どれどれ・・・
ホントだ、順調に上がってるね
いやいや、血中濃度が上がったことと、サプリが要らなくなることには何の関係性もないよ。
血中濃度が上がったからと言って、その栄養素が体内できちんと利用出来ているとは限らないんだ
そうだね、例えば、ビタミンDの血中濃度が上がっていても、ココとココの数値が低いでしょ。これはつまり、ビタミンDを体内できちんと利用出来ていないことを表しているよ。きちんと利用出来ていないと、血中濃度は割と早く上昇するように見える傾向があるんだ。
それを学ぶのが「分子栄養学」だよ。
数値の上がり下がりで一喜一憂するんじゃ無くて、きちんと分子栄養学を学んで実践することが大切なんだ
僕は仕事がら、色々な方のレポートを拝見する機会が多くあります。
そんな中で、
せっかく摂った栄養が体内で活かしきれていないなぁ
と感じる事が多くあります。
大抵の方は、低値だった血液検査結果の数値が上がっただけで、それだけで満足してしまう傾向にあります。
ですが、せっかく摂った栄養も、身体を整えるために使われなければ、全く意味がありません。
分子栄養学は栄養の働きを理解し、自身に足りない栄養素を至適量補給していくことで身体を整えていく学問です。
漠然とただ補給して血中濃度が上がった下がったと一喜一憂するのが分子栄養学では無いんですね。補給した栄養が、身体を作ったり整えたりするために使われて、初めて意味があるわけです。
例えば、ビタミンDは多くの現代人に不足している栄養素です。ケンビックスのオーソモレキュラー療法を受けた方も、大半の方がビタミンDの血中濃度が低値もしくは枯渇状態にあります。
そのような方には、基本的にビタミンDのサプリメントを摂取するようアドバイスされています。そして、サプリメントで栄養アプローチを行っていくのですが・・・まぁ、ここまでは簡単なので皆さん出来ていますよね。
問題なのは、この後です。
ケンビックスのサプリメントで分子栄養学を実践していた方は、2回目3回目の血液検査を受けて、身体の状態を定期的にモニタリングしていきます。
この時に血中ビタミンD濃度が上がっている方も多いんですが・・・血中濃度が上がっていたからといって、そこで満足してはいけません。
重要なのは、
補給したビタミンDが体内できちんと利用されているかどうか
です。
ケンビックスの検査やレポートは、この部分を見るためのものなんですね。
例えば、ビタミンDは体内で活性化されて利用されています。このビタミンDを活性化して利用するためには
マグネシウム
が必要になります。
このマグネシウムがないと、ビタミンDは活性化できずに体内に留まってしまうことが分かっています。
そして、活性化されたビタミンDは体内の何で使われているかというと、様々ありますが1つはカルシウムの吸収と調節に関わっています。
ビタミンDを補給するなら、カルシウムも同時に摂っていかないと、せっかく摂ったビタミンDの仕事が無くて持て余してしまうことになってしまうんですね。
つまり、カルシウムやマグネシウムを十分摂取せずにビタミンDだけをサプリメントで摂取していた場合、例えビタミンD血中濃度が高くなっていたとしても、
それは単にビタミンDが体内で利用出来ていないから溜まっているだけ
かもしれません。
これでは非常に勿体ない。
摂取した栄養素は、身体を作ったり整えたりするために使われてナンボです。血中濃度が上がったことと、それが身体を作ったり整えたりするために使われることは、イコールではありません。
栄養素それぞれの働きを理解し、栄養素が働くために必要な栄養素は、複合的に摂取していくことが大切です。
では、ビタミンDを利用するために必要なカルシウムとマグネシウムが不足しているかどうかは、どこを見れば判断する事が出来るのでしょうか?
ケンビックスのレポートには、血液検査項目に「血中カルシウム濃度」と「血中マグネシウム濃度」を調べる項目があります。
一見するとこの項目でカルシウムとマグネシウムの不足状態が分かるように見えますが・・・
この2つの項目でカルシウムとマグネシウムが足りているか足りていないかを判断してはいけません。
この2つは、主に腎機能や生体恒常性を見るための項目です。なぜかというと、カルシウムとマグネシウムの血中濃度は常に一定を保つよう厳密に調節されていて、この調節は主に腎臓で行われています。
この腎臓機能に問題があると、カルシウムやマグネシウムの調節機能が低下してしまうんですね。なので、血中のカルシウムマグネシウム濃度で栄養状態の過不足を判断する事は出来ません。
そうではなく、分子栄養学では栄養の需要で判断する事が大切です。ケンビックスのレポートも、栄養の不足状態を判断するのでは無く、栄養の需要を判断するためにあります。
例えば、酵素関連項目に「ALP」という数値があります。この数値は、成長期や骨粗しょう症など、骨の代謝や破壊が活発に行われているときに数値が上昇する傾向があります。
このALPが高いときは、骨の代謝や破壊が活発になっているので、その分骨の材料となるカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどがより多く必要であると判断する事が出来ます。
つまり、「栄養が不足しているから足す」のでは無く、「栄養の需要が高まっているから補う」のが正解なんですね。
そして、例えALPの数値が基準値内に収まっているからといって、それだけでカルシウムやマグネシウム、ビタミンDの需要を判断してはいけません。
最終的な栄養の需要は、骨量など体組成で判断する事が重要です。
この骨量や骨密度などが低い場合は、当然ながら栄養が足りていないと判断する事が出来ますし、依然として栄養素の需要は高いと判断する事が出来ます。
この人それぞれ異なる需要状況に対して、その人に合わせた栄養補給を行っていき、最終的には「身体を整えること」が目的です。骨量を上げていくレベルの栄養補給を行うとなった場合、主にサプリメントを用いて補給していくことが基本になります。
このサプリメントで補ったカルシウムやマグネシウム、ビタミンDは、最終的に骨量等に反映して初めて意味があるというわけです。
ちなみに・・・・
ニセ分子栄養学では、食事から必要な栄養を補給すれば良いと言っていることがありますが・・・
食事だけで分子栄養学を実践するのはほぼ不可能です。
絶対に信じないようにしましょう。
また、カルシウムやマグネシウムをサプリメントで補給するとなった場合は、カルシウムやマグネシウムの総合的な補給量に加え、カルシウムとマグネシウムの比率も考慮する必要があります。
例えば、ケンビックスサプリメントでは、カルシウムとマグネシウムが1:1の比率で配合された「カルマグD3」というサプリメントと
カルシウムとマグネシウムが2:1の比率で配合された「カルマグ7」という2種類のサプリメントがあります。
こちらも、身体の状態や目的、需要の状態に応じて使い分ける事が大切です。
ちなみに、カルシウムとマグネシウム、ビタミンDをサプリメントで摂ったからといって、それだけで骨量が上がっていくわけではありません。
骨を作るためにはカルシウムやマグネシウム、ビタミンD以外にも、様々な栄養が必要です。また、運動を含めた生活習慣も重要になります。
このような栄養の補給と整合、身体作りのための生活習慣をあわせた、トータルでアドバイスを行っていくのが、僕ら分子栄養学のプロの役割です。
単にサプリメントを摂って終わりではありませんので、詳しい事については必ず分子栄養学のプロにご相談下さい。
僕らプロから見てると、せっかく摂った栄養が使いこなせていないなぁと思う人はかなり多いよ。
血中濃度を上げただけではあまり意味が無いから、分子栄養学のことはちゃんとプロに相談しながら行ってね
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