ニューヨークのホテルについてのネタは何回か過去にもブログで書いてきましたが、仕事で2週間の予定でマンハッタンに滞在してる従兄弟に、ホテル変えたいんだけど、おすすめはないかと聞かれました。今彼が泊まってるのは、「コートヤード by マリオット」。マリオットブランドの中では中堅レベルで宿泊特化型のホテルです。

 

最初の5日分の支払い請求が来て日本円建のクレジットカード精算書見たらすごい額になっていて、これは予算オーバー、このままこのホテルに泊まり続けるのは無理、と思ったらしいです。NY在住者の自分はマンハッタンのホテルに泊まる機会はあまりないので、価格には疎くなってしまってますが、従兄弟に聞いたところ1泊600ドルだそうです。14泊で8,400ドル、日本円にして120万円になります。予約時のレートは$480ドルくらいだったそうですが、税金やら各種料金が加算されてそんな額になったのでしょう。$600払ってるのに、部屋にアメニティーは一切なく、眺望は隣のビルの壁。満足度も低いようです。

 

1泊600ドル。無機質で眺望もない部屋。期待は禁物

 

ニューヨークのホテルの中には、チェックインや精算時に「Destination Fee」「Resort Fee」などの料金が加算されるところがあります。マリオット系列も宿泊料金の他に、Wifiとか部屋のコーヒーとか種々のサービスへの課金として$40〜50の「Destination Fee」を徴収してます。隠れ料金、ジャンク・フィーとも呼ばれ近年大きな苦情になりアメリカ議会でも議論されるようになり、最近は予約する時にこういう隠れ課金を含んだ額を表示するサイトが主流です。どこで予約したのか、従兄弟はそういう隠れ課金に気が付かないままマンハッタン入りしてしまったのでした。どうせ会社が払うんだから別にいいじゃない?と言ったのですが、彼の会社では、アメリカ東海岸出張時のホテル代上限が$450で設定されていて、超過の差額分は出張者本人の負担になるようです。超過分$150、14泊で$2,100。日本円にして自己負担30万円強。いや、これを個人負担は辛いですね。日本の大手企業なのに気の毒だなと思います。彼の会社国内は、プリンス系列、三井ガーデンホテル系列や東急ホテルズと法人契約してるそうですが、それほど海外展開をしてる会社ではないので、アメリカの物価高に旅費規定が追いついていないのでしょう。

 

うちの会社は出張の際は、アメリカンエキスプレスを通して、法人契約をしているホテルは出張旅費規定に収まる価格に交渉価格で設定されているので、彼みたいな予算オーバーの心配はないのですが、出張先で選べるホテルの数は確実に減ってます。昔は、たとえばマリオット系でいえばリッツ・カールトンやエディション級にも泊まれたらしいですが、今はボストンやサンフランシスコなど大都市の出張だと、スタンダードなマリオット、シェラトン、ルネッサンスレベル、地方都市だとウエスティンやWあたりも泊まれますが、いつまで続くか。

 

従兄弟の話に戻り、彼も自分でも探してたみたいですが、やはり土地勘や相場感含めると私が探したほうが効率的。浮いたお金の一部でディナー奢ってくれるそうなのでホテル探し手伝いました。彼が好む国際チェーン系のホテルは下位ブランドでも最低$500。また、日本からお客が来るときに紹介していたパーク街の日系・キタノホテルも、調べてみました。ちょっと前は$300ドル台で泊まれてましたが、9月の平日で$600−700するようです。1週間の連泊だし、従兄弟の会社が国内出張の法人契約を結んでるプリンスホテル系列になっているので、お得なプランがないか聞いてみましたが、そもそも空室がない日があり1週間通しでは取れないことがわかりました。

 

 

パーク街のキタノは最近プリンスホテル傘下に

 

シェラトンやヒルトンのカジュアルブランドでもこの価格

 

 

結局出張先に近い、タイムズスクエア〜グランドセントラル駅の間の界隈で、$450X10泊、$4500に収まるという希望で探してみたのですが、9月は国連総会をはじめ、マンハッタンのあちこちで各種カンファレンスがあり海外からの客で混み合う時期なので、ミッドタウン内には彼の条件に当てはまるホテルはありませんでした。ミッドタウン近辺だとポートオーソリティバスターミナルの西側や8−9番街など治安が不安な地区までいかないと1泊$450より安いホテルは見つかりません。それも客からの5段階評価で3.2とか微妙なホテルばかり。写真見て良さげと思ったホリデーイン系列のホテルがありましたが、地下鉄から10分以上かかるヘルズキッチンの外れの外れ11番街。先月銃撃事件があった交差点に立地。これは従兄弟にはお勧めできないと思いました。

 

10泊4500ドル以下で検索の結果

 

ゲストハウスとか民泊サイトも見てみましたが、観光旅行じゃないんだし仕事にも支障が出そうということで、結局、従兄弟がどうしたかというと、今泊まっているホテルを、エアラインのホテル予約サイトから「ドル建+マイル」で予約し直し、ドル建払い分を$450に設定し、残りをコツコツと貯めてたマイルで払うことにしました。奥さんとハワイに行くために貯めてるマイルなので、結局は自腹と同様なんですが、マンハッタン内で安全安心は背に腹は変えられないと思ったのでしょう。

 

海外出張が一般的な企業やこちらに現地法人があったりする企業だと、もっと柔軟に対応できてうちの従兄弟みたいな苦労はしないのだろうけど、それでも日本企業がこれでいいのか、って感じです。ということで、彼のホテル探しの手伝いをした経験は、これからマンハッタン旅行計画している方々には参考になると思いブログ化してみました。なお、一泊だけならというのであれば、Hotel Tonight というサイトが重宝します。当日売れ残ってる部屋が放出されていて、時には半額以下で泊まれることもあります。以下、ご参考。