ナッツくんを迎えて「手狭になった」と感じたパパとママは、夢として「もう少し広い部屋に引っ越したいな」と思うようになりました。
やはり「ナッツくんが走り回れるリビング」が欲しい!と。
ただ、ナッツくんと散歩しやすく(歩道の道幅が広い)、ナッツくんが走り回れる公園が多く、海も近いこの街を気に入っていたので、他エリアは考えませんでした。
お散歩テリトリーが変わってしまうことによるナッツくんのストレスも気になったし。
また、マンション全体も気に入っていたので「マンション内で広めの部屋を探そう」
ということになりました。
その少し前から、ポストに投函される不動産屋のチラシには目を通していて、移り住みたい間取りはパパとママで一致していました。
しかし、二人とも気に入った間取りだけあって、明らかに予算オーバー。
今の部屋がうまく売却できるかどうか不透明な中では、リスクが高すぎる。
その上、人気があるようで、他の間取りに比べるとなかなかチラシに出てこない。(売りに出ない。売りに出てもチラシ掲載前に売れてしまう)
ある日、いつもの不動産屋のチラシを見たらお目当ての部屋が掲載されていたので、その週末にダメ元で不動産屋へ相談に行きました。
不動産屋のセールストークに乗らないよう注意しながら、ウチの偽らざる予算をハッキリ伝え、店を後にしました。
さて。
ここから、いよいよナッツくんが登場します。
何年も通ったいつもの散歩コースでしたが、不動産屋に相談に行った翌日から、ナッツくんはその棟のエントランスをコースに組み入れました。
ただ単に、パパとママが「あの棟が良いね」と話していただけなのに!
日によっては、オートロック突破寸前までグイグイ入って行きました。
どう考えても、不思議でした。
それから毎日、ナッツくんはその棟のエントランスに通い詰めました。
しかし、待てど暮らせど不動産屋からの連絡は無し。きっと希望価格が低すぎたからでしょう。
気になって不動産屋に行って聞いてみると「買い手が見つかりました」とのこと。
残念。もう少し買い価格を上げるべきだったか…。
その日を境に、ナッツくんはピタリと通わなくなりました。これも不思議。
そして、それから数週間が経ったある日、ナッツくんが散歩の途中にまたエントランスへ寄るようになりました。
パパとママは「もしかして⁈」と勝手な期待。
そして、ある日曜日。
その日は朝から雨で、散歩はおあずけ。
雨が止んだ午後に、ナッツくんとの散歩に出掛けると、不動産屋の担当者にバッタリ会って、「まだお買いになりたい気持ちはありますか?」と。
聞くと、決まっていた買主が最後の最後でローン審査が通らず破談になった、とのこと。
さっそく我が家の査定に来てもらい、そこからはトントン拍子に話が進み、購入決定! 決まる時は早かったです。
予算はオーバー(とは言え、当初の売り出し価格よりだいぶ安く買えました)し、売却に少し時間がかかりましたが、結果として満足できる買い替えでした。
そもそも、ナッツくんがいなかったら買い替えは考えませんでした。
ナッツくんが毎日のようにエントランスに通ったことで「買おう」という気持ちが高まりました。
中断していた立ち寄りが再開した時、もしや⁈と期待させてくれました。
そして、あの日曜日のあの時間にナッツくんの散歩に行っていなかったら不動産屋にバッタリ会うこともなく、別の人に決まったかもしれません。
こうして振り返ってみると、ナッツくんが引越しさせてくれたんだなぁと実感。
ありがとうね、ナッツくん。
引っ越した頃のナッツくん ↓



