ナマステ

インドではナマステと挨拶するだけで、笑顔になる魔法の言葉

インドどうだった?だまされなかった?
怖い目に合わなかった?
聞きたいのはそこ?!って
毎回思ってしまうので
怖いイメージを壊す、
スペシャルな出逢いBEST3をご紹介♪
きっとあなたもインドに行きたくなること間違いなし

(あ、いや、逆に行きたくなくなるかも^^;)

BEST3!最終日のこと帰国するために夜の空港でチェックインや出国手続きを済ませ
搭乗ゲート付近のソファでくつろいでいると
斜め向かいに男性がひとり腰をおろしました。
特に気にも留めなかった私は、ipadに撮りためたインドの写真を眺めていましたが
「スミマセ~ン」
と、声が聴こえる

周りを見渡すと、インド人ばかりで日本人はどこにもいない。
目が合った、目つきの怖いインド人らしき人が
「スミマセ~ン」
と、私に向かって話しかけてきたΣ(・ω・ノ)ノ!
わ、私?!
「ニホンジンデスカ~?」
インド人は容赦なくまっすぐ見つめてくる。
にらんでいるようにも見えるその奥に、やさしさを一瞬感じた。
インド人は皆、目が澄んでいる。
「はい。」
にこりと笑ってみたものの、それでも身構えている自分がいるのがわかる。
「ビジネスですか?」
私の足元に置いてあるライアーに向かってこう言った。
「いいえ、カンコウです。」
日本語で話しているのに、外人が話すような日本語を話している自分がいる。
「そうですか、私は日本に15年住んでいます。」
なんでも某有名大学を卒業し、某大学の教授をしているのだとか。
嘘なんだか、本当なんだか
でも嘘を話してるようには思えない澄んだまっすぐな瞳で語るので
そうですか、と、静かに頷く私。
☆
彼は15年前から日本で暮らし
インドに久しぶりに帰ってきたんだと話してくれた。
「人生のテスト」をインドで受けるために。
今年の1月から半年間インドに滞在して
ようやく日本に帰れる。
「半年もインドに滞在するのは久しぶり、いつもは1週間くらいだったから」
夜中の便でシンガポールへ渡り、一週間くらい滞在したあと
日本に帰ろうと思っている、と、流暢な日本語で話してくれた。
シンガポールはビジネスも兼て、と。
Amazonのライバル会社の事を少し話してくれた。
☆
「久しぶりのインド、ゆっくり滞在できましたか?」
と、聴いてみた。すると
「インド、疲れるね~。シンガポールでゆっくり休むよ」
え?インド人、まさかのインド疲れ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
でも、その言葉で一気に心を開いた私は、それから話が盛り上がってしまったww
インドのガイドブックを見せながら、
ここに行った、これを食べた、こんな人と出逢ったなんて話してみると
インドのスイーツの写真を見た途端、顔をしかめながら
「インドの食べ物なんて、油と砂糖ばかりデスヨ、カラダにワルイヨ~」
すっかり日本人である。
大学ではなにを専攻していたのか?という質問を受け
「バケガク(化学)を」と答えると
意外だねという顔をした後、おもしろいね~と、愉快そうに笑う。
彼も化学を専攻したのち、心理学も学ばれたそうで
今は行動心理学を専門にされているんだとか。
日本の大学以外にもアメリカの大学も卒業されていて
勉強熱心なんだなぁと思った。
ガンディーの話になると、意外にも険しい顔になる。
インド人の多くの人が尊敬している訳ではないんですね~。
尊敬って?って、英語でなんて言うの?って聞かれたので
なんだろう?しばらく考えて、リスペクトって答えると、
あぁと頷き、マザーテレサの施設には行ったことがあるよと話してくれた。
ライアーが気になっていたようなので
搭乗ゲートで少しライアーを弾いてみたところ
目を輝かせ、インドの国際交流で
ライアー弾いてみるといいよって言ってくださった。
またインドに来いってことかい?
彼は50歳前後だろうか?
結婚してるの?の質問にYESと答えると
「僕はプロフェッショナルな独身」と誇らしげに笑う。
それがまた可笑しくて、笑っていると
「FBしてる?」
この言葉は、どこの国も共通なのかな。
私はほとんどFBを開かないって言うと、
彼から名刺をいただいた。
連絡先を教えてとストレートに言われたので、
ノートにe-mailアドレスと携帯番号を書いたけれど
今のところ、連絡はない。
私からも連絡はしていないけれど
名刺に書かれたHPを開くと
なにやらむずかしい論文が書かれていた。
英語と日本語で。
今も、東京のどこかで、愉快に暮らしているにちがいない。
旅の出逢いっておもしろいね~

次回、インド旅日記「音好きの宝石商人」との出逢い、お楽しみに~(´∀`)ノ
