ビタミンAの血中濃度を測る検査は、そもそも行われてないから無いよ
どうして・・・って、そりゃ、検査する意味が無いからだよ。
いやいや、そう簡単じゃないのよ。なんでビタミンAの血中濃度が測定されないのか、その理由を教えてあげるね
オーソモレキュラー療法で受ける血液検査レポートには、ビタミンAの血中濃度を測定した項目がありません。
同じ脂溶性ビタミンである「血中ビタミンD」の測定結果があるのに、ビタミンAの測定結果が無いのは不思議ですよね。
では、なぜビタミンAの血中濃度は測定されていないのでしょうか?
それは、ビタミンAの血中濃度を測定する意味が無いからです。実は、ビタミンAの血中濃度自体は、測定することが可能です。測定可能ですが、あえて行われていないんですね。
それはなぜかというと、ビタミンAは常に一定の血中濃度が保たれる仕組みになっているためです。
ビタミンAは肝臓に貯蔵されていて、血中濃度が低くなると肝臓から放出されます。逆に、ビタミンAをサプリメントなどで摂っても、余剰分は肝臓に貯蔵されて血中濃度は上がりません。
このような仕組みになっているので、血中濃度を測定しても変動は皆無です。変動が殆ど無いので、測定する意味がほぼありません。
もし、ビタミンAの血中濃度が下がるとしたら、肝臓に貯蔵されたビタミンAが枯渇して、重度のビタミンA欠乏症になったときくらいです。
このような状態になるのは、何か病気を抱えていたり、吸収障害や代謝障害などを抱えていたりなど、よほどの理由がある時くらいになります。通常は、そこまで低下することはほぼありません。
なので、ビタミンAの血中濃度を見て
「足りた」「足りてない」
と判断しても意味が無いんですね。
そうではなく、分子栄養学では「需要」で判断する事が大切です。
ビタミンAやビタミンDに限らず、ほぼ全ての栄養素は、血中濃度で判断するのでは無く、「需要」で判断する必要があります。
この需要とは、生体内の分子を整合するために、「身体はその栄養素をどれだけ必要としているか」ということです。
この需要は、血中濃度とイコールではありません。
血中濃度を高めたとしても、それで需要を満たしたとは限らないわけです。需要が高いかどうかは、血中濃度以外に、
・関連項目
・自覚症状
・生活習慣
・病態の有無
・年齢・性別など個体差
を考慮することが大切です。
例えば、ビタミンAの需要が高まる例として、「成長期のお子さん」や「妊婦」「授乳中の女性」などがあげられます。
ビタミンAは細胞の分化・分裂に関与しているので、細胞の分化・分裂が活発に行われる成長期や妊娠中の女性は、特に需要が高まります。
この他、
・目が乾燥する
・夜盲症がある
・ニキビが出来やすい
・肌が乾燥する
・花粉症やアレルギーを抱えている
・ガンやポリープがある
など皮膚や粘膜のトラブルを抱えている方は、ビタミンAの需要が高いと判断する事ができますね。
また、自覚症状以外に関連項目を見る事も大切です。次のような項目は、ビタミンAの不足と需要を知るのに役立ちます。
- WBC
- N
- Eo
- CRP
- 赤血球
- 血小板
- 血清 フェリチン
- 総コレステロール
- コリンエステラーゼ
- γ-GPT
- ペプシノーゲンⅠ
- ペプシノーゲンⅡ
- PGⅠ/PGⅡ比
- 尿潜血反応
- Zn
そうだね。ビタミンAに限らず、全ての栄養素は需要で判断する事が大切だよ。オーソモレキュラー療法のレポートは、それを知るためのものなんだ。
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