ナンナン
 

ねぇねぇ、ビタミンAの血中濃度ってどの項目を見れば良いの❓ ビタミンDの血中濃度はあるのに、ビタミンAが無いんだよね

 

はる かおる
 

ビタミンAの血中濃度を測る検査は、そもそも行われてないから無いよ

 

ナンナン
 

えっ・・・それじゃあ、ビタミンDみたいに足りたか足りてないか分からないじゃん❗ どうして検査しないの❓❓

 

はる かおる
 

どうして・・・って、そりゃ、検査する意味が無いからだよ。

 

ナンナン
 

検査する意味が無い❓❓ 何言ってんの❗❓

絶対検査した方がわかりやすいに決まってるじゃん❗

 

はる かおる
 

いやいや、そう簡単じゃないのよ。なんでビタミンAの血中濃度が測定されないのか、その理由を教えてあげるね

 

 

オーソモレキュラー療法で受ける血液検査レポートには、ビタミンAの血中濃度を測定した項目がありません。

 

同じ脂溶性ビタミンである「血中ビタミンD」の測定結果があるのに、ビタミンAの測定結果が無いのは不思議ですよね。

 

では、なぜビタミンAの血中濃度は測定されていないのでしょうか?

 

それは、ビタミンAの血中濃度を測定する意味が無いからです。実は、ビタミンAの血中濃度自体は、測定することが可能です。測定可能ですが、あえて行われていないんですね。

 

それはなぜかというと、ビタミンAは常に一定の血中濃度が保たれる仕組みになっているためです。

 

ビタミンAは肝臓に貯蔵されていて、血中濃度が低くなると肝臓から放出されます。逆に、ビタミンAをサプリメントなどで摂っても、余剰分は肝臓に貯蔵されて血中濃度は上がりません。

 

このような仕組みになっているので、血中濃度を測定しても変動は皆無です。変動が殆ど無いので、測定する意味がほぼありません。

 

もし、ビタミンAの血中濃度が下がるとしたら、肝臓に貯蔵されたビタミンAが枯渇して、重度のビタミンA欠乏症になったときくらいです。

 

このような状態になるのは、何か病気を抱えていたり、吸収障害や代謝障害などを抱えていたりなど、よほどの理由がある時くらいになります。通常は、そこまで低下することはほぼありません。

 

 

なので、ビタミンAの血中濃度を見て

 

「足りた」「足りてない」

 

と判断しても意味が無いんですね。

 

そうではなく、分子栄養学では「需要」で判断する事が大切です。

 

ビタミンAやビタミンDに限らず、ほぼ全ての栄養素は、血中濃度で判断するのでは無く、「需要」で判断する必要があります。

 

この需要とは、生体内の分子を整合するために、「身体はその栄養素をどれだけ必要としているか」ということです。

 

この需要は、血中濃度とイコールではありません。

 

血中濃度を高めたとしても、それで需要を満たしたとは限らないわけです。需要が高いかどうかは、血中濃度以外に、

 

・関連項目

・自覚症状

・生活習慣

・病態の有無

・年齢・性別など個体差

 

を考慮することが大切です。

 

例えば、ビタミンAの需要が高まる例として、「成長期のお子さん」や「妊婦」「授乳中の女性」などがあげられます。

 

ビタミンAは細胞の分化・分裂に関与しているので、細胞の分化・分裂が活発に行われる成長期や妊娠中の女性は、特に需要が高まります。

 

 

この他、

 

・目が乾燥する

・夜盲症がある

・ニキビが出来やすい

・肌が乾燥する

・花粉症やアレルギーを抱えている

・ガンやポリープがある

 

など皮膚や粘膜のトラブルを抱えている方は、ビタミンAの需要が高いと判断する事ができますね。

 

 

また、自覚症状以外に関連項目を見る事も大切です。次のような項目は、ビタミンAの不足と需要を知るのに役立ちます。

 

  • WBC    
  • N   
  • Eo 
  • CRP
  • 赤血球
  • 血小板
  • 血清 フェリチン
  • 総コレステロール
  • コリンエステラーゼ 
  • γ-GPT
  • ペプシノーゲンⅠ 
  • ペプシノーゲンⅡ  
  •  PGⅠ/PGⅡ比
  •  尿潜血反応 
  • Zn
 
これら検査では、免疫力や免疫、臓器の異常、皮膚や粘膜の状態を知ることができ、ビタミンAの不足と需要を知るのに役立ちます。
 
先ほどの自覚症状等を含めて、総合的に需要を判断する事が大切ですね。
 
ただ、ビタミンAは基本的に全世代で摂取量が足りていない傾向にあります。
 
 
需要が高い・低いだけで判断せず、生活習慣や個体差なども考慮し、常に摂取を心がけることが大切です。
「レポートでビタミンAが書かれていなかったら不要」というわけではありませんので、注意して下さい。
 
 
ということで、ビタミンAの血中濃度は常に一定に保たれるため、血液検査では測定されていません。
 
血中濃度を見て「上がった」「下がった」と一喜一憂しながらサプリメントを摂ったりやめたりするのは無意味ですので、絶対にやめましょう。
 
それでは
 

ナンナン
 

なるほど・・・ビタミンAは血中濃度じゃ無くて需要で判断する事が大切なのか💧

 

はる かおる
 

そうだね。ビタミンAに限らず、全ての栄養素は需要で判断する事が大切だよ。オーソモレキュラー療法のレポートは、それを知るためのものなんだ。

 

 

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