いやー、2日間のレッスン、疲れ申した。


晩には冷え込んだようです。


宿の駐車場で、暖気中に運転席からパチリ。

フロントガラスは放射冷却のためか凍ってた。


はよう温まって。でないとここ(白樺湖畔)ではブーツがすぐに冷えてしまうので積めません。








朝はかっちりと締まった雪で、念入りにストレッチして何本か滑ったら先生ご到着。予定より早く9:15からレッスン開始。


最初から急斜面で小回り。基本や矯正のためのバリトレは初日にそれ向きな斜面が多いピラタスでみっちりやってますから、2日目の2in1では実践実践実践!ね。


「いけね!朝からこんな事やってたら疲れきって1日滑れないや」って先生言ったのに、ずっと疲れる系の小回りだった。


終いの方は「自分にも良いトレーニングになる、脚パンパン」って楽しそうにギュンギュンで小回ってノリノリで言ったのは、何度やってもそれを掴めない私への苛立ちを抑えるための思考の転換か。
ホント穏やかになった鬼神。
根気強いのは相変わらず、「もうヤダァ!」って内心だけでも思ったら間違いなく見抜かれるし本気で生徒を見てくれる先生に失礼です、なので最後まで”気力だけは”振り絞ったつもり。
いえ、もしかしたら“自分に諦めそうになる私”に気付いてたかもしれません。
無理矢理にでも気力を出そうとする私に“諦めない先生”です。ありがとうございます。





積雪量はピラタス・しらかば2in1の両ゲレンデとも今シーズン1番の多さだそうで、3月のこのところの数回の予想外の降雪は本当に恵みの雪です。


高温予報で、雪がザブザブになったらコブを掘ることも考えてたようですが、午後になって緩んでも噛む雪を保ってて、レッスンが終わるまでザクザクにはなりませんでした。


レッスンは盛りだくさんで、疲れ果ててしまって何をやったか。チーン


2日間マンツーで「空いてるし雪も良い、こんな条件は滅多にない」と時間を過ぎてもやっていただいたり(ここまでは何としても今日のうちに掴んで欲しいという熱意でしょう)、


立ち講習がそもそも少なくてご自身もレッスン中たくさん滑るAつし先生と2人でどれだけたくさん滑ったかご想像いただけるかと。チーンチーン


私に見せるために「踏み外すギリギリまで大袈裟にやってる」そうで、私も思いっきりそうやりたい、未知の私に会いたいのに「いつものNさんと変わってない」の連続。チーンチーンチーン


春休みに入ったらしきご家族連れを見ながらリフトで「いいな春休み、宿題もないし。私は毎日春休みだけど」って言ったら、先生てば「宿題はいっぱいあるね」って笑う。ちぇっ。しょんぼり


おてんこ盛りの宿題、ちぃっとも片付きません。(´・ω・`)
もし片付いても次の課題が出されるだけ、永遠に終わらない宿題。ゲラゲラ


急斜面をリフトから見ながら「横滑り、シュテム、どんな手を使ってもよいならどこでも降りられるようにはなりましたけど」「ハハハ!それだけじゃダメでしょ」


滑って降りられたら良いわけじゃない。
それだけでヨシとは、そりゃ納得なんか出来ませんわね。


本当に亀さん並みの進歩ですが、先生も諦めてなさそうなので、いつの時も「今の私にそれ求めるぅ!?ガーン」だけど負けずに付いて行きたいのです。




えーと。


午前はずらしの小回り。バターナイフでパンを撫でるようなずらしはナシです。


重心を下げた低いポジションの中で、エッジをもっと強く立てて、そうすると板はずれないから、そのずれない板を力でもって押し削りずらす小回り。


丸いターン弧で、下にずれ落ちる(落とされる)のは何よりダメ絶対で、谷回りから削り続けて山回りは進行を止めずにずれ落ちは止めるような強いエッジングを。


脚力が強い方のはずの右脚がダメダメ。
蹴った後で自分からせっかく板に溜まった力を抜いちゃう悪い癖を抑えようとするせいか逆に蹴れません。


最後のだめ押しが足りなくてもっと板を回し込むよう言われ続けてた右ターン(左外足)の方がマシになってきたらしい。
シルエット(良い運動が表れる)もそっちの方がきれいだと。


左ターンはシルエットも何もあったもんじゃない見事な不恰好さ。


きれいになってきたって言ってもらえてる方も「でも右ターンだって、◯◯が△△ですよね?」と自分の不恰好さ(運動の不正確さ)を嘆く私をなだめるかのように「いや、これなら・・・」とギリの及第をくださる。(つд;*)


先生めがけて蹴飛ばして、雪をぶっ掛ける練習も各種。
先生めがけてならいっぱい雪を飛ばせると思ったのにな。(おいっ)
左谷足が丸出駄目蔵。


午後は緩斜面でカービング小回り。
3つ前の記事へのコメントとコメ返の通り。うぇ~ん。(。´Д⊂)


やっぱり右外足のターンでエッジの角付けが足りない。
左ターンの通るラインがインに入ってしまう事の連続で「また内側通った」と猛烈ダメ出し。


元レーサーだから「マーカーがあれば(踏ん張る)目印になるのにな」と。
(いや、グレステンの小回りマーカーでさえ「アブねっ!」って動画に先生の声が入ってるくらいスレスレ内側を通りましたけれどもね)


「浅回りで内に入らずに、(マーカー代わりに)俺が通って付けた壁をなぞって、内に入らずに壁を押して」。
(コブで外に出られない左ターンの癖とおんなじです)


プルークカービングでやってみたら自分で驚くほどめちゃ強いのにな。


ボーゲンからパラレルターンがちゃんと出来るようになったら「パラレルの方が両脚の力が使えるから楽」って思えるそれの前までと一緒なのか。えーん


昨日の動画から。

こっちはまだ角付けがあって伸展もマシな方。精一杯目一杯な気持ちがシェーレンに表れちゃってるけど。


この先の左ターンへの切り替えでフワッと浮くしさあ!ムキー
そこを足元から膝で切り替えて、脛を倒して角付けを多く、がどうやっても出来んかった。(。´Д⊂)


小回りのリズム変化なども折り混ぜたのだけど、ギュウン、キュン、キュンの「ギュウンは強いエッジングが出来てるのに、そのあとのキュンキュンがなんでそんなに弱くなる?リズムがどう変わっても強く!強く!強く!を抜いてはダメ」


「参考に」とエキスパートさんの急斜面小回りのレッスン動画を見せてくれました。
「スポーツ、、、ですよね、アスリートだ」「うん、アスリートだね」


選手のフィジカルはとてつもなく強い。◯県選手は週末スキーヤーが多いのに彼らは時間の無い中で目一杯トレーニングしてる、と県の選手をコーチング&全日本本番のサポートしてきた先生は技術選の前・中・後でしきりに選手たちの筋力体力の強さや気構えを讃えてそう言います。


フィジカルもメンタルも激弱のヘタレ、リフトぐるぐるで滑りまくって疲労困憊。
あんなに何度も繰り返したり手段を変えてもらっても掴めないなんて。えーん


放課後に一旦滑りに出るも、案の定もう脚が全く動かず、もうこれ以上滑っても意味ない。
さっきまではいなかった妖怪板掴みも。


退散。


走る人DASH!温泉だ温泉。(前記事参照)


あの高温で雪が緩まずレッスンの間だけでも持ったのは奇跡でした。






写真を撮る間もなく滑って、先生のお手本を見て、また滑って、また見て、滑って、何度も後ろに付かせてもらったりもして、レッスン前に撮ったこれ1枚のみ。



奥の左手は雪の多い年に雪崩れたこともある非圧雪。右手にチラリと見えるのがここの2番目の急斜面。


非圧雪を除いた整地の1番の急斜面(32°/25°)も2番目(30°/17°)も、雪が良かったためもあるけど小回りで暴走&破綻はあんまりしなくなったけれども。(←全く無くなったわけでもない)


先生は負けん気の無い滑りの私に、もっとガッツガツで強い!強い!!強い!!!力を使った滑りに変わって欲しいようです。


そうなりたいのはやまやまながら、満身創痍ポンコツボディの初老にそれが叶うのかの迷いであと1歩の決心がまだ足りない私です。


そういうのもたぶん全部見透かされた上でのあの特訓。待ってくれてるんだろうな。


Aつし先生には小回り1点足らずでギリギリ2級合格したあとからお世話になってて、「あれはターンになってなかった、どこで受けたの?黒姫なら真っ当な採点のはずだけどな(先生談)」の初級レベルの頃から丸8シーズンかな。


うんと高い所から私を強く引っ張り上げようとしてるようで(教え子なら誰にでも)、でもいつもずっと根気強く待っててもくれてる。


言い訳なんかしないで応えたいよな・・・。