先週から新しい転職先に勤務開始しやっと1週間が終わりました。気が張っていた分、どっと疲れて土曜の朝は昼過ぎまで寝てました。ブログも更新が滞っていましたが、幸い今週末はメモリアルデーの祝日で3連休なので、およそ1週間ぶりの更新です。

 

もともと仕事のことを書くブログではなかったので、研修や新しい業務の内容に踏み込むつもりはないのですが、自分の日記をかねて気分的なことを書いてみたいと思います。

 

昇進を兼ねた転職ではなくて、横滑り的なキャリアチェンジなので、正直なところ仕事に慣れる事自体は楽だな、と思っています。まだ1週間たらずなのに、なんだかずっとこの職場にいた感じがします。社内用語や略語などで手こずるのは最初の1〜2日だけと自分に厳しくしました。もちろん、会社の方も即戦力を求めていたわけで、初日から成果につながる仕事のパフォーマンスをあげることを期待されているので、会社側から見たら当然なのかもしれませんが。

 

私的には、一番気がかりだった人間関係が良好そうですごくやりやすいです。声をかけてくれた元同僚にもじっくり聞いたし、面接の時にもできる限り観察していたので、自分の目利きが正しかったと思います。それにみんな親切。チームで成功しましょう、という雰囲気に溢れていてチームワークと、それに応えなければという適度の緊張感のバランスが取れています。あと、今の会社という比較対象があって振り返るという回顧談ですが、前の会社はわりと個人がバラバラに動いてお互い何しているかわからなかったり、悪気があるわけではないのはわかるんですがマネージャーもチームメンバーをマネージしないという場面がよくありました。

 

今の私の職場のチームをまとめる上司は、モデル並みの超絶イケメンにしてスタンフォード大学の工学部でエンジニアリングを学び、ハーバードビジネススクールでMBAを取得したハイスペ男、ベネディクト・サンタバーバラ氏(仮名)。そのマネジメントスタイルは自分で例を示して率先して仕事して、部下にも精進を促すタイプ。Lead by examplesというスタイルなんでしょうけど、私はこのタイプのマネージャーが好きなので、本当に転職して良かったと思います。定期的な人事異動がないアメリカの職場では、上司との仲が全てと言っても過言ではありません。理想論ばかり述べて大風呂敷を広げるタイプの上司もいますが、サンタバーバラ氏は仕事にしっかりしたビジョンを持ちつつも、自分でも手を動かす現実的なアプローチだと思います。面接の時に彼もそう言ってました。先週いっぱい出張でまだ再会は叶っていませんが、メールや電話会議の言動だけでも、そのリーダーシップぶりは伝わってきます。金曜の午後に、「みんな、いつまでも仕事してないで、今日は早く帰って3連休を楽しむ準備に入ろうぜ〜」みたいなメッセージがグループメールに入っていました。誰か彼に返信して、週末何するの?と聞いたら、彼はゴルフ行くみたいです。誰と行くんだろう?と野次馬根性は封印して、私も仕事切り上げました。

 

イケメン上司、ゴルフ姿もこんな感じでキマってそうです

 

転職で、何より一番変わったのが、日々の通勤ルーティーンです。これが意外にも肉体的な疲労の要因になっている気がします。最寄駅は以前と同じグランドセントラル駅。前の会社は徒歩3分以内の立地でしたが、今はおよそ地下鉄1駅〜2駅分。14ブロック。マンハッタンの通りは碁盤の目にようになっていて、南北方向は1ブロック歩くのに1−2分という計算。このくらいの距離はい地下鉄だと逆に時間がかかるので歩いていますが、何気に体に効きます。よって、歩く機会が増えるとポジティブに考え、他の多くのニューヨーカーがやってるように通勤をスニーカーにすることを検討中。あれは、かっこいい人がやるとかっこいいのですが、中途半端だと、まるで高校生が制服に運動靴履いているようにしか見えないので、もう少し周りを観察してスタイル選びをしてみたいと思います。とにかくも、グランドセントラルと職場の徒歩通勤がストレスの原因にならないように、この時間をエクササイズと自分の中で意識改革することにしました。

 

それと、これまでのルーティンとの最大の違いは、今の会社では基本的に限りなく毎日出社(最低週4日の出社義務で、特に月曜、火曜、木曜と、その他チーム会議がある日は必須)です。以前は週に3回出社すればよかったらしいのですが、5月1日以降厳しくなったそうです。面接の時にも、こっちがわざわざオフィス訪問したのに、面接相手は在宅ワークしてたのでその人のオフィスから私が面接相手に電話をするという変な場面がありました。最終面接でサンタバーバラ氏と話した時に、この事は彼も嘆いていて、チーム内のコミュニケーションの効率と個人のフレキシブルなスケジュールのバランスを探っていると言っていました。結局、それが基本毎日出社、という風に落ち着いたんでしょう。前の会社は、行きたい時に行って通勤したくない時は在宅、という感じで緩かったのですが、やはりチームでのパフォーマンスを重視するこの会社の経営方針を体現した決定なのでしょう。

 

最後に。転職で増えた日常の楽しみは、この地で創業115年という日系スーパー老舗の片桐さんが通勤経路途上にあって、コンビニ感覚で朝食やランチ用の買い物ができることです。マンハッタンには東京のコンビニみたいに、気軽に小さいサイズの食べ物を買えるところが少ないのでこれは重宝します。炊き立てご飯でおにぎりを作るコーナーもあって、前の職場の時も何度か行ってましたが、ここに毎日通えるのは楽しみです。

 

ということで、転職して変わった日々のルーティンを振り返ってみました。慣れない環境でやや疲れ気味ですが、それを癒すかのように今日はまるでボーナスのような祝日。明日からまた新しい会社での勤務2週目、頑張るために今日はのんびりします。

 

通勤経路にある日系グロッサリー・カタギリ

 

マンハッタンのど真ん中の店なのに納豆の品揃えが充実しているのはなぜだろう、、。