一昔前まで全く見向きもされなかった低栄養のリスク、栄養の重要性ですが、近年は医療現場でもその重要性が見直されてきています。

 

特に今は、数ある病気の中でも「ガン治療」において、栄養の力が注目されていますね。東洋経済さんの記事にも、ガン治療と栄養の重要性について特集されていました↓

 

 

 

 

栄養の力が見直されるようになってきた背景には、栄養状態が、ガン治療などの治療効果や予後に大きく関わっていることが、臨床現場や研究から明らかになってきたためです。

 

栄養状態が良いと、より良い治療効果が得られるだけで無く、抗がん剤の副作用や手術後の合併症のリスクなども軽減することが出来ます。

 

逆に、栄養状態が悪いと、より副作用や合併症のリスクが高まり、更には死亡率が上昇するなど生存率まで影響を及ぼすことが分かってきました。

 

例えば、血液検査項目の「アルブミン」値の低下が寿命に直結していると言われていたり、栄養失調による免疫力低下、食生活などの生活習慣の悪化は、がんのリスクや再発リスクを高めてしまうことが言われていたりしています。

 

 

このような状況を受けて、治療の価格を決める2024年度の診療報酬改定では、低栄養の診断基準である「GLIM(グリム)基準」が正式に導入されることになりました。

 

グリム基準とは、全ての対象者に栄養スクリーニング検査を実施し、低栄養リスクや低栄養診断の基準に当てはまれば、経管栄養や食事などで栄養治療を行います。

 

そして、栄養状態を改善してから、手術や抗がん剤などの治療を開始するというものです。

 

現時点では入院患者向けで外来患者向けには提供されていませんが、栄養の重要性が見直されたことは非常に良いことですね。

 

 

ただ、これはあくまで対処療法的に栄養状態を改善するものであって、栄養状態の改善も必要最低限しか行われません。これが現状の栄養治療のまだまだなところ。

 

そもそも栄養状態が悪くなるのには原因があります。普段の生活習慣や食生活だったり、何らかの疾患やピロリ菌などの感染症が関係している等、原因は人によって様々です。

 

これらの根本原因をしっかり調べ、その方に最適な栄養アプローチを行っていくのが、分子栄養学になります。

 

また、栄養治療では治療して数値が改善したら終わりですが、分子栄養学では改善した数値を維持する、更にはより良い健康状態を目指すというのが目的になります。つまり、継続してこそ意味があるものです。

 

栄養治療と分子栄養学・オーソモレキュラー療法は何が違うのかといったら、このあたりの考え方とアプローチが大きく異なるのが特徴ですね。

 

 

現時点でこの栄養治療を受けられるのは入院患者限定となっており、外来患者は受ける事が出来ません。外来の方でご自身の栄養状態を改善したい方は、オーソモレキュラー療法などを自費で受ける必要があります。

 

今後は、がんや入院の有無に限らず、オーソモレキュラー療法、分子栄養学が栄養状態の改善や病気の予防のスタンダードになってくれると嬉しいですね。

 

 

ちなみに・・・

 

がんを患っている方からのご相談で、

 

「がん治療の代わりにオーソモレキュラー療法でがんを治したい」

 

「抗がん剤を使わず、代わりにサプリメントでがんを治したい」

 

という希望をお伺いすることがあります。

 

これについては、サプリメントやオーソモレキュラー療法だけでがんを治すことは出来ません。

 

上述の記事にもあるように、栄養状態の改善やオーソモレキュラー療法は、あくまでがん治療の効果や予後を高めたり、副作用などのリスクを減らすためのものです。

 

何か特定のサプリメントを摂ったからといって、ガンが消えてなくなるわけではありません。また、何か特定の食品を食べたらガンになるとか、ガンが治るとか、そういったものでもありません。このあたり、現在では非常に誤解されている部分ですね。

 

 

分子栄養学、オーソモレキュラー療法は、ガンになってから治療のように受けるものでは無く、病気になる前から取り組んでおくものです。

 

体調の良い普段から栄養状態の改善、健康の自主管理に取り組んでいれば、いざガンなど病気になったときに治療の質を高めるカギになります。

 

また、病気になる前から取り組んでおけば、

 

  • 毎日測定していた体重が段々と落ちてきている
  • 血液検査の結果が、段々と悪くなってきている
  • いつもは正常な範囲内の検査数値が、今回は飛び抜けていた

 

などの変化に気がつきやすくなります。変化に気がつけば、それだけ身体の異常や病気にも気がつきやすくなります。

 

栄養は、がんなど治療の根幹を支えるインフラ的な存在です。薬や手術と違い、栄養の効き目はすぐには分かりません。しかし、確実に治療成績やQOL(生活の質)の上昇、寿命などに影響を及ぼす力を持っています。

 

現在では、がんの罹患、高額な治療費によって経済的に困窮する方の事例も目にするようになってきました。病気によって経済的に困窮しないためにも、予防の重要性はますます高まってきています。

 

病気を早期発見、早期治療し、栄養の力によってより早くガン治療などの治療が完了すれば、それだけ経済的負担も抑えられます。

 

健康管理を医者に丸投げせず、今から健康の自主管理、予防に取り組んでいきましょう。

 

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