2008/2/7(木) 午前 0:02
10夜連続緊急更新シリーズ (その5)
一絨毛膜一羊膜の事を医学的見地から医師に説明を受けて以来、大変だったのは起きている間の地獄の不安だけではありませんでした。もともと、私はのび太君のように10分ぐらいあればどんな場所でも、どんなシチュエーションでも寝れる体質だったのですが、完全に不眠症になりました。当たり前です。地獄ですから。寝る前にも当然ずっと今大丈夫だろうかとか、はよ一月になって欲しいとばかり考えていました。ほんで寝られへんから5時過ぎまで寝れずに布団の中で起きていた事もあります。しかしもっと大変だったのは、悪夢です。恐ろしい話を医師から聞いてから、毎晩悪夢を見ました。やっと寝れたと思ったら真夜中に悪夢を見て、ガバーッと布団から飛び起きました。目が覚めるとかではないです。文字通り飛び起きました。飛び起きて体が直角に曲がって、上半身が完全に起きている状態になるのです。ほんだら、汗びっしょりかいて心臓がバクバクいってました。あー夢だったのかと、一瞬安心するのですが、次の瞬間から赤ちゃんは大丈夫だろうかとの地獄の心配が始まリ、また地獄の不安が続くという日々でした。いや、冗談ではないです。地獄としか言いようがありませんでした。
例えば皆さんの子供が誘拐されたことを想像してください。はい、大変ですね。でもそんなに心配は不要です。
理由
人数:1人だけ誘拐される(犯罪心理学的に足手まといになるのに2人誘拐するアホはいない)
期間:せいぜい1週間でかたがつく
その他:警察が救助してくれる。金で解決できるかもしれない。
まあ、たいしたことはないですね
一絨毛膜一羊膜の場合
人数:有無を言わさず2人(2人以外は物理的にありえない)
期間:最長9ヶ月間ぐらい(もしそれより短ければ、最悪の結果だったということ)
その他:警察はおろか、医師も助けることが出来ない。ただ成り行きを見守っているだけ。もしTTTSになったらレーザー治療するが、生きられるとは限らないし不可逆性の疾患なので危険な状態のままおなかの中に入ったまま過ごさないといけない。薬など無い。へその緒がいつ絡まるか誰も分からない。絡まっても気づかない。ほんで絡まったら栄養と酸素が行かないから胎児はすぐに死亡する。
地獄以外の何者でもないです。
また、あなたが癌であと9ヶ月の命である確立は医学的に60%であると言われたとしましょう。大変ですね。でも安心してください。たいしたことは無いですから。
理由
対象:所詮たかだか自分の話
人数:有無を言わさず自分1人
その他:癌なら開発中の薬や海外の薬があるので助かるかもしれない。治療法も出来るかもしれない。よしんば助からないとしても、大体今まで充分30年間も楽しんできたので、別にいいでしょ。
まあ、全然たいした話ではないですね
一絨毛膜一羊膜の場合
対象:自分の命より圧倒的に大切な自分の赤ちゃん
人数:有無を言わさず2人(2人以外は物理的にありえない)
その他:へその緒が絡まらないようにする薬や治療法など世界中捜しても無い。器質的な疾患なのでTTTSの薬などありえない。30年どころか、赤ちゃんは何も悪いことしてへんのにちっとも楽しい思いをせずに最悪の結果になる可能性がある。
地獄以外の何者でもないです。
一絨毛膜一羊膜のことを聞いてから、勉強せずにずっとネットで調べてました。ほんだら、一絨毛膜一羊膜の子供を持つ方のブログがいくつかありました。なんだ生まれてくる人もいるじゃないかと思いますか?そりゃそうです。なぜなら周産期死亡率が100%ではないからです。いくらなんでも100%死亡するわけではありません。60%の死亡率です。この人たちは、すごい確立で一絨毛膜一羊膜の子供を授かり、さらに40%以下の確立で子供が産まれたから、あまりにも珍しくてわざわざ一絨毛膜一羊膜とタイトルをつけてブログを書いているんです。それほど珍しいことです。
でも、このブログを書いてる人たちの裏にどれだけ子供を亡くして悲しんでいる親がいるのかを考えると恐ろしくて読むことができませんでした。
明日に続く