まぁボクも大人だから、どこの会社か分からないように「SB社」ってぼやかして書いてるけどさ。こんな電話が仕事中にしょっちゅう来る。
あ、これ、スパイスやカレーの会社の事じゃないよ。
----- あの、基本的な質問なんだけど、この回線はN社で契約してるんだよね。なのになんで契約もしてない貴方の会社から「サービスが向上しました」ってな連絡が来るわけ?
それは、お客様が0033をお使いになっていることから、メリットがあるかと思いまして。
----- ってかさ、ボク一度も0033を回したことないんだけど。それって、本当は把握してるワケじゃないんでしょ? それに結局、担当者が来ると契約をSB社の回線にしましょうってことになるんでしょ?
えっと…… はい。あの、そういうご提案もさせていただくかと思いますが、それは……
----- あのさ。それって詐欺まがいの勧誘なんじゃないの? 貴方、代理店だって名乗ったけど、SB社はその営業の仕方を容認してるワケ?
あ、あの…… それは、当社の営業方針としてで。それでは……
そう言って電話を切りそうになったものだから、
----- ちょっと待ってよ、切らないでよ。そのさぁ、その詐欺まがいの電話勧誘でさ、何度も何度も不愉快な思いをしてるんだけどね。これについてどう思ってるの?
なんてね。
以前、すごく気が立ってる時に、そんな受け答えをしたこともあった。
そりゃありますってば。いつでもどこでもニコニコ穏やか、ってワケにはいかないんだ。
迷える中年男だからさ。時には考え込んじゃっていて人に邪魔されたくない時もある。
そんな時にこんな電話…… タイミングって悪いものだなぁ。
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でも、単に文句を言うだけじゃあまりにも芸が無い。
そう思っていたから、今日久しぶりに、またSB社代理店を名乗る男から電話がかかって来たんで、こう対応したんだよ。
SB社代理店のものですが、お使いの電話回線のサービス向上のご連絡の電話を差し上げました。お客様は今、携帯電話にかけるときに0033を最初に付けてますよね。それがこれからは0033を付けなくても料金がお安くなるようになったのですが、対応できる回線と対応できない回線がありますので、ちょうど本日担当の者がお客様のエリアをまわりますので、16時から17時ころまでお時間はございますでしょうか。
----- はい。SB社さんね。お疲れさまです。残念だけどボクさ、N社の回線で満足してるから担当者に来てもらわなくてもいいよ。SB社にするつもりは全然ないからね。
それより、こんどウチで新しい事業を始めたんだけど聞いてくれるかな。あ。ボクの所、街金融だって知ってて電話してるんでしょ? 違うの? 何のリスト使って電話かけてんの? ま、いいか。
でね。そのサービスなんだけど、東南アジアの某産油国で新しい油田の掘削事業が始まってね。それに投資すると、半年で3割の配当があるってものなんですよ。え?たかが街金がそんな国際的な事業に関係してるのは信じられないって?
そりゃないよ。本当のことだよ。信じなければあんたが儲け損なうだけだから、そりゃかまわないけど今日の日経新聞見てみなよ。ちゃんと記事になってるよ……
とかなんとか。
すると電話の男が、あからさまに不機嫌な声で、
申し訳ないんだけど、今、勤務中なんで、そんな勧誘のお話を聞いてる時間はないんで、電話を切らせて頂きます。
----- ちょっと待ってよ。こっちだって仕事してたんだよ。忙しくしてんだよ。あんただってその時間に勝手に割り込んで来て、口車に乗せて上手く丸め込もうってな営業してんじゃん。
お互いさまだろ?兄弟。
ま、こんな話。

しばらく振りなのに、こんな記事でごめ~んね。
最近、ボクの回りではプチIT化が進行中なんだけど、それについて記事を書くきっかけがなくてさ。
プチIT化の実態については、次の記事ででも。