今日、紹介するのは、「大好きな曲のABC」を始めて最初のボサノバです。
曲の題名は、「偽のバイア娘」。
ボサノバの曲の中では、そう有名な曲ではないから、まずは こちら を見てみてください。
バイアというのは、ブラジルの北東にある地方の名前で、
ボサノバの発祥の地であるリオデジャネイロとはまた違った音楽文化がある場所なのね。
サルバドルってのは、バイア州の州都。意味は「救世主」です。
さて、今日は、ポルトガル語だよ。
*****
Baiana que entra no samba e só fica parada
Não samba, não dança, não bole nem nada
Não sabe deixar a mocidade louca
Baiana é aquela que entra no samba de qualquer maneira
Que mexe, remexe, dá nó nas cadeiras
Deixando a moçada com água na boca
A falsa baiana quando entra no samba
Ninguém se incomoda, ninguém bate palma
Ninguém abre a roda, ninguém grita ôba
Salve a bahia, senhor
Mas a gente gosta quando uma baiana
Samba direitinho, de cima embaixo
Revira os olhinhos dizendo
Eu sou filha de são Salvador
ボクは、ポルトガル語はきちんと勉強をしたことが無い。
でも、スペイン語にとても良く似てるんだな。
というより、方言程度の違いしかないんじゃないかと思う。
だから正確な意味はわからないんだけど、
大体のムードはぼんやりとわかるのね。
こんな感じだと思います。
バイア娘がサンバの輪の中に入るけど、
止まったままで、踊らないし、歌わない。
若者たちを熱狂させない。
バイア娘って言うのは、サンバの輪のなかに入ったら
盛り上げて、腰を振って、
若者たちをうらやましがらせるものだよ。
偽のバイア娘がサンバの輪の中に入っても、
誰も気にしないし、誰も拍手しない。
踊る場所を空けてもくれないし、歓声も上げない。
バイアをお救い下さい、神様!
でも、みんなが気に入った。
バイア娘がばっちりサンバを踊って、
目をむいてこう言った。
わたしは、サルバドルの女なのよ。
*****
たぶん、こんな意味です。
間違ってたら、直してください。
ポルトガル語ってのは、聞いててとてもやわらかい。
それに、母音が多いからかな、ボサノバのリズムにうまく乗せることができる。
やっぱり、ボサノバはポルトガル語で歌うのが一番だと思う。
このことに関しては、またいずれちゃんと書きたいと思っているけれど、
まずは気に入りの「偽バイア娘」の紹介です。
- 三月の水/ジョアン・ジルベルト
- ¥2,494
- Amazon.co.jp
- Bophana/Bophana
- ¥1,870
- Amazon.co.jp
3 ブラジリアン・ポップ感あふれる
Um Samba Cheio De Bossa / Itapuà
4 JAZZの解釈では (2曲)
In a Time of Her Own / Thomas Clausen & Vini Iuel
Jobim, Etc. Featuring David Kikoski / Yashmin Charnet-Abler
- ボサ,エウ・カント・エン・パズ/田坂香良子
- ¥8,752
- Amazon.co.jp
どうぞ、iTunes Store でご試聴下さいね。
