、といつも言っています。クロアチアにいる時に、一度だけ秘書が連絡とってきて、その後30分くらいどこかに電話してました。どんな時に連絡するべきか判断できる有能な部下や秘書がいることは重要ですね。あとは、Dは今の会社で社長になりたいとか野望はないし、もう早期退職できるキャリアフェイズに入っているので、こういう問題にあまり悩まなくていいようです。
休み中業務メールとの付き合い方はアメリカでも悩み
私は、Kさんと同じで、アメリカで働き始めてからはずっと休暇の時はメールをチェックしないで過ごしてきましたが、プロジェクトマネージャーになってから初めての長期休暇だった先月のバルカン半島への旅ではとても悩みました。私はDのように選任秘書がいるほどのレベルでもないどころか、自分で物事を判断できないことが多い若い社員が主体のチームなのです。それに、ハッピーリタイアメントを狙える年齢にはまだやや早いので、自分の評判も気になる。
一緒に旅行した人たちの中には、四六時中仕事のメールをチェックしてる仕事中毒みたいな人もいて、その人のパートナーが、彼に「みんなで食事してる時くらいはメールチェックするのやめろ」と注意していましたが、私にはメールチェックしたい気持ち、わかりました。職場で何が起こっているか、外のお客さんがいる仕事ならお客さんから問い合わせが来ていないかなど、気になるのも事実。しかし、一度メールをチェックし始めてしまうと、もう旅気分ではなく、常に仕事のことが頭から離れず、リフレッシュできません。そうなるとなんのためにバケーションに来ているか本末転倒になります。いや〜悩ましいです。
結局、私としては、Tさんやうちの旦那の「時々何が起こっているか把握する程度」に落ち着きそうです。Kさんみたいな割り切りが理想ですが、管理職の端くれとして全くメールチェックしないのは、逆にストレスになると思いました。それに、メールが溜まりに溜まっていると思うと休暇を終えて仕事に戻る時の憂鬱感も激しそうです。今回は、オフィスのメールの自動返信機能に「休み明けにメールチェックします」と書いておいて、できるだけ休みの間はメールチェックしませんでした。一度、私が休暇だと知らない他の部の人から、ヨーロッパの真夜中の時間に着信・留守電がありましたが、緊急の内容ではなかったので、一応テキストで休み明け対応と伝えました。そして帰りの飛行機の中で溜まってるメールチェックして整理してから出勤しました。帰国前夜、会社のメール開いたら未読1200通とかあったけど、返信の返信で膨れ上がったメールのやりとりや、色々関係ないメール、CC含めなので、実際には対応すべきメールは300通くらいでしたでしょうか。こじれたやりとり等で、全部把握できてない部分もあったけれど、部下に揚げ足取られないように、全て知ってるふりしました。まあ、元々プロジェクトのフェイズの合間に休んだので、大事は起きませんでした。
こんな季節でも働いている人もいる
究極的には、会社の社長でもない限り管理職であれ平社員であれ、雇われの身であることには変わりはないので、与えられた有給休暇は謳歌すべきですが、一番大切なのは、自分がいなくともちゃんと仕事が回っていく体制を整えて休暇に出ることが大切です。また普段、他の同僚が休むときに協力的になっておくことも重要です。私は、子供がいる同僚たちと相互互換関係を築いています。彼ら彼女らの子女の学校の休みの時には仕事カバーしてあげたりしているので、自分が休みたい時にもサポートを得やすいです。
と、ホリデーシーズンを迎えるにあたって職場サバイバル関係の話でした。なお、日本にいる大学時代の友人や弟たちと仕事の話をすると、「アメリカではみんな休む時は思いっきり休むんでしょう?」とか、「アメリカ人は自分が好きな時に休むんでしょう?」と聞かれます。確かに、アメリカでは2週間くらいの休暇を取るのは当たり前ですが、それは、自由奔放に休暇とって、一切仕事をしないという意味ではなく、実際にはこうして調整や折り合いをつけていることがほとんどだと思います。若い世代ももっと働いてる感じがします。昨今の厳しい労働市場の影響で仕事を奪われないように必死なので、週末ですら仕事のメールチェックしてる若い社員も多いです。
こんなアメリカの世知辛い現実を考えると、日本のようにゴールデンウィークや年末年始に会社活動が休止するというスタイルの方が、会社勤めの人には気が楽なのかななどとも思うようになりました。(今はどうか知りませんが、私が日本で働いてた会社は、ゴールデンウィークや正月は前後1週間から10日くらい全事業所が閉鎖されてた。)
さて、こういう話で盛り上がれたのも、同年代働き盛りのゲイ友KさんとTさんのおかげです。
以前うちで食べた野菜ゴロゴロの日本のカレーを食べてからハマっているそうで、この日はKとTが作ったカレーを披露してくれました。ルーはジャワカレー中辛。Kさんがよく行ってるコリアン・スーパーHマートに売っているそうです。
ニューヨークにいる私とDの友人たちは、士業含めて自営業かまたは早期or定年退職組が多く、KさんとTさんは数少ない会社勤め&現役世代。浮ついた話でなく、日々の現実の悩みと向き合いながらでも食事を囲める仲間がいることに幸せを感じるホリデーシーズンです。
KさんTさんのお宅はシックな感じの照明
フォークでカレーを食べるのはアメリカ式
KさんTさん作の日本のカレー。美味しかったです






