黒めだかが、ぬうの住んでいる、この地域の自然に残っているのか? いろいろ知る内に、どうしても、この疑問を確かめたくなっていた。
すこしずつ、少年期のぬうが、釣り場を自転車で探しまわっていた時の記憶をたどって、一か所、また、一か所と足を運んで探してみていた。
一日、一か所回れるかどうかのペースで、実際に自分の足で歩いて場所を見て、探してみる内に、
直に触れることでしか感じられないものが、ものすごく多いことを再認識してしまった。
彼らの棲みかが、どれだけ侵食されているのか・・姿の影すら感じられないまま、数か所をまわっていた。
話を聞いたり、調べたりする内に「昔は、田んぼや、用水池、用水路にも見られた」という話を目にすることに、そこに照準を合わせて、探してみる。
あきらめて、捜索範囲をもうすこし広げようとしていたとき、たまたま発見した場所に、車を停めて、そっと歩みよって覗いてみる。うってつけの環境を発見!
それらしい魚影を目にして、網を水底に構えて待ってみる。
ごくごく小さな魚が、網の上を、ゆっくりと通過・・・。捕獲してルーペで調べてみる。
ん? んんん? 生れたてに近い 小ささ子のヒレを確認するのは、大変・・・。
お、めだかだ、めだかだ!・・ しばらく感動。
棲みかが整えば、子供達を増やして繁殖している・・。棲みかを追ってしまったのは、俺たち、それを知らないでいる鈍感さも、ぬう自身が持ちながら過ごしていた。
これも、自分の足で感じたからの、感動なんだ。
何回も足を運んでも、なかなか採れないでいる家族を見ている内、疑問が湧いて調べてみることに、数が激減していることを知ると、ここら近辺には、「自然のめだかはいないのか?」
調べてみることに、めだかの棲みかを調べて、捜索をはじめる。
いろんなことがつながって知ることができている。
今、そこに留まって知らないでいることが、不幸なのかもしれない。
実際に、足を運ぶこと・・一歩、踏み出すことは、その出会いを可能にしてくれる。
なんだか、人生の重要なポイントが、ここにある。そんな気がしていた。
ぬうの住む地域の固有種を保存繁殖~放流できるといいんだけど、白めだかが、どんどん産んでいるのもあって、捜索にこぎつけたのもあるから・・・やってみるべ♪