昨日の続きです・・・・

3.正直偈(しょうじきげ)
若飯食時 当願衆生 禅悦為食 法喜充満
(にゃくぼんじきじ とうがんしゅじょう ぜんねついじき ほうきじゅうまん)
食事をいただくと、心が静かに統一され、
心身にさとりの喜びが出てきます。
4.いただきます
食時作法に一貫しているのは、
報恩感謝と健康になって、
人格の完成と迷いを悟りに転じるために食べる、ということ。
ゆっくり食べる、行儀よく食べることは大切ですが
家庭では、愉しく食べることが、もっとも大切。
ご飯などの穀物が大脳の慈養のなり
季節の野菜がからだを健康にします。
余裕があれば、善行を積むためにひとくち
悪行を避けるためにひとくち
すべてのいのちを救うためにひとくち
仏さまのためにひとくち・・・と、食べます。
食時が終わったとき・・・
5.食きょう偈(じききょうげ)
飯食巳訖 当願衆生 所作皆べん 具諸仏法
(ぼんじきいこつ とうがんしゅじょう しょさかいべん ぐしょぶっぽう)
食事を終えて、心が静かになりました。
さぁ、今日も楽しく過ごしましょう。
ごちそうさまでした(^人^)
言の葉、ことだまに触れるとき
古代から脈々と受け継がれている、いのちを感じます。
飽食と言われている時代。
食べるものが溢れている時代。
お腹がすいていなくても、
何かしら、食べることをしてしまいがちな、近代。
「食すること」
その行為は、神事そのもの、ですね。
私とともに、常に一緒におられる神さまへ
食する行為=奉納する行為のようにも思えてなりません。

でも、これを食べてはいけない、と、何かを排除するのではなく
すべてのものに感謝をして
「いただきます」と、いただけることが
大切なのかなぁと、このブログを書きながら思っております
もうすぐ、いつもの土手には、ふきのとうが出てきて
畑には、アスパラガスが食べきれないくらい、生まれてきます。
芽吹く季節。
あらゆるいのちに感謝します。