「大阪の方が、タイの生活に似てるのよね~」
って、良く言っていた。
どうも、タイ人は東京より大阪での生活の方が向いているらしいし、
関西人の方が、タイ語の上達が速かったりするらしい。
そんな事を言われていたせいか、ボクもバンコクに行く度に大阪をイメージしたりしちゃうんだけど、
それはなんて言うか「生活にみなぎるバイタリティ」とでも言うのかな?
もちろん東京にだって、力強く生活する骨太の人は居るだろうし、
大阪にだって、シャイでデリケートな薄手のクリスタルガラスのような人は居るだろうけどね。
でも、大阪やバンコクのバイタリティには、やっぱりボクは圧倒される。
はい。東京のひ弱なボク。
名前は「なつむぎ」です。
どぞ、よろしく。
*****
Y先生はこんなことも言っていた。
タイ語で「~でしょ?」って言う意味の「~チャイマイ?」って言い回しも、
関西弁の「ちゃいまっか?」に似てる、チャイマイ?
それもそうだし、タイ語には中国語と同じように「声調(1つの音節の中の音の高低)」があって、
これを間違えると意味が違っちゃうんだけど、関西弁には声調があるよね。
いや。ボクの耳にはそう聞こえる。東京の言葉には無いけど、関西弁にはある。
東京で「目(め)が」って言うところ、関西だと「目(めえ)が」って言ったりするじゃん。
それからタイのおばさん達の、まぁ良く話すこと。
7日間の「絵」探しの旅の内、1日だけタイ人母娘とドライブをしたんだけど、
そのお母さんが、ほんと良く話す。
ちょっとしたスキに、屋台のおばさん、お寺のお坊さん、船待ちの家族、駐車場のおじさん...
とにかく、気がつくと会話をしている。
内容は、どこから来たの? 何しに? 食事はしたの? そこのヒゲのあやしい外国人は何者?
ってな感じの、極めて日常的な内容らしいんだけどね。
コミュニケーションは、生活を生活するらしくするための大切なんだよなって、
彼女を見ながら考えたりしてた。
タイ人が生活に求めるのは「サバ-イ(気分良く)」と「サヌック(楽しく)」なんだそうでね。
気がつくと日々の生活に追われちゃって、
あぁ自分は、サバいくも、サヌックくもない生活を送っているんだって反省したりして。
生きてはいるけど、生き生きと生活をしているワケじゃないんじゃないかって、ちょっと心配したりして。
あ、この母娘とのプチ旅行記は、またいずれ。
*****
さて、やっと本題。
「タイは大阪だ」説だけど、今回、その正しさを確信したよ。
少なくとも、バンコクは東京じゃない。
その証拠が、これ↓

これ、バンコクのBTS(高架鉄道)のチケットなんだけど、
表面に、電車に乗るときの注意事項が印刷されているんだ。
「扉に寄りかかると危ない」とか、「電車とホームの間の隙間に注意しろ」とか。
で、この写真のチケットには、エスカレーターで下ろうとしている人物が正面から描かれていて...
って、思ったワケですよ。ボク的にはね。かれは左手で手摺りを持っていると。
でもよく見ると、ちゃんと英語でも書いてあるではありませんか。
Please stand to the right.
そうなんだ。
やっぱりタイは大阪だったんだって、確信した次第です。
