ここ数回のブログでは、ゴールデンウィーク中に訪問してくれた超ハイスペックな若いゲイカップルのことを書いてきましたが、今回は二人を招待したレストランを紹介します。

 

そのレストランとはチェルシーとフラットアイロン地区の境にあるイタリアンレストラン「Basta Pasta(バスタパスタ)」。ニューヨーク住まいが長い日本人ならほぼ知っているだろうと思われる東京発のイタリアンです。元々は東京にあったそうですが、日本人シェフの光岡さんが1990年に当地でオープン以降、チェルシー界隈では一貫して人気のレストランです。私がニューヨークに移ってきた頃はまだまだ駐在員など日本人のお客が多かったような気がしますが、今はすっかり近隣在住の常連で賑わう地元密着のレストランという雰囲気です。アメリカのイタリアンレストランでは、なかなかアルデンテのパスタが食べられないのですが、ここは味も茹で加減も日本人好みで、私も10年以上通っています。

 

 

お店に入るとまず目に入るのがオープンキッチンで、視覚と嗅覚を通じて食欲を刺激してくれます。光岡シェフがいる時などは日本語が聞こえてくるので、何となくのホーム感。平日も週末も結構混んでいますが、カウンターは空いていることが多く、一人でふらっと入ることもできます。

 

この日は、すでに近くのルーフトップバーで飲んでいてほろ酔いでしたが、仕切り直しということで、またアルコールからはじめました。日伊フュージョンというだけあって、ドリンクメニューには日本酒も日本のビールも載っています。二人は日本から訪問しているので特に日本のアルコールにこだわる必要はないと思い、ワインはボトルを入れました。A君もC君も結構飲むので、結局ボトル2本空けました。(ちなみに私の旦那Dは酒は飲まない。飲めないのではなく、なぜか飲まない。)

 

日系ブランドのビールや日本酒も提供されいます

 

スターターはシーザーサラダをオーダーしました。ここのシーザーサラダ、野菜もいつも新鮮でドレッシングの加減も絶妙。酸味が効き過ぎてなくクリーミーです。アメリカにあるイタリアン料理店でシーザーサラダを頼むと、胡椒をひいてくれることがありますが、ここは目の前でチーズを振りかけてくれて、視覚で美味しさを強調する感じです。そして、パスタはこちらの看板メニューであるFusilli con Prosciutto e Parmigianoをオーダーしました。これを頼むとBasta Pastaダイニング体験のハイライト、パルミジャーノレッジャーノのワゴンを席まで持ってきてくれて、その中で贅沢にパスタをからめてくれます。パスタが来る頃には程よくお酒も回ってきてもう幸せ気分満喫でした。

 

絶品シーザーサラダ

 

イタリアチーズの王様、パルミジャーノレッジャーノ

 

味ももちろんですが、私がここに通い詰める理由は全体的な味とサービスが安定している点です。まず、メニューですが、微修正はありますが、人気メニューはほぼこの20年変わっていません。飽きのない味付けなので、何度でも食べられるメニューが多いです。もちろん、その時々のトレンドもしっかり取り入れています。そして接客については店員さんへのトレーニングがしっかりしていて、これまで何十回と通ってきて不快な思いをしたことがありません。それにワインやメニューの知識が深い店員さんもいるし、ここにくればストレスなく確実に美味しいものが、落ち着いて食べられるという安心感があります。ゲストであるA君C君カップルもとても喜んでくれました。やはりゲストをもてなす時には勝手を知ったレストランがいいですね。

 

二人を招待する数週間前にDとディナーした時には、私はシーフード黒パスタ(Spaghetti Nero ai Frutti di Mare)をオーダーしました。新鮮な魚貝がたっぷり入って味が期待通りなのはもちろん、量も多過ぎずでデザート用に胃袋にスペースを残しておくには丁度いいサイズです。デザートのおすすめはなんと言ってもティラミス。アメリカでもティラミスは人気デザートの一つですが、コーヒー風スポンジケーキもどきだったり、逆にベチョベチョしていたりします。こちらのティラミスは程よくエスプレッソの効いたしっとりとした食感で、見た目も日本のデパ地下とか日本のイタリアンレストランで見かけるような感じです。

 

Spaghetti Nero ai Frutti di Mare

 

 

ほとんどの席からキッチンが見渡せます

 

お店情報はこちらのHPでご覧ください。写真も綺麗で、行ってみたくなると思います。アクセスも良好で治安も比較的いい場所にあるのでニューヨーク初めての方におすすめです。また一人旅だけどいちげんさん的な緊張を感じないでマンハッタンっぽい雰囲気でディナーをしたいという時にも最適と思います。