整備が早く終わって火曜日より早く滑り出した水曜日。
その1本目をつたんさんが撮ってくれましたよ。
雨が降ってたのに、ありがとう。


「1本目で探りながらのわりには良かったんじゃない?」とつたん大師匠(Nさん命名)からのコメント。


火曜日には滑ってて氷のゴツゴツを感じるコブだったのが、水曜日は滑らかで雨でしっとり。ひらめき


すぐにご機嫌が直る夏蜜柑さん。
(瞬間湯沸かし器が何を見て何に腹を立ててたのかは仕方がない面もあるので書かない)


ヒィ〜君のスコップもグーです。
私のスコップ作業は「ここをこう作る、そしてここからこう落としていく」と組長から教わって、ヒィ〜君のやり方も見て「あ、この人の整備も怖くないコブになる」と覚えたので。


(掘り過ぎないよう、掘り足りないよう、センターラインが狂わないよう、左右が均等であるよう、印を付けたり、上から見て下からも見て確認したり、自分が「ヤダな、ここは通らない場所だけどこうなってると見た目がコワイ」と思う所を徹底的に除くので私のスコップは時間が掛かります)


スタート直後のコブの必ず通りそうな所に青く透き通る大きいのがあって、ヒィ〜君がそれにスコップで挑むも砕けず。


もし取り除いたらその下は岩かも?
岩が出る前にそこが凍って、日中の温度と岩が持つ熱で融けてまた凍ってで、やがて露出してくるので凍ってるならそのままがいい。


それに気付いて「無かった事にしよう😊」とヒィ〜君が雪を薄くかぶせた。泣き笑い👌


滑ってたら雪だけのけられて板で削れない青氷が露出してくると予想したけど、良い具合に表面が融けて雪と馴染んだのか「無かった事に」どころか「無くなってた」よ。グッ


しっとりでギュッと締まってる。
4ラインあるうちでここが1番雪が硬いので深くなりづらい。
ホント良いコブ。


それでも昨日の朝より雪は柔らかくて、雪渓に降りた時にスプーンカットもカチカチに凍ってなかったのです。


コブも昨日みたいに走る氷混じりの雪じゃないのを1本目のコブのご機嫌伺い(先の動画)で確認しました。


先週のつたん講習『切り替えで上に抜けて軽くならない』もまだ残ってた。ヽ(=´▽`=)ノ



2本目はくんちゃん(タジー監督の愛妻で2人の間合いが絶妙な夫婦漫才師)から授かった右ストックを突くのと同時に「左!(に重心移動)」、左ストックで「右!」と口に出して言うのをやってみた。


夏蜜柑史上最高を更新したと思う。
“今の自分”がやれる技術での満点。
いつも自己肯定感が低い私がそう言える。
ヒィ〜君からも褒めてもらったよ。ニコニコ


滑りやすい癒しコブだから当然っちゃ当然。



午後の部もご機嫌で滑ります。
締まってても滑ればそれなりに掘れてきます。
掘れれば比例して内壁を削る度合いが多くなる。
「コレ、やりたいのと違う」
無難に滑っててもそう思う。


何をどうすれば良いんだろう。
「何が悪いのか分かんない」
「つたんさんに聞いてみれば?」
そう言われて、隣のラインで滑ってるつたんさんに頼る。(笑)


こっちに来てくれて、谷回りからすぐに、そしてターン中もずっとずらし続けるのを教わります。
(あ、それだ)


今回も先週と同じに『それを皆でやってみる』が始まりました。
楽しいねえー。ニコニコ


でもねえ、コブの入門がそれに近い方法からだった私、先ずは内壁ズルズルドンでスピードを押さえてゆっくりとコブを降りる事からじゃなかったから暴走と破綻しかなかった。
怖いのと痛いのを心に染み付かせただけ。


「もう無理、コブなんかやめよう😢」って本気で思ったけど、タジー監督師匠の元で内壁からやり直して、コブを教わるレッスンをリッチフィールドに変えて「怖くない所からやりますよ」って言ってもらって、それからやっとレッスン以外でも自主的にコブに入ることが出来るようになりました。


ピボットの内壁削りからターンに変えていく方法を少しずつ段階的に教わって、今シーズンは「谷回りから角付けとエッジングを」の課題を貰えるまでやっと来れた。
(それが出来たわけではナイ)


若者みたいにコブをガンガン攻める滑りはやるつもりはないです。
膝も腰も爆弾を持ってる。
プライズや資格の検定も興味がないので、点が出る滑りも要らない。
怪我なんかもっと要らない。
安全のために正しい技術を得たいだけ。
この先も長く楽しく滑っていたいから。


コブもターンで滑るっていうのは、ガンガン攻める滑りにもその基本として重要で、それ以上は望まないしやりたいとも思わないけどその基本はしっかりと得たいと思うの。


それが出来るようになったら内壁だけをズルズル削ってゆっくり降りるのと同じくらいの低速で、コブの肩でクルリと回すピボットではない円弧のターンでも切り替えて谷回りから山回りまで全部でずらし続けてゆっくり滑れるんですよきっと。


細かい速いコブでもまったりに見える感じに回して滑る事も出来るつたんさんから「自分から板を回してる感覚はない、素早くそのポジションに入って乗って、踏んでるだけ」は何度も聞いてる。


コブの入門がそれと似たやつからでも、その時にそこまでのクオリティを求められたわけではない。
あの頃に習ってた事は1つも間違いはないのも分かってて、今でも理想として気持ちに持ってる。


でもね~、どれだけ練習しても出来なかったの。
暴走、破綻、クラッシュ、痛くて怖いコブ。


コブをやり直して『無理なく丁寧に1つずつ』でやってくださるリッチフィールドのコブレッスンでその課題を与えられる所までどうにか来れても、頭ではその理屈は理解出来てて、でも「一生私には無理かも」ってずっと思ってた。

いつかは、って願いながらも半ば諦めてた。



過去のあの「怖い!ヤダ!無理!😭」だった経験や記憶は消えるどころか正直今でも枷です。


無理・・・だよね、コブに挑戦し始めてから10数年それをいつかやれるようになる自分を思いたくてもやれるようになる気さえしないんだから。
でも今日はやってみよう。


「切り替えポイントのここ(コブの斜度変化の所)はまだ板が浮いてて、そこからこうやって側方にずらせばトップが接雪した瞬間から板全部が使える、ターン中ずっとずらし続けられる」
つたんさんのその言葉にピンと来ました。


リッチのレッスンで「Nさん(私)は次は角付けとエッジング」の課題を貰って、まだ無理だったそれをその後に強く強要されるような事は無かったんです。


でもね、個別のアドバイスで豊野先生からの「後付けになってる」の一言はきっとそれもあった。


ターン後半というか溜めの所だけ角付けや脛と膝をグッと入れる事だけとりあえず頑張ってみたので「まあそうだろな」としか思ってなかったけど。


どうしたら後付けじゃない前半からがやれる?
⇨つたんさんが前から何度も言ってるじゃん。💡


多分どの先生も同じ事を言ってたはずで、言葉(感覚)の違いで表現はそれぞれ。
それらを聞いて飲み込める私のタイミングが来てない時にはいくら聞いても教わっても無理だったと思う。
ぼんやりし過ぎだアタシ。泣き笑い


タジー監督の「やってきた事がいつか繋がる、1つ1つの基本は出来てるんだからそのうちに点と点が繋がって線になる」の予言がまた繋がった気がします。
(注・まだ頭の中でだけ)



「切り替えたら瞬時に入るそのポジションと、それをやるタイミング」
つたんさんから教えてもらってる事。
難しいコブではつたんさんも気持ちの引けからそのポジションに入りづらかったりするそうで(傍目にはそうは見えません)、でもここにあるのは癒しコブ。


ポジションもタイミングもまだ探り探りなので癒しコブといえども合わせられないかもしれない。
でもやってみるね。


1本目は、途中からコブのリズムに乗れて、後半はまずまずだったと思う。
そう言ったら「前半も良かったよ」って言ってもらえました。


2本目、今度はやれたよね?ひらめき
これで良かったよね?
つたんさんから「1コブ目は変だったけど、良かったんじゃない、ゆっくり滑れたデショ」頂きました。
やった!!ヽ(=´▽`=)ノ


初めてそれがやれた日!
(って事にしても良いよね?😆)
証拠(動画)はありませんが。


「夏蜜柑さんのスキーは金が掛かってるから、(理解とそれをやれるのが)早いよね」も。


いやいや、金掛けて(レッスン受講)、時間も掛けて(人より鈍いから自主練もいっぱい)、それでも『初めてそれがやれた日』の今日まで10数年掛かってますが?(笑)(笑)(笑)


またいつでも出来る、どのコブでも出来る、その自信はまるで無いまだとても不安定な新感覚ですけど。


それでもこれまでと違う意識、違う感覚、今の目標の「コブも丸いターンで滑る」というコブの基本の根幹となる所までやっと来れた嬉しさは大きいのです。



「前に行く事しか考えてなかった」って、ヒィ〜君も目から鱗だったみたい。
「先週もこのコブでつたんさんの別の課題をNさんとやったんだよ」
「先週も?びっくり
ゴメン、ヒィ〜君はバスの運休で来れなかったんだった。


私は軽井沢で、かぐらで、乗鞍以外でも同じ理論を聞いて教わってるけど。てへぺろ
それが繋がった。
不安定だけど曲がりなりにもやれた。
めっちゃ嬉しかったよ。ニコニコ
ありがとうございました!