今週の日帰り遠征(ってほどでもない)、妙高杉ノ原とタングラム、ブランシュ、次いでの第3弾の昨日はシャトレーゼスキーバレー小海。
旧名称、小海リエックススキーバレー。
雪上滑走64日目。


ランドマークの時計塔。


出発の晩は2時間しか寝てなかった組長は仕事を終えてからの長距離移動ですし、睡眠不足でのスキー。
ブランシュのあと小海に移動してから爆睡で、昨日の朝に温泉朝風呂♨に行ったらしい。


♨で茹でたてのまみれさんか。


坊主刈りの組長とどことなく似てるまみれさんを挟んだランチパックと目が合って釘付け。
「くっ組長、ここで会うとは!」
組長に買ってってあげた。泣き笑い


組長にはオープンからすぐの極上バーンを滑ってもらうため先に滑りに行ってもらって、リフト運行開始の放送を聞きつつ準備をして、念入りにストレッチ。



いざ。


準備運動するのとしないのとで全然違う気がする〜。
・・・いや?
よく考えたら、痛み止めを飲んだから腰が楽だっただけ。


前日のブランシュと比べて痛みのストレス無しの爽快さ。
ブラボーロキソニン。



ピーカン。


強風と昼頃から曇りに変わる予報で、雲は少し増えたもののずっと晴れでした。
風は予報通りで、暑くなるだろうから風は心地良いはずと思ってたより冷たくて寒くて、中に1枚足しに戻ったよ。


昨日はね、組長のデートのお邪魔虫ですよ。ニヤリ


可愛らしいカノジョとのテレデート。
組長コーチによるレッスンです。


この女性、実はすごいスキーヤー。
全日本で複数回優勝してる元ナショナルデモ。


同じ県連所属の教官(BC仲間かな)からは以前に、指導員研修会等でヒロピーさんから声を掛けられるだけで皆から「誰?何者?」って注目を浴びるから困るって聞いてる。


普通のスキーの指導員の他、テレマークスキーの指導員が本職(山スキーのツアーガイドも?)ですから、ヒロピーさんによると教官を「先生」って呼ぶと恐縮の極致で直立不動になるとか。
教官らしいや。泣き笑い


組長とはBC仲間で、そんな凄い人を組長はヒロピーって呼ぶんですよ。
おまけに「オレのオンナグラサン」って言う。


年に数回会えるか会えないかの織り姫様ですかね。
その貴重な逢瀬のお邪魔虫。σ(゚∀゚ )


ヒロピーさんにはAつしキャンプ@小海の時に何度かお会いしてて、Aつしさんとヒロピーさんが話してた時に私も1度ご挨拶して、その時に「組長とは友達です」って自己紹介したの。
そしたら、
👩「組長は私のオトコ」って。😂
(編集部注、下衆な関係ではありません)


サバサバしてて、気さくで、可愛らしい女性です。
グラサン「可愛いからカノジョなんだよ、可愛くなかったらカノジョにしないw」だそうですよ。
悪かったわね、カノジョになれないタイプで。😂


まだ慣れてないテレマークスキーも充分にお上手なんですよ。
それは軽井沢のお馴染みさんのイケさん(テレマーカー、以前のデートのお邪魔虫 笑)も言ってた。
あれだけ上手くて本人はダメだって言うんだよ、って。


アルペン(所謂普通のスキー)の“最高に良い”を知ってる人だけにそう思うのかしらね。


午前中は整地で組長レッスン、テレマークターンの練習の2人。
目的が違うので2人とは別行動で滑って、会ったら合流、そんな感じ。


早速コブのご機嫌伺いに行ってみた。
極上の整備がされてたここのモーグルバーンで、スタート位置を下げた所から検定コブがあって、それに手も足も出なかった数年前。
「こんなに美しいコブを滑れないなんて😢」って心の底から悲しかった。


それから本気で苦手で大嫌いなコブに挑み続けて今に至る。
ガチャガチャでも何でも良いから、小海のコブを「滑れた」って実績にしたいのです。


朝イチでインスペ兼でデラ掛けは入ってます。
放射冷却で前日より冷え込んだ朝。
朝日が当たってない左側がまだカチカチに凍ってて硬かった。


緩んだかな?
陽当りが良いのでカチカチが緩むのが他のコースより早いのです。


今シーズンの小海はいつもの所にモーグルバーンはないけど、検定コブは作ってあります。


ここで知り合った某グンマーは合格点の75点を出したって。🎉
一緒に受検したモーグラーは整地種目全部減点の分をコブの大量加点で補填して、それでもまだ点数が余ったらしいです。😂


モーグルバーンより斜度も緩そうだけど、緩斜面ではない。
フォールラインがねじれていて斜度がある側にコブ。


後半に斜度が上がるので上からはゴールが見えないためスタート前は不安だけど、スタート後はなぜか途中から斜度が上がるようには感じない。



風は冷たいけど、気温はこの時期にしては高いのかな。
期待通り全体がしっとりに緩み始めましたよ。


上から滑ってくる2人とは時々コブで合流です。
難儀してる私にヒロピーさんが”魔法の杖”のアドバイスをくれました。
とりあえず他は不問にして、教わった事だけをやってみよう。


うわー、ヒロピーマジック❗すごっ!
このまま最後までイケる!?


息をするのを忘れてて酸欠。😂
一旦止まって仕切り直し。


見てた2人から、行けそうだったのに何で止まったのって聞かれた。
いや、私も行けると思ってた。泣き笑い
吸って吐いて酸素供給すれば次はゴールまで行ける、この時はそう思ってた。


ところがね、マジックを反復だけすれば良いのにさっきの良いイメージだけ覚えてて気を付けるべき所を忘れて、「あれもやろう、これも足そう」と変な色気が出ちゃったらもうグダグダでした。
あー!おーっ!💢


12時。
もう1本行こうか行くまいか、空腹に負けてランチへ。
2人には休憩に行く旨をラインして、先にレストランへ行きました。
程なく合流。


野沢菜と白菜のペペロンチーノ。
黒毛和牛のハンバーグと悩んだの。
昨日もハンバーグ定食でしたが。
ハンバーグなら毎日でもイイ。


ブランシュで、「肉が苦手なのにハンバーグが好物ってナニ」って生姜焼き定食の大井川さん(仮名)に突っ込まれたよ。
「ロースカツは食べられないけどヒレカツは大好物」
「わかんね〜🥴」
私だって全部食べられるならそうしたい。



家でもマカロニサラダ以外のパスタは最近は作らないし外に食べにも行かない。
何ヶ月ぶり?のスパゲティ。



ごちそうさま。
美味しかった。
大量の唐辛子の半分強は弾きましたけど。
食べ物屋さん(ケーキ屋)が経営してるスキー場ですから、ゲレ食がマズいわけない。


そして午後の部。
午後も最初のあのヒロピーマジックはどこかへ行ってしまったきりでした。😢


それでもしばらくコブだけ回してて、上手くいかなくてついにやんなっちゃった。😂
ヤメ〜。


コブを見なくて済む方の整地を2本滑って、3本目は短いリフトに乗ってコブに戻った。
これを滑りに来たんだから。
飽きっぽい上にコブはすぐに嫌になって放り出すのに、諦めきれない執念深さもあるみたい。😂


リフトを降りた所のベンチ(コブの手前、居てはいけない索道の真下だけどまあいっか)に座って考える、考える、しばし考える。
何がダメなんだろう。


腕、前後、タイミング。
ヒロピーマジックはスルリスルリと勝手に切り替わって勝手に板が回るけど、最初にやってみた時と何が違う?
忘れてる何かがあるはず。
試してみよう。


そうしたらやっと!
初めての完走が出来ました!ヽ(=´▽`=)ノ


途中苦手な左ターンへの切り替えでヒロピーマジックの足りなさから失敗して外に溢れたけど、無かった事にしてそのまますぐコブに戻ったというごまかし付きながらも、やっとの完走です。😆


次にコブに行った時に2人と合流。
ヒロピーさんから「もっとここまで伸ばした方が良い」って追いアドバイスを頂いてまた完走です。
暴走気味だったけど、下まで今度こそ本当の完走が出来ましたよ。


次も完走。
左ストックが出なくて遅れてるとの指摘は私本人も自覚ありです。
だから左ターンへの切り替えに問題が出る。


「あっ!」って思ってからやるその時差。
魔法の杖を使えれば、慌ててトップ巻き込んだりずらし始めるタイミングが違ったりはしないはず。


それに慣れていつでもやれるようになるまで反復するしかないよねえ。


上達までの時間は個人差があって、それが早かろうとか遅かろうとかは関係ない。
やれるようになるまで最後まで頑張れた人が偉いのです。


「その先はきっと楽しいに違いない」がもう分かってるんだから、また放り出すことがあってもまた戻って来い私。


前に折れる癖も、曲げ切り替えで前傾の姿勢から「上体をただ起こして上に抜けるのではなく、◯◯をこうして前に出せば頭の位置が変わらないで上体が起きる」との実演アドバイス。


なるほど、それはやってみた事はない。
先に整地でやってみてもヘンテコリンになるだけでした。泣き笑い


コブならもっとそれとそのタイミングもやれる気はしないけど、さすが最高峰を知ってて長く先生をしてる方ですから説明はシンプルでとても解りやすい。
思い込みをサクッと修正してくれる。


今すぐどうにかしてやるって気概は持ち合わせてない私ですが、上手くいかなくて放り出してもまたすぐ戻って来るのを繰り返して諦める事をしない私です。


嫌な事は絶対にやらないという意固地のくせに、好きじゃない、むしろ嫌いなコブはやめやしない。(笑)
ここのコブが滑りたくて来てるし。
やってみる事から始まるのだから今は無理でもいつかはきっと。


時刻は15時。
疲れをおしての無理はやめよう。
オトナのスキーの潮時。


🍊「最後にデラ入れて上がります😊」
コブに行ったら、誰かお1人がもう先にデラ掛けしてましてね。
均して踏んでる。


滑りたい人には先に行ってもらって。私もデラ掛け。
グラサン「片側やってあげるよ」
組長ありがと!


コブは朝と反対側の、組長が請け負ってくれた側には陽が当たらなくなったのでもう硬くなってたそうです。
私の担当した側はザブザブのザラメ。


「デラ掛けしてる風に軽くやろ」とか言って始めたけど片側を組長がやってくれたので負担は半分、落としてボトムに溜まったザブザブを踏みました。
モサモサがモサモサのまま凍ったらこのあと滑る人か明日の人が困る。


終えてコブを振り返ったら、何人もの人がデラ掛けしてました。びっくり
夏の乗鞍大雪渓みたいな良い風景。✨


さすが小海。
滑って終わりではなくて、滑らせてもらったコブにきちんと整備をしていくという素晴らしい習慣がお客さんに浸透してるようです。


冷えて硬くなり始めた時間で、これが完全に凍ったらもう整備が効かないので、ここの常連さんはその前に整備のデラを入れてるのかな。
記憶違いでなければ、常設のモーグルバーンのクローズ&整備はリフト終了時間より早かったかも。


組長とヒロピーさんも終了。
楽しかったね〜。爆笑


駐車場でヒロピーさんが「なっちゃん、また一緒に滑りましょうね」って。
なっちゃん、って。
なっちゃん!
やーん!嬉し〜。😆


デラに行く最後のリフトでヒロピーさんと話したんです。
👩「昔は組長が私のコブレッスンに来たのに、今は私がテレマークで組長にコブを教わってる」だそうです。


「テレだからコブではちゃんとやれないかもしれないけど」って言ってそこを大袈裟にやって見せてもくれましたよ。


コブには入らないって言ってたのに、その時もアルペン滑りでなくテレマークターンで。
組長の整地レッスンの成果をすぐにコブでも試しながら、しかも私に見せたい所を大袈裟にやって見せる。
やっぱり凄い人です。おねがい


スキーのレッスンを職業にしてる人に対価(レッスン料)を支払らわない時にアドバイスを求めるのはいけない事だから普段は控えてる、とも話したんです。
私から「教えてください」とは言ってません。


アドバイスを頂いて、冗談で「高いよ〜」とか「おいくら万円ですか」なーんて言ってたんですけどね。
そんな事は思ってなくて「今日は遊びだから良いんですよ」って。


ヒロピーマジック、魔法の杖。
私のことだからすぐ忘れちゃうかもしれない。
ここをもっと伸ばして、貯金する、使う、を繰り返す。
するとオマケまで貰える。
緩めて前、踵を使ってずらし始めるタイミング、その時の腿裏の使い方。
前傾を解きながら頭の位置を変えずに上体を起こす方法とタイミング。


忘れたくないな、あとになってから「あの時のあれはこれだ!」って思うことも多いから。


本当に私は良い人達に恵まれてるって思うよ。
夏のふじてんや乗鞍での出会いから広がった素晴らしい縁。


組長、ヒロピーさん、ありがとうございました。
ガチャガチャながらも、小海のコブを初めて攻略したという実績にしても・・・良いかな。(笑)