パリのシャンゼリゼのスペルが、Champs-Elysées だって知ったときは、ビックリしました。
第2外国語でフランス語に接してすぐの頃です。
語尾の子音を読まないのも、リエゾンも、まぁルールを覚えればそれまでだけど、
こりゃ、一筋縄では行かないな、と直感したワケです。
これまたパリの目抜き通りの「サンジェルマン大通り(Boulevard Saint-Germain)」も、
初めてパリに行ったとき、
バックパッカーの米国人に、「セイント・ジャーマン通り」はどこ?
って聞かれたことがある。
歴史的仮名遣いのようなスペルと、鼻母音の多い発音。
フランス語は、エキゾチックで、おされで、ちょっととっつき難い言葉です。
(ボクにとってはね)
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さて、こんなことを書いたのは、昨日見た映画のせい。
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インドが舞台、3兄弟が主人公のゆるいロードムービーです。
とぼけた3人兄弟が、1年間の絶縁状態を解消して仲直りするために、
インドでスピリチュアル・ジャーニーをするという内容で、
ネタばれなしにあらすじを書くと、
「いろいろあって、3人は少し仲良くなった」
というものです。
ゆるゆるのストーリー展開なんですが、退屈はしなかったな。
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この映画、本編の前にショート・フィルムが付いていて、
旅に出る前の3人の内の1人の、パリでのエピソードが描かれている。
パリのエピソードの見所は、
ナタリー・ポートマンのヌードです。
あはは。
なんで、インド旅行の前フリがパリなんだろ、って感じだったのだけど、
映画のエンディングで流れたのが、「オー・シャンゼリゼ」でした。
それを聴きながら、
冒頭のナタリー・ポートマンのヌード、じゃなかった、パリでのエピソードが、
思い出される。
そんな仕組みなのかな?
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で、今日の1曲は、「オー・シャンゼリゼ(Les Champs-Elysées)」です。
Aux Champs-Elysées, aux Champs-Elysées
Au soleil, sous la pluie, à midi ou à minuit
Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysées
シャンゼリゼ シャンゼリゼには
晴れてても 雨でも 昼でも 夜でも
したいことがなんでもあるよ シャンゼリゼにはね
日本人だったら、ダニエル・ビダル(Danièle Vidal)の歌をすぐ思い出しますよね。
小柄な身体で金髪の、フランス人形みたいに可愛いダニエル・ビダルは、
日本のテレビでも引っ張りだこだった。
日本語も上手だったし。
実に、おフランス的な軽快な歌で、行ったことの無いシャンゼリゼを散歩してる気分になれたものです。
「実に、おフランス的」
ところが、この歌には元歌があって、作曲したのはなんとイギリス人なんだって!
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You Tube からは、2つ選んできました。
まずは、ジョー・ダッサン(Joe Dassin)の歌。フランスでは彼がオリジナルです。
そして、ダニエル・ビダル(Danièle Vidal)の歌。
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