アメリカ中間選挙が終わりました。物価高、インフレでバイデン政権は壊滅的な敗北を喫するのではないかと事前予想もありましたが、それほどでもなかったようです。またニューヨークの現職知事(民主党)も共和党のライバルの激しい追い上げに苦戦しつつも当選を果たしたようです。しかし現実には買い物をするたびに値上がりしているような状況が依然続いていて、身の回りの品の物価高を肌で感じています。

 

日本のニュースや芸能人のブログなどでNY関係の記事を見ると、マンハッタンでハンバーガー一個とコーラ一杯頼んで5000円だった、とか大戸屋の定食が3000円だった、とかいう話が流布しています。マンハッタン勤務で米ドルで給料もらっている日本人が「ハンバーガー一個3000円もして、暮らしていけない!」というのはちょっと大袈裟な気がしますが、アメリカの物価高と円安のダブルパンチで、日本からの仕送りや日本円の貯金でやりくりしてる学生さんとか、日本からの旅行者にしてみれば、確かに今のマンハッタン(というより全米全土)での生活や旅行は高くつくでしょう。

 

旅行者にも人気のシェイクシャック

 

元ニューヨーク在住の従姉妹が、コロナの移動制限も帰国時の水際対策も緩和されたことだからと、年末年始にニューヨークを計画しています。そこで、食事の物価は実際のところどのくらいなの?と聞かれたことを契機に、ここ1週間で外食した食事の値段を記録してみましたので写真と共に、紹介させていただきます。

 

まずハンバーガー。日本人旅行客にも人気のシェイク・シャックの場合。一番人気のシャックバーガーは$7.29で、ソフトドリンクが$3.49でトータル$10.78。税金を足しておよそ$12ドル。今日現在の為替で日本円¥1700程度です。ファーストフードはチップを払わないのが基本なので、ポテトを頼んでも¥2000超えといったところ。日本のシェイクシャックも同じバーガーで¥924で飲み物が¥300程度なので、総額¥1300ほどです。個人的にはそれほどインパクトがあるとは思えません。最近NYを旅行した芸能人とか、日本の事務所に所属して日本円で給料もらってると思われるNY在住の芸人など、SSNインフルエンサーの「ハンバーガー食べたら¥5000もしたよ〜」アピールは、こういうファーストフードチェーンではなくて、もう少し高級なレストランやグリルで提供されるハンバーガーのことだと思います。

 

同じものでアメリカでは¥1700、日本では¥1300。

 

 

 

 

これまた「ラーメン一杯3000円したよ〜」アピールについて。日本人がやってるお気に入りのラーメン屋さんでの値段は、15ドル〜20ドル程度で、一杯の値段はそれほどコロナ前と変わっている印象はないです。もしかしたら1−2ドル上がってるかも、くらいの感覚。ラーメンは元々日本と比べて2倍くらいの値段はしました。物価高を乗り切るのに、その分量で調整しているのかとも思いましたが、そうではないようです。この日は、味噌ラーメン17ドル(約¥2370)、焼き餃子$8(約¥1115)。ラーメン屋さんでは基本的にチップを払います。税金やチップ込みで$32払いました。日本円にすると総額$4500です。ラーメン1杯だけだと、それほど感じなかった物価高も、つまみの餃子を足した額だと、確かに、「え、こんなにしたっけ?」という印象です。また、地域によっては「パンデミック復興税」みたいなサーチャージを課している飲食店もあったりして、この場合、さらに3−5%上乗せされます。そうすると確かにラーメンと餃子で日本円¥5000は超えます。ラーメンにメンマや煮卵などのトッピングつけて、さらに生ビールジョッキなど頼んだら、¥7000近く行くかもしれません。そうなると「ラーメン1杯3000円」は真実に近い感じです。日本には安くて美味しいラーメン屋さんがたくさんあるので、日本からの旅行者はわざわざNYで高いラーメンは食べないと思いますが、在住者にとっては日本の味そのままのラーメンもなかなかないのが辛いです。下の写真見ていただくとわかると思いますが、ここの餃子は手作り。肉汁たっぷり。このクオリティの餃子はNYでも数少ないので、それでも行き続けるかな〜、と言ったところ。

 

17ドル(2370円)払いますか?

 

ここの餃子は手作り。このクオリティなら8ドル(1115円)払いますが、日本だったらいくらだろう。。。

 

私が一番物価高を感じてるのは、スーパーマーケットやコンビニ、薬局などで持ち帰りのランチボックスの類です。下の写真はある日のお昼。職場近くのスーパーマーケットで買ってきました。コロナ前のルーティン的なメニュー選びに加え、給料日なので少しご褒美的にミニデザート。それでも$15ドルくらいかな〜という感触でレジに行ったらまさかの$25越え。内訳は、ハワイアン・マグロポケ丼$13.9、ポテトチップスミニサイズ$2、一口サイズデザート2個合計$6、缶のソフトドリンク$3、そして、頼んでないのにレジ袋代加算されて合計$25.6也。日本円にすると¥3550。このスーパーの惣菜コーナーやベーカリーはクオリティが高いの、ポケ丼もミニタルトもとても美味しかったので大損した気分にはなりませんでしたが、ポテトチップスと缶の飲み物は我慢できたかも、という反省です。このお店、同じビルににデザイン系の専門学校が入居していてに昼時は若い人で賑わっています。日本人学生もいるようですが、値上がり+円安傾向で、日本からの仕送りで生活している方にはかなり酷だと思いました。また、アリゾナから出張してきた同僚が、近くのCVS(コンビニみたいな薬局チェーン)でハムチーズサンドイッチと炭酸飲料の600mlのペットボトル買ったら税込20ドルで、「空港よりも高いよ〜」と悲鳴をあげていました。レストランなどより、日々頻繁に使うテイクアウトでより値段が上がっている感じです。

 

ということで、物価が高止まりしているのニューヨークの現地レポートでしたが、個人的な感想としては、値段の高さだけを理由に旅行を取りやめるほどの急激な変化はないと思います。毎食のことなので、チリも積もれば、で不安に感じるかもしれません。家族3-4人ともなれば影響は雪だるま式になるでしょう。しかし、日本の都会同様にNYCでは、安く済まそうとすればそれはそれで可能です。例えば、マンハッタンのあちこちに見かける2ドルピザは元気に営業してますし、オフィス街などは朝から昼にかけては屋台やフードトラックの出張販売も健在です。いつも使ってる、会社近くの交差点の屋台で、マフィン$2、コーヒー$1はコロナ前と変わらず。明らかに客が増えたので、お値段据え置きの薄利多売戦略でしょう。

 

これから留学を考えている方にとっては、日本円の貯金を使って学費払って生活費もとなると長丁場になるので、途中で資金がショートしないようにプランニングが必要かと思います。ここ数日、若干日本円が持ち直してきているようで、落ち着くといいですね。

 

これで3500円はやはり高い。マグロ丼、デザートとも美味しかったので自分を納得させた