どことなく「胡散(うさん)臭い」人って、誰の周りにも何人かはいると思うんだけど、
もちろん、ボクの周りにも何人かいて、
多くの場合は、まぁあんまり害の無い「胡散臭さ」なもんで、
逆にそれが愛されたりもしているんだな。
ボクは、どこか「胡散臭い」人間も許容しちゃう方で、
彼のその「胡散臭さ」はどこから来るんだろうって、観察したくなる。
昨日、テレビで久しぶりに「あ、これ、胡散臭い」って思った出演者が居て、
しばらくは、彼から目が離せません 笑
それが誰かは、またいずれ...
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さて、害の無い「胡散臭さ」はOKとしても、度を越すのは当然NGです。
ボクがいままでに遭遇した、3大「胡散くさ男」を紹介しちゃいます。
1 遠い親戚のお姉さんのフィアンセ
彼は、某航空会社の整備士で、普段はコスタリカで生活してると言ってました。
コスタリカでは、広い屋敷に住み、メイド数名を使ってるんだって。
我が家にはスーツで来たけど、他の親類の家にはパイロットみたいな制服で登場したらしい。
おまえは、ジョナ・クヒオかっつーの。
あ、ジョナ・クヒオ大佐のこと、ご存知ないですか?
クヒオ大佐は、「アメリカ空軍の優秀なパイロット」で、
「ハワイのカメハメハ大王」と「英国のエリザベス女王」の親類だと名乗った、
結婚詐欺師です。
あ、案の定ですが、彼のうそは見破られて結婚は破綻しました。
2 小学校のときの記憶の薄いお友達
ボクが社会人になってしばらくして急に連絡があって、会おうってことになったんだけど、
彼は、夢を追い求めるがゆえに大学を中退して、
自分で事業を起こそうとしたけれども、自分の責任ではない理由で破綻して、
その後、公認会計士事務所に勤めることになったところ、所長にとても気に入られて、
公認会計士の資格をとるように勧められたので、現在勉強中とのこと。
立派になった彼は、ボクに数万円を貸してくれと言ってました。
その後の彼は、うわさによると、英会話教室の事務を経て、今は居酒屋を経営してるということです。
怖くて飲みにいけません...
3 異業種交流会で知り合った設計者
ボクも建築設計者だから、ぜんぜん異業種交流じゃなかったな。
それにもともと、異業種交流会みたいなの苦手だし。 ←この1行は記事アップの2時間後に追加
ビシっと高級そうなスーツで決めた彼は、
都内の某所で、地上60階建ての超高層オフィスビルの設計を手がけているのだそうで、
確かに彼の事務所に行くと、そういうことがあったらイッチョカミになりたい様々な業者が、
わさわさと集まってきているんだよね。
ところが、具体的な設計は、な~んにも進んでない。
イッチョカミになりたい業者が作成した資料だけがある。
彼は、ボクと一緒に会社を作ろうと言って来た。
このビッグビジネスをキミと一緒に物にしたいって ぷぷぷ。
予想通りなんだけど、超高層オフィスの話なんて全然進まなくて、
(というより、最初からガセだったんだろうなぁ)
今、彼はどこにいったのやら...
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で、この3人に共通してたのは、
話の内容がでかい。
で、話にディテールがなかったり、妙にディテールだらけだったり。
だから、いくら話をしても、話が深まらないんだよな。
それから、目が死んでる。
死んだ目を隠すために、個性的なデザインのめがねをしてる。
これからも、いろんな人と知り合いになれるのが、楽しみです。
