ぼくらが歩く道は、はじめは目先も真っ暗な、どこともわからない場所
その一歩を踏み出せば、ひょっとすると崖からまっさかさまに落ちてしまうんじゃないか
どこから聞いてしまったのか、そんなことを考えては、これまた見えないほど深くてまっくらな大きな谷を勝手にみてしまう
基本は・・・防衛本能 守ろうとする意識が、強大な谷底を見せている
想像できない谷底は、ただただ恐怖を感じさせているだけの存在に過ぎない
何がそんなにも恐怖を感じさせてしまったんだろう・・?
実際に、そんなに深いものなのだろうか・・・?
用心が深すぎ、渡るはずの橋すら、調べに調べて壊してしまうのだ
それでは、実際に、それほどに考える必要があるのか
ここで、すこし考えることから外れるのもいい 感じることに意識をシフトしながら、いろんなものに意識を向けるとか・・風 匂い 自分なら 鼓動や体温 頬に手をあててみる?
なにも知るすべがないこと ない場所なら、考えても答えは出てはこない
実際に見るしか方法はない
歩みを、すこしずつすすめて、その目で感じてみるしかない
見るまで分からないのだから、今、その時点での恐怖は、必要がない
すこし足を出してみて、その先を感じてみればいい
そんで、怖い場所なら、そこで考えればいい
どんだけ怖いのか、どんな場所なのかは、そこで分かることから方法を模索できる
ほんのすこし足を出す
出してみれば、その先がどんなに広がっているのかがわかるだろう
深い谷だけだった風景は、いろんな地形に変わってくる