
プラス思考かマイナス思考かを尋ねられるって、まるで踏み絵を踏まされるような感じだなぁ。
どんな陽気な人だって、凹んだり、めげたり、物事に否定的になっちゃう状況は、
きっとあるって思うんだけど。
「マイナス思考です」って言うほどネガティブじゃなくても、
かといって、「プラス思考です」って言い切るのは躊躇しちゃう、
そんな人が多いものなんじゃないのかなって思うんだけど...
躊躇している自分にうすうす感づきながら、
それでもなお、「自分はプラス思考だ!」って言っておかないと社会的にまずいんじゃないかって、
暗黙の圧力を感じなくちゃならないとしたら、
辛すぎです。
一時期、「ポジティブ・シンキング」って言葉がもてはやされていた時期がありましたよね。
あ、今もですかね。
どんな問題に直面しても、軽々と「ポジティブ・シンキング」で乗り越えちゃう人を見ると、感心することはある。
いや、感心する。
心から自分はプラス思考ですって表明できる人もいて、とってもうらやましく思うことはある。
いや、とってもうらやましい。
もしその人が、問題に直面したときに、冷静に対応して、
そしてポジティブな解決方法を見つけることができる人ならね。
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ところが、
どんな失敗をしてもへこたれず、いつも前向きで、 ← ポジティブ!
そして、同じ失敗を何度も繰り返す人もいて、 ← ん? ポジティブの結果?
それでも、笑顔で... ← ポジティブ!
これって、ただただ学習しない、能天気な人ってことにはならないのかなぁ。
そういう人に、
「ボクはいつもプラス思考なんだ。なつむぎも、ポジティブになれよ!」
なんていわれた時には、
さて、なんて言い返したら、いいんでしょ 笑
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失敗から学ばないプラス思考になるくらいだったら、
ボクは敢えて、自分はマイナス思考だと... う~ん、やっぱり言いにくい。
