別に洋梨が好きだってことじゃないですよ。
梨はさ、何てったってニホンの梨の方が、美味いじゃん。
ボクが住んでる地域の品種「稲城」なんて、すっごく美味いよ~。
あまり市場に出ないけど。
サブタイトルは、ただ「フランスが好き」って言いたかっただけ。
一昨日の記事で、おフランスのキザ加減を茶化しちゃったからさ。 ●ここ
だけどね、
クラシックを聴いてた期間が短いボクでも、
不思議と惹かれてずっと好きだって思っている曲は、
フランスのものが多い。
あとは、作曲家がどういう形かでフランスに関係してるとかね。
だから、今日は素直に、
「ミーは、おフランスが好きなんざーますの~ シェー!」
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さて、今日紹介したい「Sous le dôme épais」は、
英語のタイトル「the Flower Duet」の名前で有名かもしれませんね。
フランス・ロマン派の作曲家、レオ・ドリーブ(Clément Philibert Léo Delibes)の手になる
三幕のオペラ作品『ラクメ』(Lakmé)の中の、おそらく最も有名な1曲です。
もう、なんだかとろ~んとする位、ロマンチックな曲で、
その歌詞は、
Dôme épais le jasmin
à la rose s'assemble,
rive en fleurs, frais matin,
nous appellent ensemble
Ah ! glissons en suivant
le courant fuyant
dans l'onde frémissante.
D'une main nonchalante,
gagnons le bord,
où l'oiseau chante.
Dôme épais, blanc jasmin
nous appellent ensemble !
フランス語は、
大学の第二外国語でやったとは言えない程度やっただけで、
1泊いくら? シャワーはついてるの?
くらいの能力だから、あんまりあてにできない訳なんだけどね。
最初の4行だけ、試みに訳してみました。
ジャスミンとバラと一緒に、
群れ咲く花のアーチ。
花いっぱいの岸辺や、さわやかな朝が、
一緒になって私たちを呼んでいる。
ま、こんな感じ。
だもんで、フランス語のタイトル「Sous le dôme épais(群れ咲く(厚い)アーチの下で)」が、
英語では「花の二重奏」になってるワケです。
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あ、気がついてくれたかな?
2つの花の名前。
「ジャスミン」と「バラ」

左が白猫の「ジャスミン」。右が黒猫の「ロサ(バラ)」。
彼女達の名前は、この曲から取ったんだよ。(両方ともフランス語読みじゃないけどさ。)
とても、良い曲です。
涙しながら、聴いて下さい。
●フランスの声楽家 Natalie Dessay
●Tuva Semmingsen and Inger Dam-Jensen
●Vocaloid って言うとオタクのイメージが強いけど、こんな作品もある。
ちょっとびっくり。
