7月に「弟の夫」と原作者の田亀源五郎先生のNYでの人気ぶりについてブログ記事を書きました。田亀作品ファンの私の中ではNHKでTVドラマ化された「弟の夫」はメジャーな作品だと思っていたのですが、まだまだ知らなかった方も多いようでしたので紹介できて良かったです。

 

さて、改めてその可愛さを再発見させてもらった把瑠都の現在が気になり調べてみたら、なんと今は祖国エストニアに戻り国会議員になっているそうです。「弟の夫」出演以外にも、テレビや舞台でタレントとして活躍していた時期もありましたが、なんとなく迷走感があったように思います。あれだけ大きいと役は限られるし、バラエティーに出て、変な芸能人やお笑い芸人にイジられるキャラになるのは見たくなかったので、祖国での政治家としての現在の活躍は嬉しいです。帰国時には、エストニアと日本の架け橋になるような仕事をしたい、と言っていたので、国会議員として色々日本との外交分野で活躍してもらいたいものです。ひらがなでツイッターもやっているようです。ガンバルト〜の駄洒落がまた可愛い。いろんな意味でいい男です。

 

「弟の夫」の一シーン。把瑠都の乳首をいじる女の子に変わりたい(笑)

 

選挙演説でしょうか。貫禄すらあります

 

 

現役の頃の把瑠都

 

把瑠都は、現役力士の時それほどファンというわけでもなかったので、引退後の方が輝いているように思えるのは気のせいでしょうか。個人的には、同じ時期に活躍していた琴欧洲関に「白人イケメン力士枠」は陣取られていて、把瑠都に関してはなんとなく暗いイメージがあったのが正直な感想です。でも、ネットの情報などを見る限りは、真面目で心優しい人のようです。

 

さて、その外国人イケメン力士の名をほしいままにしていたのがブルガリア出身の琴欧洲です。「角界のトム・クルーズ」なんて呼ばれた時期もありましたが、優しそうな柔和な顔つきと体つきが私の好みのど真ん中だったので、登場した時には衝撃を受けて、しばらくは、にわか大相撲ファンになりました。大関まで上り詰め、引退後も日本に残り鳴戸部屋の隆盛に貢献しています。結婚した時は軽くショックを受けましたが、奥さんが日本人だそうで、日本人への帰化後は奥さんの姓を名乗っているようです。その名も安藤カロヤン!把瑠都同様、温厚な人柄のようです。現在の姿は、トムクルーズ顔負けのダンディーさです。趣味はバイクだそうですが、事故に遭ったりする危険もあるのでバイクの運転はほどほどにして欲しいですね。彼みたいな人は角界の宝ですから。

 

 

現在の様子。かっこいいですね〜。相撲部屋のイメージを一新させてます

 

そして、東欧出身といえば、つい最近まで現役だった栃ノ心。彼はジョージアの出身です。愛称は「角界のニコラス・ケイジ」。雰囲気が似てなくはないけれど、ややこじつけのような笑。現役時代は大関まで上り現在は、「ロイヤル・ジョージア」という貿易会社を立ち上げて、日本とジョージアの経済往来に貢献しているようです。顔は怖そうに見えますが、テレビのインタビューの時の対応などを見ていると、無骨ながら心優しい力持ち的な、把瑠都や琴欧洲に共通する温かい人柄のように見受けられます。ところで、上の二人と比べて、栃ノ心が一番強そうな体してます。お相撲さんというより、総合格闘家。特に最初に大関になった頃は、筋肉の上に脂の乗り切ったエロい体してました。「弟の夫」のカナダ人マイク役にはビジュアル的に栃ノ心が一番合っていたかなというのが私の勝手な妄想です。引退後、彼は総合格闘家に転身するのではと思っていました。まだ引退間もないので、もしかすると、デビューするかもしれませんね。

 

逞しく、そしてエロい体してます

 

デビュー間もない頃の栃ノ心

 

ということで、「弟の夫」の把瑠都から始まって、東ヨーロッパ出身のイケメン力士の現在を追ってみました。移民大国のアメリカには、東欧出身者のコミュニティーも多いです。こちらで生まれ育った2世3世になると見た目や英語のアクセントではなかなか判別がつきませんが、アングロサクソンやジューイッシュとは違う感じの苗字なので、知り合いになるとわかります。アメリカで働いて10年以上経ちますが、東欧出身者は、一見無愛想に見えて、実は勤勉で温かい人が多いと感じています。テキサスで働いていた時に、ポーランド出身のボスに支えていたことがありました。厳しいながらも、真面目で重厚な人柄だったので、今も時折彼女のことを思い出します。

 

日本の角界で活躍した東欧出身の力士さん達も、苦労や成功後の経験を活かして出身国と日本の架け橋役をされているようで嬉しい限りです。