フォローさせていただいているゲイのブロガーさんがゲイ友関係の鮮度という話を書かれていて面白いなと思っていたのですが、私も最近人間関係で思うことがありました。

 

先週の土曜、うちに某ゲイカップル1組と、このブログにも何度か登場する旦那Dの元同僚でゲイ友Aさんと彼のパートナーを招待して我々含め合計6人でささやかなホームディナーを予定していました。その某カップルからAさんを紹介してほしいと依頼を受けて我々が仲介役となり、ディナーを計画したのでした。Aさんは起業家で、投資家でもあるのでお友達になりたい人が多く、某カップルのためにこの日は前々から週末を空けてくれていたのです。

 

この某カップル、ドタキャンの前科があるので警戒してディナーの数日前に念の為、時間確認のテキストをしました。すぐには返事がありませんでした。何となく嫌な予感。そしたら前日に、カップルのうち一人のお母さんの具合が悪いからキャンセルさせて、とテキストが来ました。やな予感は見事に的中!このカップル、悪い人たちではないのですが、マイペースなところがあって約束に遅刻したり直前に予定を変更したりとあまり頼りになる方ではないのです。それでも我々も彼らのおうちに招待されたこともあるし、会っている時はとても魅力的な二人なのでこれまで付かず離れずで付き合ってきました。でも、今回はあちらからの依頼でこのディナーをセットアップしてあげて、多忙なAさんの予定も空けてもらったのにこのザマです。Aさんとは同じ週に別に会う予定があるので、結局このディナー自体を中止することにしました。

 

寿司桶6人前も虚しく。親しいご近所さんにもお裾分け。

 

あまりゲイ仲間を蔑みたくはないのですが、ゲイコミュニティーでは、まるで文化ではと思うくらいドタキャンする人は多い傾向があります。私のこれまでの人生の中で男女含めストレートの友人からこういう風に約束をドタキャンされたこと等記憶にはありません。もう大学時代から30年近く付き合って今まで何百回と会っている友人たちからもドタキャンされたことはほぼありませんです。それぞれ1〜2回くらいは風邪などで飲み会が延期になった、とかそのくらいです。自分の信用がかかっているので自分でも絶対にしたくない行為です。でも、この某カップルみたいに、自分が中心に地球は回っているとばかりに人の予定も考えず直前キャンセルするゲイは結構多いです。そういう人は何度でもドタキャンするのです。私の経験上一度でも直前キャンセルした人は、繰り返す可能性が高いので警戒します。遅刻魔と同じです。

 

言い訳はさまざまですが、このカップルの場合、自分たちや家族が病気という理由が多いです。今度は何の病気?周りに病人が多くて大変だね〜とか皮肉を言ってやりたい気分です。こちらが言い訳を覚えていないとでも思ってるんでしょうかね。病気と言われれば「お大事に、」としか言いようがないのをわかってて図に乗ってる感じです。前回のドタキャンの時は病気だったはずが、その翌日にはマンハッタンのメンズ・ヨガに行ってましたから。病気というより、単に当日気分が乗らないから病気と称してキャンセルするのかな〜と思います。もしくは我々と会うよりも魅力的なイベントがあるとか。

 

もちろんゲイが全て信頼できないわけではありません。例えば、Aさんは超多忙なビジネスオーナーですが、約束を直前に反故にしたことは一度もありません。そもそも彼はそんなに頻繁に体調崩しません。

 

今回はディナーのために地元の日本食料理店からお寿司の出前と別のお店からもチーズ料理のケータリングを予め予約していました。どちらも6人分。特段キャンセル料を言われていたわけではありませんが、寿司なので食材の件もあるしキャンセルするには直前過ぎてお店に申し訳ないと思ったので、結局予定通り寿司もスイス料理もデリバリーしてもらいました。ダイニングテーブルに並べたら虚しくなり、ドタキャンしてきた某カップルに対して沸々と冷めた怒りが込み上げてきました。元々この某ゲイカップルのことをあまり信頼していないうちの旦那Dは、Aさんに対して申し訳ない思いでいっぱいだったようです。それにDは来週からアジア出張があるので、荷造りもしなければならなかったし。

 

結局二人で話したのは、この某カップルを「切ろう」という結論です。出会った頃は、自分たちとは真逆で面白い人たちだなと思っていたのですが、こうして振り回されるのは人生の無駄。絶交とか絶縁宣言するわけではないですし、誘われれば行くかもしれませんが、こちらから積極的に誘うことはもちろん、うちにも招待しないし、ましてやこちらの友人も紹介しないことにしました。そうすれば徐々にフェードアウトしていけると思います。お友達も多い二人なので、我々が疎遠にしても痛くも痒くもないと思いますが。

 

ということで、思いきり愚痴を書いてしまいましたが、ややスッキリしました。おちですが、このブログを書いていたら、某カップルから、

 

Hey guys, too bad we didnt make it last weekend. Are you guys free tomorrow evening? We can stop by your place. We can try to meet up again, hopefully A is also availavle. 

 

とテキストが来ました。邦訳:「週末は会えなくて残念だったね。明日の夜、二人は暇?会えるかトライしてみない?そちらに行けるよ。Aさんも来られるといいんだけど」みたいな感じ。え、ドタキャンしておいてまた我々にAさんとの紹介期待してるの?何と厚顔無恥な奴らだと私は怒り気味でしたが、Dは一言、Sorry, we have plan already tomorrow. Good night. 「残念、明日は埋まってる。じゃ、おやすみ。」 と秒速返信してました。

 

さて、来週から、Dの出張に同伴しシンガポールとマレーシア、そしてその帰路に東京に立ち寄る予定です。気を取り直して久々のアジア訪問、楽しみたいと思います。

 

こちらは数日かけてDと二人で食べ終えました。