自分の思いを言葉にするトレーニング 32日目

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豊橋市美術博物館で、現在開催中の企画展「こわい絵」。

http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/

評判もよく、たくさんの人が来場されていると聞いています。

この企画展で面白いのが、外部から絵を集めてきたわけではなく、収蔵作品の中からぞっとするような「こわい絵」を集めたというところ。

なぜ、怖くみえるのか?
「怖さ」から絵をよみとくことで、表層から作品の深層へと皆様を誘う展示となっているそうです。


収蔵作品をただ並べているだけでは、正直注目はされません。

「こわい」をキーワードにセレクトして展示をする。
その切り口によって同じものでも目新しく見える、面白くなる、そのいい事例だなと思います。

企画する側から言ってしまえば、今持っているものを使うので予算を抑えて、たくさんの人に見てもらえるので、こんなありがたい話はないですよね。


私は覗きに行ったのですが、どうも「こわい」ものが苦手なので、じっくりは見ずに、さ~っと雰囲気だけ感じて出てきてしまいました(苦笑)

一緒に行った彼曰く、子どもにもわかりやすい解説が書かれていてよかったとのこと。

さらに、子ども向けに「キッズ・ガイド」も用意されているのも、いいポイントです。

来場中、子どもたちもたくさん見に来ていたので、幅広い世代が楽しめる展示なのもいいなと思っていました。

視点を変えるだけで、新しい流れが生まれる、そう感じた企画展でした。