ひょんなタイミングでネットオークションで見つけてしまい、
思わず購入してしまった、スイス製の1眼レフカメラアルパのアルネア(ALPA ALNEA mod. 5a)です。
その美しさと扱いにくさから、カメラの「貴婦人」と呼ばれているようですよ。
アルパは、時計メーカーのピニオン社で製作されていて、
「スイスの時計レベルの精密さで作られており、修理にはべらぼうな金がかかる」
と、半ば伝説的に語られているカメラです。
そんなカメラを、どうして手に入れたくなったのかというと、
唯一アルパにだけ供給されていた「マクロ・スイター」というレンズがあるからなのです。
マクロ・スイターは、50ミリF1.8の第1世代と、F1.9の第2世代があるのですが、
共に大口径の標準レンズであり、
クローズアップ撮影のできるマクロレンズであり、
しかもアポクロマート
であるという特徴を持っています。
その上、そのボケ味は最高!
ピントの合っているところからとろけるように周囲にボケていくその味は、
なんとも筆舌に尽くしがたいのだと...
わぉ!
なんとも物欲をそそるプロフィールを持っているカメラとレンズでしょ。
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実は、マクロ・スイターをライカLマウントに改造したものを既に持っているのですが、
これではクローズアップに限界がある。
クローズアップ撮影をしたいときには、
Lマウント - M42 変換をした上で、これを EOS マウントに変換して、と、面倒なことをやっていたのです。
だから、本物のアルパのボディで、マクロ・スイターを使ってみたい!って、
ずーっと思ってのですね。
そんな時に、ひょっこりネットオークションに出てきた。
ボディに散財して、アルパボディ用にもう1本マクロ・スイターを手に入れて...
いやはや、おばかさんです。
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まぁ、そういう理由で、アルパとマクロ・スイターが、私のところに嫁いできたワケですが、
おそらくこの1~2ヶ月のうちに、オークションに出品することになるでしょう。
なんか、胸が痛いな。
もっと手元においておきたいな。
そうは思うのですが、
以前お話ししたように 、アンジェニューという新しい目標ができてしまったので...
別れる前に、皆様にご紹介しておきたくてね。
