まぁ、20世紀初めのフランス音楽には目が無いボクとしては、
もちろんラベルのボレロ大好き!なんだけど、
今日は、もうちょっとロマンチックなボレロ、
「裸足のボレロ(Song Of The Barefoot Contessa)」
を紹介します。
1954年、米・伊合作の映画「裸足の伯爵夫人(Barefoot Contessa)」のテーマ音楽です。
マドリッドのカフェで裸足で踊るダンサー、マリア(エヴァ・ガードナー)が、
ハンフリー・ボガート演じる映画監督ハリーにスカウトされ、彼女は大スターに。
そして、リビエラでの休日。ジプシーの踊りの輪に飛び込み生き生きと踊る彼女は、
ファブリーニ伯爵に一目惚れされ、伯爵夫人になるのだが...
まぁ、オチは書かないけれど、
そんなこんなの映画の主演女優エヴァ・ガードナーは、とても魅力的だし、
主題歌の「裸足のボレロ」も、良いなぁ。
特徴的な3連符は、ラベルのボレロと同じ性格のものだって、すぐにわかるよね。

ん? ボレロって言ったら、東方神起の曲でしょ? ですか?
そういうあなたは、先ずはラヴェルのボレロを聴きましょう。
と言っても、全部聴くと15分くらいかかっちゃうから、圧縮版でね。
●忙しい人のためのラヴェル ボレロ
主旋律も出てこないという超圧縮版だったけど、リズムは分かったでしょ。
で、続いて、今日紹介する「裸足のボレロ」をどうぞ。
●Hugo Winterhalter/Song Of The Barefoot Contessa
ボレロ(bolero)ってのは、もともとスペイン起源の3拍子の舞曲だった。
ほら、女性の着る丈の短いカーディガンをボレロって言うけど、
って、今でも言うよね?
ファッション用語は、どんどん変わっちゃうから、心配で...
で、そのボレロってのは、ボレロの踊り子の上着のデザインが元なの。
って言っても、ボレロの踊り子を見たことがない人がほとんどだろうから、
闘牛士が着ている上着をイメージしてもらえればいい。
でね。
19世紀に、この舞曲「ボレロ」がヨーロッパ全体に広まって、
ラヴェルなんかに、インスピレーションを与えたってワケだね。
そして、遠く極東の日本にまで来る。
●ああ人生に涙あり 水戸黄門テーマ曲
