つい先日、バンドボーカルの方がカルシウムサプリメントの取りすぎで高カルシウム血症になったという報道がありました。
このようなサプリメントを使用したトラブルのニュースは、割と目にする機会が多くなりましたね。
この方についてはほとんど知らないのですが、恐らく何らかの目的や効果を期待してカルシウムとビタミンDのサプリメントを摂っていたんだろうと思います。
二日で10個(多分10ボトル?)摂取したとのことなので、相当な量を摂取していますね。
このようなニュースがあると「サプリメント悪説」を唱える方が一定数出てきます。「サプリメントは危険だ」とか「サプリメントは意味が無い」みたいな意見ですね。
そう思う気持ちも分かりますが、サプリメントは悪では無いです。使い方の問題です。要は「包丁」と一緒で、正しく使えば生活に役立つ道具になりますが、使い方を誤れば凶器にもなるといった感じです。
まぁ、そもそも、ほとんどの人はサプリメントの正しい知識や使い方などは学んでいません。なので、何が正しくて何が間違っているのかも分からないのは当然かと思います。
特に、一般的にサプリメントと言えば
飲めば薬のように体調が良くなるもの
と思われていることが多いです。
ニュースで取り上げられていたカルシウムの過剰摂取についても、恐らくこのような認識があったのかなと思います。
ですが、サプリメントは薬のように「飲めば効く」というものではありません。
サプリメントは、体を作ったりエネルギーを作ったりする「材料」を補給するためのものです。
分子栄養学で言えば、全身にある一つ一つの細胞が、しっかりと働くために必要な分子を整えていくという感じですね。
この材料となる栄養素は、人によってどれだけ必要となるかが異なります。この人によって違う必要量を、「需要」と「習慣」で判断し、摂取を行っていく事が大切です。
例えば、カルシウムで言えば、そのほとんどが「骨」に含まれています。
人の体重の1〜2%がカルシウムだと言われており、その99%が骨や歯に、残りの1%は細胞に存在し、血液中にも約0.1%程のカルシウムが存在しています。
カルシウムの99%以上が骨に存在するので、カルシウムの必要性は「骨代謝」の需要で判断する事が基本です。
例えば、有名なものとして「骨粗しょう症」があげられます。他にも、骨が活発に作られる「成長期のお子さん」や「妊娠中・授乳中」の女性も当てはまりますね。
これらは単純に「骨を作るために栄養素が必要」なので、分かりやすい例かと思います。
この他、カルシウムの需要が高くなる状態としては、
- 高齢者
- カルシウム摂取不足の食事、特定の食事制限をしている人(菜食主義、乳糖不耐症の方)
- 加工食品の摂取量が多い人
- 消化器系疾患を持つ人
- 糖尿病、腎疾患を持つ人
- 特定の薬剤を服用している人
があげられます。
これらは、カルシウムの摂取量や吸収量が低下したり排泄量が増えたりすることで、カルシウムの「需要」が高まる状態の方です。
このような方達も、同じく積極的なカルシウム補給が望まれますね。
では、これら需要が高い方にカルシウムの補給していれば、カルシウムが足りて健康になるのでしょうか?
ここは多くの方が勘違いする部分なのですが、
カルシウムのサプリメントを飲んだだけでは、カルシウムが足りた状態にはなりません。
なぜなら、「カルシウムを補給すること」と、体内で「カルシウムが利用されること」は全く別の話だからです。
基本的に、摂ったカルシウムは骨や歯を作るために使われて意味があります。この骨を作るために使われるかどうかは、「習慣」で判断する必要があります。
例えば、骨粗しょう症や骨量が低い場合には、積極的なカルシウム補給が推奨されています。
イメージ的にはカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどを摂取していれば骨密度や骨量がドンドン上がっていく感じがしますよね。
でも実際には、これら栄養素を補給しているだけでは、骨密度や骨量は殆ど上がっていきません。
骨密度や骨量を上げるためには、運動をして骨に刺激を与える必要があります。
また、骨が強くなるかどうかは、体重や筋肉量に比例します。骨は筋肉で支えられて強くなり、筋肉は丈夫な骨で支えられていることで強さを発揮します。
骨の強さと筋肉の強さは比例していく関係にあるんですね。なので、骨を強くするためにはウェイトトレーニングなどで筋肉を鍛えていくことが必要です。
また、逆にウェイトトレーニングなど筋トレをしている方は、筋肉や重さを支えるために骨を強くしていく必要があります。骨と筋肉はお互いに相関関係にあるのです。
つまり、摂った栄養が使われるかどうかは、運動を行っているかなどの「習慣」が大きく関係しています。
いくら栄養素の需要が高くても、栄養を利用するための「習慣」が無ければ、摂った栄養は殆ど使われません。
分子栄養学でサプリメントを摂取する場合は、この「需要」と「習慣」に応じて摂取量を求めていくことが大切です。
栄養素の「需要」が高く、かつ栄養素を利用する「習慣」が多い方ほど、より積極的な栄養補給が必要になります。(特にスポーツをしている成長期のお子さんは、栄養素の必要量がズバ抜けて高い)
逆に言えば、「需要」が少なく、かつ運動もしていないような「習慣」の方なら、摂っても利用が出来ないのでそこまで多く摂る必要がありません。
これは一見すると聞こえは良いですが、運動などの習慣が無いと骨がドンドンもろくなっていずれは病気になり、「需要」が爆上がりします。
骨代謝は糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝や鉄代謝など全ての代謝と関係があるので、骨がもろくなる=骨代謝が悪くなると様々な病気の原因となります。
分子栄養学の実践では、
「カルシウムの需要がないから摂らない」
ではなく、習慣を変えて栄養素の利用を促し、「栄養素の需要を自ら作り出す」ことが大切ですよ。
ちなみに、分子栄養学で骨ケアを行う場合、カルシウムやマグネシウム以外にも様々な栄養摂取が必要です。
カルシウム不足や需要が高い時に対する分子栄養学的アプローチ(1日あたり)
- カルシウム 600mg〜
- マグネシウム 300mg〜600mg
- ケイ素
- ビタミンK 150㎍ (必要に応じて摂取)
- ビタミンD 4,000IU〜8,000IU
- タンパク質
- ビタミンC
- ヘム鉄
- 亜鉛
- ビタミンB群
これは骨に特化した分子栄養学的アプローチの例ですが、実際には筋肉量を高めるためのウェイトトレーニングと、それによって需要が高まるタンパク質関連の摂取をもっと積極的に行う必要があります。
先ほども解説しましたが、筋肉量を増やすことが結果的に骨密度や骨量の増加に繋がります。上の画像では、筋肉量をあと5kg以上増やしていくことが骨量改善(栄養素の利用)に繋がります。
骨量や筋肉量などは体組成計で測れますので、是非毎日体組成に乗ることを習慣にしましょう。
健康は、日々の習慣で作られます。サプリメントは、コツコツ毎日摂取していくことが大切です。一気に大量に摂取しても、いきなり筋肉量が増加したり骨量が増えるなんてことはありません。それどころか、過剰摂取のリスクにも繋がります。
ニュースにあったような、カルシウムだけ、ビタミンDだけ摂る、しかも一気に摂るというのは間違いですので注意して下さい。
それでは
★ケンビックスの血液検査のお申し込みはこちら★
血液検査のお申し込みは、全てオンラインで完結❗
検査申し込みから栄養相談のお申し込みまで、全てご自身で行って頂く事が可能です。
★ケンビックスサプリメントのご購入はこちら★
分子栄養学実践専用サプリメント「ケンビックスシリーズ」をなんと最大25%OFF+最大15%ポイント還元でご提供!
更に、クーポンコード「entry30off」ご利用で
初回30%OFF+最大15%ポイント還元!
当サイトは「ケンビックス正規取扱店」です。
正規取扱店番号:31303940
★分子栄養学実践サポートマガジンのご登録はこちら★
分子栄養学の実践に必要な知識、情報をメルマガで配信しています。
お知らせやブログでは言えない情報を発信していますので、是非ご登録下さい😊

僕が皆さんの分子栄養学の実践をサポートするよ。
よろしくね














