あれっ、ナンナンなにしてるの❓
えっ❗❗それ眼に入れるの❗❓ 危なくない❓❓
それ本気で言ってるの❓ だとしたら相当ヤバいよ。じゃあ、手作り目薬がどれだけ危険か、教えてあげるね
先日、ブログを見ていたら「手作りの目薬を作って使っている」という方を見かけました。
さすがに危険が多すぎるので教えてあげようかなと思いましたが、どうやら手作りの目薬を愛用している人は他にももっと多くいる様子。
実際に、X(旧Twitter)では2022年頃から目薬を手作りするという情報が出回って界隈を騒がせていたようです。
そこで、改めて注意喚起も含めて手作り目薬の危険性について解説したいと思います。
写真はイメージ
手作りの目薬は超危険
- 目薬は添加物まみれなので危険
- 栄養たっぷりの天然塩で作った目薬は身体に優しい
- 自分はこれを使って症状が良くなった
雑菌が繁殖した手作りの目薬を使用することで、眼病のリスクが高まります。眼病は重症化すれば手術が必要になったり、最悪の場合は失明に至ったりする可能性があるため、リスクの高い病気です。眼は、一度失うともう二度と元に戻せません。
一方で、市販の目薬や病院で処方された目薬を適切に使用している限り、雑菌繁殖による眼病リスクはほぼありません。
これは、医薬品として作られる目薬は、徹底的な衛生管理の下、無菌状態で製造されるためです。使用する容器から原材料、製造現場まであらゆる過程で徹底的な殺菌・滅菌が行われ、雑菌は一切混入していません。そのため、ドライアイや眼病など眼にダメージを受けている人でも安全に使用することが出来ます。
対して手作りの目薬の場合、家庭内の雑菌まみれの環境で作られます。「天然塩と天然水しか使ってないから安全だ」と思うかも知れませんが、雑菌は目に見えない空気中やあなたの手などあらゆる箇所に付着し、漂っています。
また、目に見えないホコリやゴミ、PM2.5のような粒子も混入します。
当然、使用しているものが天然塩と天然水だけであっても雑菌は繁殖していきますし、目に見えないホコリやゴミ、カビ菌なども混入します。
これを目薬として眼にさすと、雑菌によって眼病のリスクが高まってしまうというわけです。
特に、目薬を手作りしようと考える方は、ドライアイなど何らかの眼の不調を持っていると考えられます。
眼に不調を抱えているということは、眼には既にダメージを受けていると考えていいでしょう。このダメージを受けている眼に、雑菌まみれの手作り目薬をさしたらどうなるでしょうか?
手作り目薬は、リスクしかありません。
それから、手作り目薬に使用する天然塩は、ものによっては目に見えない砂などが混入している可能性があります。
これは、濃い塩水である「かん水」を作る過程で、昔ながらの「塩田」を使用している場合や、平釜などでかん水を煮詰める過程で混入する可能性があるためです。
基本的に、食品として売られているものは、栄養成分表示に全ての成分を記載する義務がありません。これは言い換えれば、栄養成分表示に入っていない成分も入っている恐れがあると言えます。
例えば、使用したジャガイモに砂が付いていても、使用した原材料に「砂」と書く必要はありません。同じく、雑菌が付着した材料を使用したとしても「雑菌が入っている」と書く必要はありません。
食品というのは、どのような成分が入っているかを全て調べて書かなくても良い法律になっています。
もし、使用した天然塩に目に見えない砂などが混入しているものを使用した場合、それを目薬として使用する事で余計に眼を傷つけてしまうことにも繋がります。
これは非常に恐ろしいことです。
対して、医薬品は違います。表示した成分は必ず表示通りの成分が入っていて、それ以上もそれ以下もありません。また、表示成分以外の成分が入っていることも基本的にはありません。
配合されている成分は、医学的にも効果や安全性が認められ、実証されているものだけです。ですので、この点、医薬品の方が遙かに安全です。
もちろん副作用もありますが、リスクとリターンの天秤にかけてきちんと判断して正しく使用すれば殆ど問題は起こりません。
また、医薬品の目薬は眼の浸透圧やpHも厳密に調整され、眼にダメージを与えない設計で作られています。眼に入れるものはナトリウムなどの濃度が重要で、これがいい加減だとむしろ眼にダメージを与えてしまいます。
例えば、濃い塩水を作って飲むと身体に悪いですよね。これと同じように、塩分が濃い塩水を眼に入れると、眼はダメージを受けてしまいます。
具体的には、浸透圧といって、塩分が濃い方に水分が引き抜かれるという現象が発生します。
イメージとしては、「ぬか漬け」を想像してみてください。ぬか床にキュウリを入れておくと、水分が引き抜かれてしなしなになっていきますよね。このように、塩分が濃い方に水分が移動する(引き抜かれる)現象を「浸透圧」と言います。
いい加減な目分量で作った手作り目薬を使用すると、塩分濃度が適切に調節されていないので、この浸透圧によって角膜から水分が奪われてしまう可能性があります。角膜は透明な組織を保つために絶妙なバランスを保っている組織です。
このバランスが崩れてしまうと、むしろドライアイが悪化し、眼の健康が失われてしまうことにも繋がります。
あなたが良かれと思ってやっている事が、むしろ眼にダメージを与えている可能性があるのです。
このような理由から、手作り目薬はデメリットしかなく、全くオススメできません。
手作り目薬を眼に入れるという行為は、元々ダメージを受けていた眼に対して、
傷口に塩を塗り込む
傷口に砂を塗り込む
傷口に雑菌を塗り込む
行為と一緒です。
オマケに有効成分も入っていないので、メリットは一切ありません。百害あって一利無しです。
もし、いま手作り目薬を使用している場合は、今すぐやめてください。「手作り目薬を使ったら良くなった」と思うかも知れませんが、それはプラセボです。
天然塩にはマグネシウムが入っていますが、それも塩化マグネシウムなど「塩化物」なので、濃く作るとあなたの眼から水分を引き抜くだけです。
仮に成分が眼に浸透したとしても、角膜の成分バランスは厳密に調整されるため、過剰な成分は異物として排泄されます。眼に負担をかけるだけです。
全くもってメリットがありません。
デメリットしかないので、手作り目薬は今すぐ止めましょう。
ここからは余談ですが、もし手作り目薬が身体に良いと思ってやっているなら、あなたの不調の原因は、あなた自身が良かれと思って日々行っている行動にあるかもしれません。
健康は、習慣で作られます。間違った習慣を行っていれば、当然不健康になります。
この間違った習慣を行ってしまう1つの要因は、あなたが普段目にしたり収集している
情報の質
とリンクしています。
間違った情報に触れれば触れるほど、間違った健康習慣を実践しやすくなります。つまり、あなたが不調の原因は間違った習慣にあり、その原因は間違った情報収集にある可能性が高いわけです。
添加物が恐ろしい、薬が恐ろしいと言いますが、間違った情報の方がよっぽど危険です。
添加物や薬を避けるよりも、間違った情報を避ける、質の良い情報を集める方がよっぽど良い健康習慣が送れます。
ですので、まずは情報の質を見極められるように改めていってください。
今はすごく良いことをしていると思ってやっていると思いますが、いずれ知識をつけていったらそれが間違っていた事に気がつくはずです。
- なんであんな情報を信じてやってたんだろう
- すごく良い情報だと思って自信満々に人に勧めてしまった
- 良かれと思ってやっていたことが今更逆効果だったことに気がついた
あの時の自分をぶん殴ってやりたい
と。
僕にも、もちろん経験があります。ですが、これは誰しもが通る道です。恥ずかしがることはありません。
大切なのは、
いかに早く真実に気がつき、行動を改められるか
です。
○○を飲めば病気がなおる
○○を塗れば痛みが消える
など、キャッチーな怪しい情報が世の中には沢山あります。そんな心が動かされる簡単な情報ほど注意が必要です。
今回の記事をきっかけに、改めてご自身の行いや集めてる情報の質を見直してみてください。
あなたの不調の根本原因は、あなたが集めている情報の質や習慣にあるかもしれません。
そうだね。正しい健康習慣を作るには、まず正しい情報が必要だよ。思い込みで行動せず、きちんと学ぶようにしてね
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