タイの地名に 、ナコーンパノムのナコン(นคร)とか、チエンマイのチエン(เชียง)とか、スパンブリのブリ(บุรี)とかがつくことが多いなってのは気づいていたんですが、たとえば「ブリ」がインド起源の言葉で、しかもヨーロッパの地名とも関連があるんじゃないかと思いついたのはつい最近です。
日本語の「旦那」とい言葉がインド起源で、英語のドナー(donor)と同じ語源で、両方とも「施しを与える者」の意味で一致してるということを聞いたことがあるし、
タイ語の勉強を始めたころ、「托鉢」をタイ語でも「タックバーッตักบาตร」というのにびっくりしたこともあるし(ただしタイ語のタックバーッはお坊さんに施しをすること)、
インド起源の言葉が、一方ではヨーロッパに伝わって、一方では(主として仏教を通じて)アジア各国に、そして日本にも伝わったと。
で、ブリですが・・・
Lの音とRの音が交替する場合もあったようですが、
フランス語のブール(Strasbourgストラスブール)とか、
ドイツ語のブルク(Hamburgハンブルク)とか、
ギリシャ語の都市国家を表すポリス(例えばἀκρόπολιςアクロポリス)とか、
さらには、インドのジャイプー
シンガポール(சிங்கப்பூர்)のポールなんかも
同じ語源なのだそうです。
世界的な広がりがあるものだなぁ。
きっとタイ以外の東南アジアの国々や、インドとギリシャの間の国々や、もしかしてもっと広い範囲の街の名前に「ブリ」と同じ語源のものがあるんじゃないかって、期待しちゃいます。
ご存知の方、教えてくださいね。
あ、イスタンブール(İstanbul )も、そうかも。
