ちょうど1年前に、黄熱病の予防注射で体調を崩し、そのまま中南米へと旅立ったまま行方不明だったなつむぎです。あんた誰? とか言わないで。
あけまして、お・め・で・と・う。おめでとう。
あぁ、このギャグも、もっと旬の時に使いたかったなぁ。
いったいこの1年間ボクは何をしてたかと言うと、ボリビアで金が尽きて塩湖で塩運びのアルバイトをしてたワケでもなく、かといってリオデジャネイロでモレーナ達に囲まれて大列車強盗の逃走犯のようなハッピーな時間を送っていたワケでもなく、3月の末には何事もなかったかの様に無事日本に帰り、その後日々の雑事に追われておりました。
ホント雑事ってやつは、こなせばこなすほど出て来るものだよな。
それでも1年の間にはちょっと変わったこともあって……
【1】 夏に2週間のプチ留学をして来た。
タイのバンコクでタイ語を、1日4時間プライベートレッスンでしごかれて来たよ。
タイ語はさ~ ブログを書き始めたころにはちょっとしたマイブームで、そこそこお勉強したワケなんだけど、その後記憶はあたかも頭髪が抜けるがごとくどんどんと抜けていって、もはや初心者レベルにも達しない入門者レベルにまで劣化してました。
あ、これ比喩だからね。頭髪がどんどん抜けたって言いたいワケじゃないんだな。
どうして覚えるのには時間がかかるようになったのに、忘れるスピードはどんどん早くなるんだろな? 今の目標は、今後10年でタイ人の小学6年生レベルまで話せるようになること!
【2】 で、秋になってみたら、息子が結婚していた。
まぁ、気付いたら結婚していたって言うのはちょっと大げさだけど、でも、子供の結婚とかもっともっとゆっくりと進むものだと思っていたら、思ったより早くどんどんと進むんだよな。一応披露宴もするって言うんで、新郎の父親としてはなんらか正装をしなくちゃならないんだけど、普段だら~とした服で過ごしていて、ビジネススーツすら滅多に着ないボクだから、服に着られちゃうんじゃないかってヒヤヒヤだよ。
アロハはハワイの正装だそうだけど、アロハでオッケーだろか……
【3】 そして冬。ほんの数週間前、右目の軽い手術をした。
手術自体は痛みもなく2~3分で終る、幼稚園レベルの簡単なものだったんだけど、切るとか、痛そうとか、血とか、そう言うのにめっぽう弱いボクは、その短い手術の間に失神しかけたよ。
手術台の隣に設置してある脈拍やら血圧やらを測定する装置が、なんか派手なアラーム音をたて始めてね…… 執刀医の、このアラームは何? の質問に、ナースが「血圧、脈拍が急激に下がっています!!!」って叫んでた 笑
----- 大丈夫ですか~ なつむぎさん。具合悪いですか~?
の医者の問いかけが、遠のきつつあるボクの意識に届いた。ボクは必死に答えたね。
----- 大丈夫です、たぶん。なんとか踏ん張ってます。冷や汗出てるけど……
----- あ、ちゃんと反応してますね。では手術、続行します。
あ、あ、続行しちゃうの? 返事しない方がよかったかな……
その後も血圧はガンガンさがり、三途の川の向こう岸から愛犬かえでが呼んでるかもな~ なんて思っている内に、どうもこのままだとまずい事になるって判断がされたみたいで、急遽麻酔医が手術室に呼ばれることになったんだ。
しばらくすると、誰かが飛び込んで来る気配があって、
----- なつむぎさん。これから○○○の点滴をします。腕をちょっと縛りますよ。
○○○が、なんて名前だったか忘れちゃったけど、救急医療物のドラマで良く聞く名前だった。
緊迫感があるな、って遠くなった意識の中で考えてた。
と、その時、「はい、オペ終了です」の執刀医の声がしてさ。
そうなると、ボクは急に安心してさ。
血圧とか、脈拍とか上昇し始めたみたいでさ。
もう、静脈に点滴の針を刺すばっかりだった麻酔医の先生も、あれ?こりゃ大丈夫かなって感じになって、では点滴しないで様子を見ればいいですね、って引き上げて行った。
いやぁ、ボクはもうヨワヨワだね。
きっと、今日一番のチキンな患者って、ナース達の間で笑い話になってたと思う。
*****
まぁ、そんなこんなで、それなりに色々あった1年だったんだ。
書こう書こうと思ってた、「中南米:お目付役の娘付きの旅」の体験談なんかも、1年遅れで少しづつ書いて行くつもりなんで、どうぞどうぞ2014年もよろしくです。
大変遅ればせながら新年のご挨拶と、ちゃんと生きてますのご報告まで。
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