疲労回復、疲労取りのために山歩き、の件。
実はそんなんじゃなくて、トレーニングのためでもなくて、食い意地です。指差し


観光センターで板や椅子等を片付ける。
着替えはまだ。
草も伸びた山へ入るので服が汚れるから。
空模様も怪しいので、雨&晴れ兼用の上下ゴアのウェアのまま。


仲間と観光センターの駐車場でお喋りしてたら元和食の料理人Tさんからまたあんこ入りの揚げパンのさしいれあり。
疲れてる時に舌にも身体にも美味しいやつ。ニコニコ


解散後、1人山ウドが生えてる山へ車で移動。
ブヨやメマトイがわんさかいるので帽子の上から防虫ネットを被って出発。


雪渓でスキー板を持って登り疲れてるのによぉ、山菜の山はきつくない勾配とは言え山を歩いて登るなんて。
「帰りは下り坂だ」「帰りは楽だ」心の中で呟きながら歩きます。
(ウドは山肌の坂に生えてる事が多いので、歩いてる時よりも採取中の足場が悪いのです)


Tさんから「雨の後だから滑らないように気を付けてね」って言われて来ました。
滑落とかしたらさあ、『山菜採りの女性が滑落で怪我』とかニュースになるのかね?


クマも居ないとは言い切れない。
乗鞍の観光センターからすぐの所で道路近くの森の中にバスの窓からクマを見たことあるし、観光センターよりずっと下の大野川?辺りで見たって人もいる。
サルもよく出る。
クマは言わずもがな、サルにも勝てやしません。


夏草も伸び始めて、藪漕ぎで自分のザックが草に触れて「ガサッ」って音がして何度か「後ろに誰かいる?」ってなったりして。泣き笑い
帽子とジャケットのフードで耳を覆われてるせいで音の距離感が分からないのです。


でも今はクマやサルや変質者より、高い空の上から危険が迫ってる音がする。
「ゴロゴロ〜🌩」
藪にかがんで雷雲をやり過ごしながら山ウドを採る。
小雨が降ったけど濡れるほどではない。


夕立がまたあるのも分かってたけど、今日を逃すと草がもっと伸びてそこに毛虫が付くんですよ。
毛虫が藪に大量に出る前に採りに来たかったわけです。


今思うと毛虫が付いてたあの草がイタドリかなあ。
帰宅後にユーチューブ先生にイタドリに付いて聞いてみたら、Tさんが言った通り「どこにでもいっぱい生えてる」そうです。
Tさんのイタドリは味付けも歯応えも美味しかったナァ。
ユーチューブ動画でも言ってたけど、余熱でも変わってしまう歯応えの残し具合がポイントなんだって。


組長は毛虫も物ともせずに藪を突き進むんだよ。
地下足袋履いてて急な斜面もどんどん登って行くし、ウド(コシアブラなど山菜全般)を見つける目もあるので「夏ねえ、ホラそこにあるよ」っておしえてくれたりもするのに同じ時間で私よりたくさん採る。


そんな事を考えながら雷雲の行先に注意しつつ採る。
雲が去って少しポツポツ降った雨もやんだら急に顔の周りに小虫が飛び回りやがりましてね。
呼気や体温に寄ってくるブヨか、メスのブヨや蚊と同じ理由で人の涙を舐めるため目を狙ってくるメマトイか。むかつき


フン😏、邪魔くさいだけでネット被ってるから屁でもないわ。
(月山でブヨに眉尻を噛まれた時もネット被ってた事は忘れてる)


さてと、充分に採れたので下山しますか。
山から道路に降りて駐車スペースまで歩いて戻ります。
途中でLINE着信の音がしたのでスマホを見てみたら『通話終了』の表示。
組長からでした。
LINE電話の呼び出し音は鳴らなかったよ。

 
折り返し掛けてみたら、組長もこちらに向かってると。
田んぼの方が片付いたら明日(今日)滑りに来るって言ってたよってたみちゃんから聞いてた。


駐車スペースまで降りたら組長がもう着いてました。
聞いたら、夜勤明けでそのまま田畑の草刈りして終わらせて来たらしい。
寝てないのと疲れとで「声がヘンになって、出なくなった」って笑ってる。


無理を無理とも思わず無理をする人です。
標高2,600m〜の高地ではそこに居るだけでも体調不良になる事もあるのに。


これから山に入る人なのにかなりの無理して来た人相手につい話し込んじゃった。
「じゃあね、また来週」ってお別れして車に乗ったらもう19:00❗
さっき時計を見た時(観光センターで)まだ17:00だったのに。
あ〜、悪いことした。
すぐに暗くなってしまう。


ヘッドライト付けて採りに行った事もあったっけ?
大丈夫かな、ヘッドライトは多分持っていってなかったよなあ。
足の親指の爪がソフトシェルクラブ状態(剥がれて復活途中)なのに暗闇で山肌に登らねばならん。


私が下部中心でごっそり採ったので、昼間に降ったらしい夕立で濡れてる足場を上まで登らないといけないのです。
登りより下りが滑ります。
組長ごめ〜ん。🙏


草にまみれて汚れたウェアを車内で着替えて帰路へ。
19:51、組長より「無事下山」とLINEあり。
良かった。





山ウド、柔らかい穂先を厳選して採ってきました。
もう誰かが随分採ったあとでその後に脇から伸びてきた新芽。



丁寧に洗う。



下茹でする。
大きい鍋がないので3回に分けました。



タレ漬け。



もう1つ。
漬けは前に組長から教えてもらって、「男子厨房に云々で育ったから料理はしない」と言ってる組長が漬けた物の方が主婦歴何十年の私より美味しいのよ。


タッパーかジップロックの違いか、うちのは漬けダレが特売の麺つゆだからか。泣き笑い



これは天ぷら用。
茎はTさんの天ぷらを真似してかき揚げにしてみようと。



胡麻味噌和え。
お昼に味見。


山ウドは天ぷらも好きだけど胡麻和えならカサが減るので大量に食べられるじゃないですか。
ンコちゃんが緑色になるほど食べたい😋。
(ウドを大量に食べるとなるらしいです)



炊き立てご飯に、Tさんの名古屋の合わせ味噌のフキノトウ味噌も。
やっぱウマァ。🤤
ご飯に合う〜。


名古屋の八丁味噌はこっちでは売ってないって事はないはず。
凄く美味しいんだけど、赤味噌買っても地域の食の習慣で他にはあまり使わないよなぁ。
合わせだから渋くなくて旨味だけ強かったのかな。


ちなみに、組長は先週Tさんから朝ご飯にうどんを、スキー場ではフレンチトーストをご馳走になったそうです。


Tさんは70歳位かな?その上かも?
コブには入らないけど、まだ還暦前の59歳11ヶ月(🍊)がハイクですぐにヒーヒー言う距離の何倍も登ってナチュラルバーンを滑ってます。
軽い山板ではない重たい基礎板を担いで。
マーカーをセットして滑ってたりも。


雪渓上部の稜線にその向こうから滑ってくる姿が見えて華麗に下まで滑走してくる様子はとてもカッコイイのです。