ボクは高校生のとき、外国語を3つ勉強しました。
1つは、英語。
1つは、漢文。
1つは、古文。
漢文は、これはまったく外国語だよね。中国語だよ。
中国語の古典を現代の日本人が鑑賞する。
なんと教養にあふれたことでしょう。
古文は、確かに日本語なんだけど、やっぱり意味がしっくりわからない。
訛りのひどい地方を一人旅している気分になれるな。
まぁ、やったことはといえば、
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
とか、
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」
とか、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」
とかを、試験の前日に必死になって覚えただけ。
あ、後、「ぞ、なむ、か、や、こそ」は係り結びとか。
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漢文と古文は、全くあきらめていたのでほとんど勉強しなかったけど、英語は受験のために少しはやった。
そして今のボクの英語は、受験英語の知識をそのまましばらく忘れるのに任せていたようなもので、
実践的に使えるようなものではぜんぜんない。
海外旅行中は、こちらがお金を払う側だから向こうも一生懸命聞いてくれるし、
技術用語だけを使っていればいいような打ち合わせならば、簡単な構文(A is B. みたいな)に、カタカナで覚えた技術用語をまぜて話すだけで、かろうじてなんとかなったり。
でも、じゃぁ打ち合わせも終わって、「食事でもしましょう。」
なんてことになったら、もう完璧にテンパッってしまうんだよなぁ。
かんたんな茶飲み話が、くるしい。
相手がタイプの女性だったとしても、なんだか萎える。
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これはやっぱり、読み書きの勉強だったからだな、なんて考えているうちに、
ふと思いついた1つの疑問。
古文の先生同士って、古語で会話できるのかな?
↓CDまでついて、まるで外国語会話の参考書のような本もあるようだけど...
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