つい先日、すぐ近くに特別天然記念物のニホンカモシカを見ましたが、3日後にまた。
場所は群馬県内です。
おや、何かいる。
スマホカメラでズーム。
今度は2頭。
つがい?なわけないか。
親子かも。
左のは白っぽくてふさふさでカワヨ♡。
角が無い(短い?)のでこっちが仔かな?
そろそろ親元を離れてく時期でしょうか。
人がいるとじっと見つめる、近寄ってきたりもするってホントだった。
この前のカモシカもそう。
向こうから攻撃してくるような事はまずない穏やかな性質の生き物だそうで、人がいると興味津々で見てくるからすぐに捕まえられるためにバカジシとかの呼び名もあるんだって。
カモシカは漢字で書くと羚羊。
羚羊(レイヨウ)ってシカに似たウシ科の別の動物がいて、『カモシカのようなスラリとした脚』はそっちの羚羊の脚の事。
カモシカとシカは似てるような似てないような。
カモシカはシカでなくウシやヤギの仲間で、脚がスラリとしてる方のレイヨウはシカに似てるけどウシの仲間で、ヤギとヒツジは見た目は毛があるかないかくらいの違いで似ていてウシ科。
そこまではいい。
もうよく分からなくなってるけど。
じゃあシカは何科?
グーグル先生〜教えてー。
鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)シカ科、だって。
鯨偶蹄目ってナニ?
グーグル先生〜(以下略)。
の前に。
私ねぇ、シカもウシ(ヤギ・ヒツジ)の仲間だと思ってたん。
ウシ・ヤギ・ヒツジはモーとかムーとかメーとか似たような鳴き方するけど、夜に林の中から聞こえてくるシカの鳴き声は違うよなとは思ったけど。
角が枝分かれするかしないかの違いもある。
調べた所、ウシは鯨偶蹄目ウシ科ウシ属。
カモシカは鯨偶蹄目ウシ科ヤギ亜科のカモシカ属。
そしてシカは、鯨偶蹄目シカ科シカ属。
みんな偶蹄目(ウシ)って事でした。(笑)
偶蹄目に鯨と付くようになったのは、要はクジラ(小さいのがイルカ)が大昔は陸上にいて、ラクダやシカを含む偶蹄(ウシ)目と同じ仲間だった事が遺伝子解析等で判ったからだって。
クジラはカバの仲間だと。
グーグル先生〜。
カバ→鯨偶蹄目カバ科。
えー、カバも偶蹄目なのか。
他にキリン(うん、なんとなくわかる)、イノシシもだって。
カバとイノシシが偶蹄目なのは意外だった。
じゃあブタも?
イノシシもブタも、鯨偶蹄目イノシシ亜目イノシシ科。
クジラやイルカを食べる文化があるのも、そう考えたらわかる気がする。
獲って食べちゃいけない特別天然記念物のカモシカも、農林業への被害から合法的に駆除された物は許可があれば食べる事もできるようてす。
処理次第でもあるだろうけど、美味しいらしい。
毛皮も上等らしいです。
特別天然記念物ですから勝手に食べちゃいけませんし、毛皮目当てに獲るのもいけません。
特別天然記念物でなくても野生の動物はそっと見るだけにして、餌やりもだめです。
寄生虫や病原菌を持ってるかもしれないから触らないよう。