現在進行形の話なのでブログ化するタイミングがなかなかつかめなかったのですが、年明けに、数年前まで同じ会社にいたある同僚から彼の勤める会社に移籍する興味はあるかとアプローチがありました。LinkedInには月1−2回くらいの頻度でヘッドハンターから大勢に送ってる感じの転職お誘いメッセージが来ますが、今回は知ってる人からご指名ということで、話を聞いてみることにしました。
まず今日のニューヨークにおけるホワイトカラー労働者の転職市場がどんな状態かというお話をすると、昨年の秋にうちの会社に日本人が転職してきた(そして既に辞めてしまった)件を書きましたが、当該分野の職務経験がある人は転職しやすいマーケットなっています。これは、どの業界でもコロナを機に経験とスキルのあるベビーブーマー世代が一気にリタイアしてしまい(大退職時代)、多くの場合その穴が埋まっていない状態だからです。うちの会社でも慢勢的な人手不足で常に空きポジションがある状態です。よって残念ですが、この話も声がかかったからと言って、別に私がとびきり優秀だというわけではありません。
いい候補者の場合、採用する側も急いで決定しないと取り合い状態になったりします。一方で、急いで採用するため元同僚の日本人のような不幸なミスマッチも起こっています。そういう事情を目の当たりにしていたので、私としては慎重に対応していましたが、話をしたら最後、結局最終面接までたどりつきました。
最初の段階で、その元同僚と近くのスタバで色々話して、その会社の状況や職場の雰囲気などを聞きました。それで結局受けてみようということになり、興味があると返答をしたら、採用担当者から録画による面接への案内メールが来ました。同時に「HireVue」というAIの会社が運営しているプラットフォームからもメールが来て、メール内のリンクを開くと、面接の質問が画面にあわられてパソコンのカメラに向かってその質問に回答するという流れでした。自己紹介してください、というお決まりの質問から始まり、今の職場での実績、業界イノベーションへの展望、小難しいクライアントと対峙した時の経験とその対処法、と合計4つの質問がありました。質問が1−2分で消えてしまい、読み返しができないので焦りました。また回答も3分以内にまとめなくてはならず、さらにはやり直しができないようでした。一応、始める前に例題があって練習はできました。
Webベースの面接はうちの会社でもやってますが、こうしてAI相手に面接するのはとても不思議な感じでした。画面には誰もいないため、パソコンのカメラ一点に向かってただ話せばいいのでウエブ会議の時にありがちな、視線の置き所に苦慮することはなかったです。録画が終わると同時にあちらに動画が届くようで、一応人間が評価しているようです。そして次の日には、「動画の審査の上、次は弊社で対面でお会いしましょう」という連絡が来ました。既に元同僚の紹介があるので、こんなAI動画面接などスキップしてほしかった気持ちもありましたが、しばらく転職活動はしていなかったので、最新のトレンドを知る意味でとてもためになります。思い返せば、確かうちの会社もインターンやオンキャンパスリクルート(いわゆる新卒の採用)でAIベースのテクノロジーを使うとか使わないとか言っていたような、、、。
そして対面での面接は翌週にその会社のオフィスで実施されました。同じ業界の有名企業ながらマンハッタンオフィスがどこにあるか知りませんでしたが、今の会社から南へ10ブロックほど、エンパイアステートビルの近くにありました。第一印象としては、さすが同業界の上位企業、オフィスも断然綺麗だし、働いている人たちもイケてる感じがしました。何より、平均年齢が若い!面接は一緒に働くことになるチームの面々と一人一人30分くらい会いました。計6人3時間強。せっかく私がオフィスに出向いているのに6人のうち3人はこの日在宅勤務していて結局バーチャル面接。まあ、うちの会社も人のこと言えませんが。ちなみに面接ではこれまでの経験や、専門知識、クライアントとの関係構築、プロジェクトマネジメントの方法などかなり詳しく聞かれました。
面接が終わったら既に6時過ぎ。
この日は、最後に上司になる人との面談になる予定でしたが、予想外に時間がかかり後日に仕切り直しになりました。もしかしたら、その上司は私とこの日既に会った人たちから私の評価を内密に聞いていて、私とは会う価値はないと判断したのかな、なんてネガティブに思ってしまいました。当初は請われて面接を受けてるはずだったはずが、実際に評価される立場になると、人間の性(サガ)なのか、結果は気になります。
なんとなくモヤモヤしながらもオフィスを後にしてエレベーターを待っていると、同じ会社の人と思われる超絶イケメンが歩いてきました。目があったら「Hi」とだけ柔かに声をかけてくれました。「ウォーっ、すげ〜イケメン」と心の中で叫んでしまいました。性的に惹かれるという基準の好みのタイプの男はマンハッタンにはゴロゴロいますが、この彼のように誰もが崇め奉りたくなるような美男子はそうそうお目にかかれません。下の写真、あるフィットネスモデルさんですが、エレベーターで会った彼はまさにこんな感じでした。
面接後エレベーターで会ったイケメンのイメージ
脱ぐとこんなカラダしてそう
着てる服も履いてる靴も毎日がモデル生活、みたいなオシャレでうちの会社には絶対いないタイプ。アジア系と白人のハーフだろうか、それともヒスパニック系だろうか、エキゾチックな顔立ちに浅黒い肌、仕立てたと思われるジャケットにピッタリとフィットした引き締まったカラダ。年は私よりも若い感じ。推定身長185センチ、着痩せしているのだろうか、でも筋肉は重いだろうから体重は85キロ程度?などと私の脳内オトコ診断が作動。このイケメンを見るだけでもここにきた価値はありと、エレベーターに同乗しました。途中どこかに電話してましたが、声も聞き心地のいいバリトンヴォイス、、。
面接の結果よりも、一体このイケメンの正体は何なんだろう、ということが気になり、邪念だらけでその会社を後にすることになりました。転職の話で始まったのに、まるでイケメン談義になってしまいましたが、実はこの彼が後々キーパーソンになるのです。その話を始めるとちょっと長くなりそうなので、転職話の進展はまた次回。


