ボサノバの黄金のコンビによるこの作品「フェリシダージ」は、
日本でもとても知られた歌です。
映画「黒いオルフェ」の中で歌われました。
日本では、「悲しみよさようなら」というタイトルの方が、通りがいいんじゃないかな。
確かに歌われているのは「悲しみ」だって言ってもいいけどね。
でも元のタイトルは、Felicidade(幸福/幸せ)です。
「幸せ」というタイトルで、幸せのはかなさを歌っている。
そこが良いのだって思うけど。
♪ Tristeza não tem fim Felicidade, sim
A felicidade é como a pluma
Que o vento vai levando pelo ar
Voa tão leve Mas tem a vida breve
Precisa que haja vento sem parar
♪ 悲しみには終わりがない 幸せは終わってしまうのに
幸せはあたかも
鳥の羽が 風に舞うかのよう
とても軽々と舞うけれど ほんの短い間だけ
風が絶え間なく 吹いてくれなければ
その後は、こんな風。
貧しき人々の幸せは カーニバルのような大いなる幻想(イルージョン)
人々は一瞬の夢を見るために 一年中働き続ける
人生やるって悲しいね。大変だね。
●Emilinha
●Clara Nunes
さてさて、ブログ友のメイさんの記事を紹介させてくださいな。
メイさんは、ボクの娘でもあり教え子でもあり。
といっても、血のつながった娘じゃないし、内容のあることを教えたことはないんだけどさ。
以前、グルっぽ「ボサノバが好きだ」の企画で、ボサノバ・ベスト10を選んだことがあるんだけど、
その時、彼女も投票してくれました。 (ノミネート曲は●ここ ベスト10の結果は●ここ)
彼女はとてもいい耳を持っていて、聴いた曲をミミコピして歌ってハモッてしまうみたいですよ。
そんな彼女選ぶ「ボサノバ・ベスト10」では、
彼女の感性が捉えた曲のイメージと共に、
ボクとは違った視点で選ばれた演奏が紹介されてますよ。
第一弾 A Felicidade は、●ここ
